ORICON NEWS
15年変わらず続く『ネプリーグ』 クイズ番組激戦区の中で生き残る“強度”の源は
基本ルールは15年変わらず ゲーム対決を主軸に教養との絶妙バランス
対戦形式は、「2チーム制」と「複数チーム制」の2パターン。「2チーム制」では、ネプチューンの3人+ゲスト2人のチームと、ある共通点を持った芸能人チームが競い、「複数チーム制」ではネプチューンの3人がそれぞれキャプテンを務め、3つのチームで戦う三つ巴戦だ。特番枠など、企画によって対戦形式は変わっていくが、基本フォーマットは変わらない。
そして、最大の特徴は“ゲーム性”の高さにある。放送開始当初からある「ファイブリーグ」は、正解が5文字になる問題に5人で1文字ずつ答えていき、1人でも間違えてしまったときの解答の間抜けさが面白い。最もプレッシャーがかかる「ファイブボンバー」は、答えが5つ以上ある問題を順に答えていくが、制限時間30秒が迫ってくるときの緊張感がたまらない。ゲストたちが追い込まれ、答えに詰まった時に思わず漏らす本音が、見どころだったりもする。
問題のレベルは、小学校で学ぶ範囲から大学受験漢字、時事問題など幅広くい。さらには2013年より、予備校講師でタレントの林修が初登場。解答者としてのみならず、問題の解説・監修に携わり(同じように東進ハイスクールの講師が毎回2〜4人出演して、問題を作成・監修を行なったことも)、クイズ番組が乱立する中、“難しすぎず簡単すぎず”、幅広い年齢層が楽しめる絶妙な出題をしている。