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実は「飛び出したら勝ち」だった?45周年『黒ひげ危機一発』ルール変更に至る物語
リアルなコミュニケーションの活性化こそ、『黒ひげ』が背負った使命
池田氏今は情報化社会で、トレンドのサイクルも早い。いかに定番と言っても、世の中に対して常に『ここにいるよ』と声をあげていかなければ、忘れられてしまうのは簡単なことです。『黒ひげ』も基本ラインは45年変わらないのですが、実は毎年のように新商品や新展開を打ち出しています。過去には音声付きや樽が振動するギミックを盛り込んだ黒ひげを発売したことも。また映画やアニメなどの人気キャラクターやマツコ・デラックスさんなど人気タレントの方との"コラボ黒ひげ"も増えています。最近はありがたいことに、『黒ひげとコラボしたい』と逆にオファーいただくことも多いですね。
池田氏現代は家族や友達で集まってもそれぞれがスマホを見ていたりと、リアルなコミュニケーションがなかなか生まれにくくなりました。これからの時代、1つのゲームでワイワイ盛り上がる中で生まれる会話や笑いはますます貴重なものになってくると思います。大げさかもしれませんが、『黒ひげ』もそんな使命を負ったゲームの1つになったのではないかと。私たちも『黒ひげは元気だよ』ということを、これからさらに積極的に世の中に向けて発信していきたいですね。
文/児玉澄子