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1枚数千万円のレアカードも!? “遊戯王愛”を貫くコレクターの信念「すべてのカードに分け隔てなく愛情を」

マニア羨望の一品! 世界で1枚の激レアカードとは?

――数千万円のコレクションのなかでも、ご自身にとって一番思い入れの深いカードはどれですか?
『真紅眼の黒竜』
けい(K)氏このカードは「アジアチャンピオンシップ2000」という20年前の大型国際大会の優勝賞品で、世界にたった1枚しか存在しません。特製の黒いケースに完全に密封されており、通常のカードと違い取り出す事ができない特別なカードです。そして特筆すべきは、原作者である高橋和希先生が、このために特別に描き下した唯一無二のイラストであるということです。大変美しくかつ威厳のあるイラストで、まさしく冒頭で述べました「幻の超レアカード」です!
 世界に1枚ですので相場が存在せず、言い値ですが、現在国内外のコレクター様より驚くべき金額を提示して「譲ってほしい」という依頼が複数件来ております。
 こちらのカードは、ご縁にも恵まれ、優勝者様ならびにそのご家族の方々から直接譲っていただいたもの。今年の初めにコレクションに迎え入れる事になりました。幼少期より最も憧れていたカードであり、私自身も未だに入手できたことを実感できておりません(笑)。
 幼少期よりカタログでしか見た事の無かった憧れのカードであり、入手の経緯も大変思い出深い為、手放す予定はございません。世界チャンプである優勝者様の熱き遊戯王魂を引き継いで、これからも末永く大切にコレクションしていく次第でございます。
『邪神アバター』
けい(K)氏2枚目は、漫画「遊戯王R」という外伝作品に登場するカードです。黒い球体というシンプルかつ非常にインパクトのあるイラストの1枚です。
 遊戯王シリーズには「神のカード」と呼ばれる絶対的な力を有するカードが存在しております。こちらのアバターはその「神のカード」を倒すために創られた「邪神カード」の頂点に君臨し、作中でも危険すぎて「本来は世に出回らないカード」として描かれております。
 作中での圧倒的、絶望的な強さに加えて、前述の作中での希少性がコレクターの私を惹きつける要因となりました。現実のカードでのアバターは、特に高額なカードではなく安価でたくさん流通しておりますが、私のコレクションの中ではマスコットカード的な存在なので、今回ピックアップさせていただきました。発売直後(2007年)に購入した個体を、ずっと大切にしており、対戦にコレクションに幅広く活躍しております(笑)。
『青眼の究極竜/メテオブラックドラゴン/ファイヤーウイングペガサス』
けい(K)氏こちらの3枚は、1999年に開催された全国大会の優勝賞品、準優勝賞品、3位賞品…と思いきやそれぞれの「試作カード」と言われているカードたちとなります。
 それぞれの左下に本来の賞品カードには存在しない「Replica」の印字が施されています。この特別仕様の3枚1セットは当時の大会前に関係者様にのみ数セットだけ寄贈されたと言われており、現市場において最上位クラスの希少性を誇ります。私が長年追い求めていたカードたちであり、数年前に各々をトレードにてようやく入手致しました。私も入手するまでは噂でしか聞いたことがなく、存在自体が都市伝説かと思っておりました。3枚1セットが一度に集まった訳ではなく、各々が別々に舞い込んできた為、運命だったと勝手に思っております(笑)。ファイヤーウイングペガサスのみ、コンディションにやや難がありますが、長年各所を渡り歩いてきた個性として溺愛しております!
――時価にすると恐ろしい金額のカードですが、普段どのようにして保管されているのですか?
けい(K)氏相場100万超えの超高額カードたちは、厳重にケースに入れて信頼できる貸金庫にて保管しております。鑑賞したい時にできないので、ややコレクションという概念から外れてしまうかもしれませんが、災害等万が一の場合を考えての苦渋の決断となりました。他のカードに関しては、自室にて耐火&アラーム付きの金庫にて、こちらも厳重に保管しております。
 加えて、部屋の室温は空調にて年中25℃前後を常時キープし、湿度も空調や加湿器、除湿器を用いて年中常時40〜50%に保っております。多湿はもちろんですが、乾燥しすぎてもカードは大きく反ってしまいます。過度な乾燥が良くないという点は、見逃しているコレクター様が多いので、この機会に情報共有したい次第でございます。

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