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「慣れるまでは戸惑うことばかりだった」コロナ禍で変容する買い物様式、スーパー店員が描く“日常”漫画に反響

 マスクにゴム手袋は必須、ビニールの幕を介してのやり取り、お釣りはトレー越しに受け渡し、営業時間の短縮…など、コロナ禍による影響によりスーパーの様式も大きく様変わりしてきている。そんな中、スーパーで働き、職場の人間模様やお客様とのほっこりエピソードを漫画で発信するInstagramのアカウントが話題になっている。新しい生活様式への切り替えに伴い、変わりゆく日常をどのように見ているのか。作者のあとみさん(@yumekomanga(外部サイト))に話を聞いた。

「大変ね!頑張ってね!」の声が嬉しい コロナ禍で変わりゆく様式に戸惑いも…

 土日の繁忙期は大忙しだが、平日の昼間などお客様の少ない日はレジ員も総出でレジ前のアクリル版を消毒したり、カゴやカートなどを除菌したり、店内のいたるところをピカピカにしているというあとみさん。買い物の様式が様変わりしたが、「慣れるまでは戸惑うことばかりでした」と話す。

――コロナ禍でスーパーの環境もかなり変わっていったと思いますが、実際に経験してみて、どう感じられましたか?
【あとみ】とにかく、レジ前の仕切りとマスクで声が聞き取りにくいのに、ボソッとしか話して下さらないお客様も多くて、ずーっと不便な毎日です。マイバッグにお入れするのは禁止、お釣りを直接手渡すのは禁止等で、慣れるまでは戸惑うことばかりでした。最近はもう、感染の不安感も麻痺してきています…。

――様々な作業が加わり、店員さんとしてはかなり大変ですよね…。
【あとみ】そうですね。ただ、会社から特別手当てが出たり、レジに扇風機を置いてもらえたり、レジで水分補給をしてよくなったり、帰宅時間が早くなったりなど、個人的には嬉しいことも多いです。お客様からの「大変ね!頑張ってね!」といった優しいお声掛けも有り難いです。

微笑ましい子どものエピソード「親御さんと笑い合ったのを思い出す」

――お客様とのほっこりするやり取りも漫画に描かれていらっしゃいますよね。と今まで漫画にしたエピソードの中で、あとみさんが一番和んだエピソードは何ですか?
【あとみ】自分で好きなお話はたくさんありまして、1番を選ぶのは難しいのですが、やはりお子様が絡むといつも和みます。店内で迷子になった子どもさんに、名前を聞くと自分の名前ではなくて親御さんやご兄弟の名前を言ってしまったり、お会計のおつりの計算をしたいと子どもさんが一生懸命考えていらっしゃったり。お子さんが可愛いのと、色んな勘違いがおかしくて、親御さんともあとで笑い合ったのを思い出します。楽しい出来事となりました。

――お客様からの要望などで、ときには様々な無理難題にも応えていらっしゃると思いますが、仕事で一番やりがいを感じるのはどのようなときですか?
【あとみ】お客様からカゴの入れ方を褒めていただいたり、いつも私のレジを探して並んでいると言って下さる貴重なお客様もいらしたり、お褒めの言葉は本当に嬉しいですし、頑張る気持ちと自信をいただきました。

――最後に、今後はSNSでどのようなことを発信していきたいですか?
【あとみ】いつも応援や共感のお声を、有り難い事に沢山いただき、読者様には本当に感謝しております。この先も、このままひたすら今のパート漫画をつらつらと描き続けていきたいと思っています。
PROFILE/あとみ
Instagram:@yumekomanga(外部サイト)
Twitter:@yumekomanga(外部サイト)
Blog:https://ameblo.jp/atomi29(外部サイト)
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