今年で35回目を迎えた『サンリオキャラクター大賞』。ハローキティやシナモロールなど80の人気キャラクターがエントリーしており、投票は後半戦へ。それぞれのキャラクターがTwitterやYouTubeでファンと交流するなど、盛り上がりを見せている。新型コロナウイルスの影響でピューロランドやハーモニーランドが休園する中、今年も例年通りの開催に踏み切った理由とは？　昨年1位のハローキティが語る「キャラクター大賞」への思いと共に聞いた。

開催に安堵　細かすぎるぬりえなど“おうち時間を楽しむ”施策も

――ピューロランドやハーモニーランドが休園中の中、今年も開催となった『サンリオキャラクター大賞』。無事投票スタートとなった今の思いを聞かせていただけますでしょうか。

【キャラクター大賞PR担当（以下、担当者）】今年も無事にスタートすることができて、安堵しています。オンラインで参加できるイベントなので、お家で過ごされているたくさんの方に、好きなキャラクター、懐かしいキャラクターに触れて楽しんでほしいです。

――今年のキャッチコピー「わたしの想い、あのコに届け」はどのように決まったのでしょうか。ほかにも候補があったと思いますが、このコピーに決まった理由は？

【担当者】世界中のお友だちの「だいすきだよ！」「そういえば小学生の時グッズ持ってたよ！」「また会いに行くね」などの「想い」を、お気に入りのキャラクターへの1票に乗せて届けてほしい、というメッセージを込めています。

――オンライン投票がメインの同イベントですが、実施のために今年ならでは施策はありましたか。

【担当者】今年は投票のほかに、さらに楽しんでいただけるよう、オンラインでお届けできるコンテンツも用意しました。サンリオの約80キャラクターが集合する、細かすぎる「ぬりえ」の配信です。「このキャラクターって何色だったかな…？」など思い出しながら、小さなお子さんはもちろん、大人の方にも挑戦してほしいです！

――毎年参加されるファンだけでなく、自宅で過ごす時間が増えたことで投票する人も増える可能性も考えられます。今現在で、SNS等の反応や投票数で例年との変化はありますか。

【担当者】外出自粛の影響かどうかはわかりかねますが、投票開始から3日間のWEBでの投票数は昨年に比べ増加しました。

――休園中のピューロランド内でのキャストやキャラクターの様子を配信したYouTubeに心打たれました。御社として、新型コロナの影響下のなか、「キャラクター大賞」に寄せる思い、サンリオファンへの思いをお聞かせくださいますか。

【担当者】当初は、「キャラクター大賞」を通してファンの皆さんに楽しさやパワーを届けられたらいいなと思っていたのですが、始まってからは、ファンの皆さんがSNSを通して送ってくださるキャラクターたちへの声援に、私たちが逆にパワーをいただいていて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

昨年1位のハローキティ　「最後までキティらしく頑張りたい」

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  休園中のピューロランドで過ごすハローキティ

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  ハローキティの妹・ミミィも今年は参加

　毎年、ファンによるデッドヒートが繰り広げられる「キャラクター大賞」。2014年はマイメロディ、2015年、16年はポムポムプリン、2017年、18年はシナモロールが1位の座に。そして昨年、6年ぶりに王座に返り咲いたハローキティに、今の心境を聞いてみた。

――今年もかわいいライバルとの戦いが始まりますが、意気込みをお聞かせください。

【ハローキティ】去年はたくさんの投票ありがとうございました☆　とっても嬉しかったです。今年もがんばります！

――中間発表のランキングではシナモロールが1位でしたね。今のお気持ちは？　シナモロールは2018年に1位を獲得しているので、今回返り咲きを狙っているかもしれません。

【ハローキティ】シナモンくんも、とってもがんばっていますね。お友だちの状況も気にならないわけじゃないけど、あまり気にし過ぎず、キティも最後まで自分らしくがんばりたいなと思っています。

――妹のミミィちゃんも参加していますね。先輩として初めて参戦するミミィちゃんへひと言お願いします。

【ハローキティ】ミミィにも1票入れたよってコメントもたくさん届いているよ。楽しみながら一緒にがんばろうね。

キティが語るファンへの想い「会えない時でも、思いは届く」

――ピューロランドやハーモニーランドも新型コロナウイルスの影響で休園となっています。休園の間、キティちゃんはどんな風に過ごしていますか。

【ハローキティ】読書、お料理、動画鑑賞など、やりたいと思っていたけど、普段できていなかったことって、実は結構たくさんあったの。普段できなかったことをやるいい機会だと前向きにとらえて、家の中でたくさんのことにチャレンジして過ごしています。

――いつもより、「キャラクター大賞」へむけた活動が制限されてしまう状況ではありますが、投票終了の5月25日まで、どんな活動をしていきたいですか。

【ハローキティ】いまは、みなさんと直接会うことは難しいので、オンラインでコミュニケーションをとれたらな、と思っています。投票もしていただけたらうれしいけれど、それだけではなくて、こんなときだからこそ、みんなとなにげない会話をたくさんできたらなって思っています。

――YouTubeで語っていた「会えない時でも思いは届くから」という言葉にグッときました。すでに投票に参加された方はもちろん、これから参加する方、サンリオファンのみなさんへメッセージをお願いします。

【ハローキティ】みなさん、ほんとうに無理はしないでくださいね。そう願う一方で、いまだからこそ休めない、がんばらなきゃいけないっていうみなさんの存在も感じていて、とても感謝しています。たくさんのメッセージもありがとうございます。会えなくてもみなさんの応援しっかりと届いています。キティも2020年サンリオキャラクター大賞、最後までがんばります。

　5月12日には中間順位のランキングが発表され、速報の順位と同じくシナモロールが1位となり、2年ぶり3度目の総合1位を狙う。6月9日の大賞発表まで見逃せない。外出自粛でできることが制限される中、家にいながらSNSで大好きなキャラクターたちとの交流を楽しむ日々が、1つの癒しに。子どもから大人まで世界中の多くの人々が、いつもと変わらぬキャラクターたちの姿に、力をもらっている。

休園中のピューロランドで過ごすキャラクター＆スタッフの様子に感動

■サンリオキャラクター大賞
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■ハローキティYouTube
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