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『Nizi Project』J.Y.Park氏の胸に沁みる金言「真実、誠実、謙虚」 韓国合宿総括【Part 2前編】
◆ミッション2:チームミッション
・マコチーム:マコ(リーダー)、マヤ、リオ
・リクチーム:リク(リーダー)、ユナ、モモカ
・ミイヒチーム:ミイヒ(リーダー)、リマ、アヤカ
・ニナチーム:ニナ(リーダー)、マユカ、リリア、アカリ
練習期間は30日間。ステージの1週間前にはスタッフから「チーム対決」となること、勝利チームは全員キューブを獲得できることが告げられ、組み合わせ抽選の結果、初戦はニナチーム×ミイヒチーム、続いてマコチーム×リクチームの対戦が決まりました。
J.Y. Park氏はVTRで「今回のミッションで必ず確認したいことは“チームワーク”。たとえ個人がミスしたり、少し足りないところがあったとしても、強い協調性が見えたら、それが一番重要な評価基準になります」と評価ポイントを明かしました。
■第1試合 ニナチーム×ミイヒチーム
チーム名:Seaside Fairies
課題曲:『Dance The Night Away -Japanese ver.-』/TWICE
ニナチームのパフォーマンスは0:30〜8:30
迎えた本番。ニナチームが1番手でパフォーマンスを終えると、J.Y. Park氏は真っ先にアカリさんに声をかけます。「初めてアカリさんに出会ったとき、『わっ、本当に僕がプロデュースしたい、教えてみたい人に出会った』と思いました。期待値があまりにも高すぎるから、どんどん失望していったんだと思います。本当にもどかしくて残念でした。しかし今日、アカリさんが本当に上手で、一番大きく見えました。輝くスターがステージを走り回っているような……」。アカリさんは安堵の涙をぬぐいました。
リリアさんに対しては「歌を本当に褒めてあげたい。声に力があって豊かです。音程、リズム、すべて安定的で上手に歌えました」と称賛。マユカさんには「目の前の人を笑顔にする力があります。ヘアスタイル、衣装まですべて本当に妖精みたい」、ニナさんには「その高音はプロデューサーの立場としては大きな武器です。ニナさんが高音のアドリブを歌った瞬間、デビューするグループをプロデュースするときにどれだけ有利だろうかと思いました」と感嘆。「完全に1つのチームに見えました」と褒めちぎりました。
【後攻】ミイヒチーム(ミイヒ、リマ、アヤカ)
チーム名:Sun Rise
課題曲:『Very Very Very』/I.O.I
ミイヒチームのパフォーマンスは17:20〜29:19
ミイヒチームがパフォーマンスを終えると、J.Y. Park氏は声を上げて笑い、「アヤカさんは、僕が知っているアヤカさんと同一人物かな」と切り出します。「腰がそこまで曲がるとは想像できなかったです。本当に体が硬かったのに、腰の角度が僕の予想をはるかに超えていて」と驚き、「ガールズグループのメンバーとして、スターになれるのではないかという確信が初めて持てました」と言わしめるほどの成長ぶりを見せました。
ミイヒさんに対しては「曲によって違う人に見えます。『Nobody』を歌ったとき、『雪の華』を歌ったとき、今日のようにかわいらしい曲を歌ったとき。15歳なのになぜそんな表現ができるのかがわかりません。曲に入り込む能力が本当に優れていると思います」と感服。リマさんには「惜しいところが1つもありませんでした。点数をあげるとしたら100点。ラップがうまいのはわかっていましたが、歌も本当に上手に歌いました」と満点をつけました。
どちらが勝ってもおかしくない対決だったと悩みに悩んだ末、Sun Rise(ミイヒチーム)が勝利。ミッション1で1位になったことでプレッシャーを感じていたミイヒさんはキューブを獲得して涙し、リマさん、アヤカさんと抱き合いました。
■第2試合 リクチーム×マコチーム
チーム名:Heart Maker
課題曲:『Heart Shaker -Japanese ver.-』/TWICE
リクチームのパフォーマンスは9:47〜18:00
「うれしい気持ちはリクさんに対してです。一番衝撃を受けたのは、体をひねる振付の角度。女性らしい表現のダンスもできるとは思いませんでした。歌の実力もどんどん伸びています。高音を出すポイントですべて正確に出せていました」と賛辞が止まらず。「ガールズグループに期待するものをすべて見せてくれました。リクさんが『Nizi Project』にいなかったら、どうなっていただろうという考えが頭によぎります」と成長ぶりに感慨深げです。
一方、チームリーダーとしては「3人が全然1つに見えませんでした。チームミッションなのに、それぞれが個人レベルテストを受けているように見えました」と厳しい評価も。モモカさんに対しては「一言で言うと自信がありません。目の前のカメラや僕にパフォーマンスを見せようとするのではなく、人目を気にしながら試験を受けている感じ」と指摘します。
ユナさんに対しては「JYPで3年も練習してきたのに、このJYPアーティストのダンスをリクさんのほうが何倍も上手に踊れていました。ユナさんはダンスと歌の優れた才能を持っているので才能の問題ではありません。体をひねるとき、角度が3人全然合っていないうえに、ユナさんが一番ひねれていませんでした」と課題点を具体的にあげていき、奮起を促しました。
【後攻】マコチーム(マコ、マヤ、リオ)
チーム名:Mr. お姉さん
課題曲:『Swing Baby』/J.Y. Park
マコチームのパフォーマンスは5:20〜14:16
3人に与えられた課題曲は、24分音符の複雑なテンポで構成される高難易度曲。原曲歌手のJ.Y. Park氏も心配するほどの難曲に大苦戦した3人は、自分たちで振付や構成を考えて本番に臨むことにしました。
純白のパンツスーツで一糸乱れぬパフォーマンスを披露した3人に拍手を贈ったJ.Y. Park氏は、マイクを握ったものの、なかなか言葉が出てきません。ようやく口を開くと「今まだトレーニング期間中で、デビューも決まっていない練習生たちのステージだというのを忘れて見ていました。一人ひとり全員がスターのように見えましたし、腕の角度、動作の速さ、姿勢のすべてが、3人で1人のように見えました」と絶賛します。
リオさんに対しては「声が一番豊かに聞こえました。きついダンスを踊りながらも声量をしっかり維持しつつ、音程まで安定して歌えていました」と評価。見事、ミッション1で指摘された音程の課題を克服しました。続けて、「今回のステージで僕が一番驚いたのは、マヤさんの動きが速く、力強かったこと。目つき自体が変わっていました」と新しい可能性が見られたことを喜びました。
そして、「結果的にここまでのパフォーマンスをするためには3人が仲良くなければいけないし、一緒に頑張って練習をしなければいけません。マコさんが誰よりも心強くメンバーを引っ張ってくれました」とマコさんのリーダーシップを称賛。ミッション2を前に、マコさんが手作りのチーズinハンバーグを2人に振る舞って深めた結束力が実を結び、勝者に与えられるキューブを3人で獲得しました。
チーム対決が終了し、個人順位が発表されます。J.Y. Park氏とトレーナーチームの満場一致でマヤさんが1位に選ばれ、マコさんとリオさんは大喜び。別のチームのリマさんもガッツポーズで称えます。東京合宿ではダンス、ボーカルともに12位で目立つ存在ではなかったマヤさんは「こんなにたくさんすばらしい練習生がいるのに、1位というすばらしい順位を取れて本当にうれしいです」と歓喜の涙にむせびました。
■チームミッション 個人順位発表 ※敬称略
1位 マヤ(キューブ)
2位 リマ(キューブ)
3位 マコ(キューブ)
4位 リク(追加キューブ)
5位 アカリ(追加キューブ)
6位 ミイヒ(キューブ)
7位 アヤカ(キューブ)
8位 リオ(キューブ)
9位 ニナ(追加キューブ)
10位 リリア
11位 マユカ
12位 ユナ
13位 モモカ
チームミッション個人順位発表は15:00〜24:57