• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
(更新: ORICON NEWS

仏教を“漫才”で伝える住職コンビが話題 YouTubeデビューでコロナ禍の想い語る

ネタ作りのポイントは「説教くさくならないように」

━━これまではイベント出演がメインでしたが、反響はいかがでしたか?

弘紹さん九州だけでなく、北海道や山口、京都など、ご縁で各地につながっていって、年を追うごとに活動範囲が広がっていきました。学校や社会教育系の研修会に呼ばれことも…。そういう所へお坊さんとして行く機会がなかったので、実は法話に関心をもってくれている方々は多くて、漫才法話によって自分たちはそのハードルを下げることができているのかな、と感じましたね。

━━お寺あるあるなど、観客も共感できるエピソードも印象的です。ネタ作りで意識することは何ですか?

弘紹さん仏教テイストをいれるということと、説教くさくならないようにすることですね。その意味でも言葉選びにはすごく気を遣っています。たとえば、仏教用語は業界用語のようにわからないことも多いでしょうから、必ずボケ役である私が「それってどういうこと?」と聞き返す流れで解説を加えます。それと、誰かを傷つけるネタは絶対にしない。説法のほんの一部分だけを切り取ってかみ砕くとか。あまり多くを詰め込みすぎても伝わりませんからね。

━━YouTubeの「お寺の掲示板」ネタでは、志村けんさんの死去が報じられたタイミングであったこともあり、「だいじょうぶだあ」という言葉にも触れていました。

教顕さんいい言葉ですよね。時代に即した形で進めていかなければいけないと感じていますので、その時々に合った出来事を盛り込んで、伝えています。

━━ステージに登場すると、まずは後ろの仏様に一礼してから漫才がスタートするという流れも印象的でした。仏様の前での漫才は、緊張するものですか?

弘紹さんうーん…緊張はしませんね。実は、画面で僕たちが仏様にかぶらないように、立ち位置がちょっと横にずれているんですよ。

━━カメラアングルや編集、テロップなど見せ方も凝っていますね。

弘紹さんプロの技術を持つ友人に、軽い気持ちでお願いしたら、初日に4台のカメラを持ってきて、こんなおっさん2人を『4Kで撮ります』って言ってくれるんです(笑)。おかげでテンポよく、わかりやすく観てもらえるようになっていると思うので、感謝しています。

あなたにおすすめの記事

 を検索