ORICON NEWS
斬新すぎて “忘れられないの” サカナクションの印象的なMV5選
そこで今回はサカナクションの“印象的なMV”をテーマにアンケートを実施し、そのコメントを取り入れつつ編集部が選びぬいたMV5選をご紹介します!
※ORICON NEWS公式Twitterアカウントにて実施
新宝島
●映画『バクマン。』主題歌など
●監督:田中裕介氏
MVは、70年代後半から90年代後半にかけて放送されたフジテレビ系の人気番組『ドリフ大爆笑』のオープニングを彷彿とさせる内容です。カメラワークやメンバーが踏むステップ、後ろで踊るチアダンサーなど、ふんだんに盛り込まれたドリフの要素が今風にアレンジされています。
アンケートでは、「アナログな撮影でも古さを感じません。ライブでも、MVのサビの前、『おぅ!』のところの動きがファンの定番です!」とファンの方も“丁寧に”説明してくれています。チアダンサーの振るポンポンが少し顔に当たりながらも、何事もなかったかのようにステップを踏むメンバーにも注目です。
夜の踊り子
●モード学園 CM曲
●監督:田中裕介氏
MVの舞台は富士山の麓にある草原。最初はかなり遠目から演奏している様子を映していますが、曲が進行するとともに徐々に寄っていくという独特の手法で撮影されています。ファンからは「だんだんとカメラが山口さんに寄っていくところが好きです」といったコメントも寄せられています。
またメンバーは“かぶき者”をイメージした化粧をほどこし、色鮮やかな和装を身にまとい出演。その傍らには2人の踊り子も加わり、MVの世界観に華を添えています。
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
●東進『16歳の転機』篇 CM曲
●監督:田中裕介氏
MVは「ねじれていく世界」がテーマとなっています。山口一郎さん(Vo/G)が単独で出演していますが、山口さんをイメージした等身大の人形4体を自身の体に棒でつなげて踊るコミカルな場面は、一度見たら忘れられません。楽曲のタイトルにちなみ、ところどころに音楽家・バッハの肖像画が登場するのも忘れてはいけないポイントです。
またチャイナドレスを着た女優の麻生久美子さんが、山口さんとキスをしそうになるシーンも! 場面展開が激しいMVですが、楽曲のメロディーと相まって短編映画を観ているような気持ちになります。アンケートで多くの支持があったのも頷けますね。
years
●Honda「INSIGHT」 CM曲
●監督:山田智和氏
楽曲のリリースから4年後の2015年に発表されたMVのテーマは「都市の感情」。変容のただ中にいる「2015年(今)の東京」を1人の少女が駆け抜けていくという内容になっています。
ファンからは「イントロの幻想的な女性から始まり、白い布を持って走る女性と、日常風景と一郎先生のコラボと曲調があっていて、素晴らしい。夕方に聞くと何とも言えないほど最高の曲です」と感動の声が上がっています。
アルクアラウンド
●アルペン「kissmark」 CM曲など
●監督:関和亮氏
サカナクションのMVに対するこだわりは、既にこの頃から始まっていたと言っても過言ではありません。記者自身もこのMVが登場した時の衝撃は今も覚えています。幕張メッセで撮影されたこのMVは、山口さんが歩くとともに視覚化された歌詞のオブジェが次々と登場します。途中、バラバラだったオブジェがある1点から見ると曲の歌詞として立体的に読めるようになるほか、パラパラマンガのようにページをめくって歌詞を映し出すなど、アイデアがそこかしこに詰まっています。しかも映像がワンカットで撮影されていることも驚きです。
CGや合成技術を一切使用していない点などが評価され、文化庁メディア芸術祭(第14回)のエンターテインメント部門で優秀賞を受賞するなど、各方面から高い評価を得ています。ファンからは「角度によって歌詞に見えるオブジェの前を歩いていく山口一郎さんが印象的でした」「衝撃を受けた!」と絶賛の声が寄せられています。
今回ご紹介したMV以外にも、サカナクションのMVはどれもアイデアが詰め込まれています。外出自粛が続きますが、“おうち時間”にぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。(5月12日掲載)
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。