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イベント中止、スタジオ閉鎖により経済的危機 コロナ禍でレイヤーたちを取り巻く環境も激変

 テレビや雑誌、Webメディアなどで特集を組まれる機会が増え、いまや幅広い層に浸透している「コスプレ」文化。イベントはいずれも盛況で、毎回、大勢のサブカルファンが詰めかけていたが、ここ数ヵ月は新型コロナウイルスの拡がりに伴い、いずれも開催中止に。先行きの見えない、不安な日々が続くなか、コスプレイヤーたちはどのように過ごしているのだろうか? 高校時代からコスプレを始め、コスプレを念頭に置いて就職先を選んだというコスプレイヤー・雨晴ゆずかさんにインタビューを実施。都内の大型イベントにはほぼ参加していたという彼女に、現状に対するリアルな声を聞いた。

“密”余儀なくされるコスプレ活動に打撃……閉鎖に追い込まれるスタジオも多数

――ゴールデンウィーク以降も、未だに多くのイベントが開催中止を発表する状態が続いていますが、ゆずかさんのコスプレ活動には、どのような影響が出ていますか?

【雨晴ゆずか】春先のイベントで着ようと用意していた衣装がたくさんあるんですけど、着る機会がないまま、暑くなってきちゃいましたね。一番の趣味に没頭できず、モヤモヤした日々が続いています。新型コロナウイルスによる外出規制や自粛をきっかけに閉店してしまうスタジオも多くて、これもコスプレイヤーにとっては痛いところですね。思い入れのあるスタジオや、いつか行ってみたいと思っていたスタジオが次々になくなってしまい、悲しい気持ちでいっぱいです。

――スタジオでの撮影を楽しめない…というのは、コスプレイヤーさんにとっては痛手ですよね。ちなみにもし、こうした状況下でもコスプレイベントが開催されていたら、参加していた可能性はありますか?

【雨晴ゆずか】自分自身が感染するのも嫌ですし、私のせいで周りの人たちに迷惑をかけてしまうようなこともあってはいけないので、さすがに見送っていたと思います。特に『コミケ』をはじめ、サブカル系のイベントの場合、開催するとなると日本全国はもちろん、海外からも大勢の方が参加するので、もし実施していたら、感染者数は何十倍にも増えていたかもしれないですよね。そういった意味でも、開催中止を発表されたのは英断だったと思います。

――レイヤー友だちや仲のいいカメラマンからは、現状について、どんな声が上がっていますか?

【雨晴ゆずか】ほとんどの方が現状を受け入れて、活動を控えていますが、なかにはまったく危機感のない人もいて。今でもたまに撮影のお誘いが来たりしています。その際は「こういった状況ですので、騒動が終息して落ち着いたら、また誘ってください」と伝えて、危険な行動は控えてもらうようお願いしています。

初心者へのおすすめは“記録を残すこと”「失敗を見つけることもクオリティアップの道」

  • 雨晴ゆずかさんの”宅コス”

    雨晴ゆずかさんの”宅コス”

――いま現在、コスプレに関してはどういった活動をされていますか?

【雨晴ゆずか】自宅でコスプレをして撮影を楽しむ“宅コス”や、TikTokへの動画のアップ、これまでに撮ってもらった写真のレタッチなど、家のなかでもできる活動を楽しんでいます。いつになるかは分かりませんが、コスプレイベントが再開されるときに向けて、新しい衣装を作ったり、今ある衣装の手直しなどもしています。

――クオリティアップの期間として、この時期を有効活用されていると。ちなみに、ゆずかさんなりのコスプレ上達テクニックはありますか?

【雨晴ゆずか】メイクも衣装制作も慣れないうちはうまくいかず、記録を残したくない…と思いがちですが、コスプレをした際は必ず、写真に撮って残しておくことをオススメします。写真を見返すことで「どこがよくなかったのか?」、「どこを直せば、そのキャラクターらしいメイクになるのか?」ということを検証できますし、似た系統のコスプレをする際、自分自身が経験したメイクの記録は参考になるので!

――うまくいったときだけでなく、失敗時の記録も残しておくことが、後々のクオリティアップに繋がるわけですね。

【雨晴ゆずか】それとコスプレに限らずですが、ふだんから光、角度、表情の3点に気をつけておけば、写真うつりはかなり変わってくるので、覚えておいてほしいですね。特に、自分の顔の“盛れる角度”を把握しておくと、家での自撮りが格段に楽しくなりますよ。

――“盛れる角度”とは、自然と気付けるものなのでしょうか?

【雨晴ゆずか】そういう方もいると思いますが、私の場合は自撮り写真を友だちに見てもらって、良い角度を探してもらいました。“盛れる角度”に合わせてポージングの練習もしておけば、イベントやスタジオで撮ってもらうときも、いい感じの仕上がりになるので、せっかくコスプレに挑戦するからには、自分だけの“盛れる角度”も見つけ出してほしいですね。

――貴重なご意見、ありがとうございます。それでは最後に“宅コス”を検討中の皆さんに向けて、ひと言お願いします。

【雨晴ゆずか】不要不急の外出自粛もあり、今は思うようにできないことがたくさんありますが、そんなときこそ、家にいながら手軽に楽しめる“宅コス”で気分転換をして、ストレスを発散させましょう! コスプレイベントが再開されることになったら、会場まで足を運んでいただいて。その熱気を直に体感したら、ますますコスプレのことを好きになれるはずです。
取材・文=ソムタム田井
雨晴ゆずかさんTwitter:@yuzuka_cos

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