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(更新: ORICON NEWS

【マネージャーインタビュー】川田アナマネージャー明かす、関西から全国進出成功の理由と“セントフォース”の掟

“セントフォースはNG多すぎ”は誤解?「恋愛も水着も事務所NGではない」

デビュー当初からセント・フォースに所属している新井恵理那(C)oricon ME inc.

デビュー当初からセント・フォースに所属している新井恵理那(C)oricon ME inc.

――「タレント」と「フリーアナウンサー」の違いは何だと思いますか?

杉本悠太そこの違いがどんどん曖昧になってきていますよね。ただ川田の場合で言うと、彼女はちゃんとニュース原稿が読めて、情報を正確に伝える能力があります。そこは明確に違いがあって、軸はあくまでも「アナウンサー」です。フリーアナウンサーでありながらバラエティにも出させて頂いて、彼女の魅力をどんどん伝えていく。そのスタンスはこれからも変わらないと思います。

――フリー転向からバラエティ露出が多かったのは川田さん本人のご意向ですか?

杉本悠太そうですね。まずは本人が何をやりたいのかを最優先しています。報道かバラエティか、しっかりコミュニケーション取りながら、その人の才能やスキルによって色んな分野で活躍してもらっています。

『ダウンタウンなう』出演時には「事務所のNGが多すぎて辛い」と吐露していた岡副麻希アナ(C)ORICON NewS inc.

『ダウンタウンなう』出演時には「事務所のNGが多すぎて辛い」と吐露していた岡副麻希アナ(C)ORICON NewS inc.

――以前、『ダウンタウンなう』の中で「事務所NGが多すぎる」と岡副麻希さんが言っていましたが…。

杉本悠太あれは耳が痛かったですね(笑)。でも、特に“事務所NG”があるわけではなくて、全員に厳しいわけでもないんですよ。恋愛も禁止ではなくて、人それぞれです。守ってあげなきゃという想いもあり、ああしてこうしてが多いのかもしれないですね。
  • これまで水着ショットも披露している新井恵理那(C)ORICON NewS inc.

    これまで水着ショットも披露している新井恵理那(C)ORICON NewS inc.

  • 清潔感あふれるセントフォース所属・皆藤愛子アナ(C)oricon ME inc.

    清潔感あふれるセントフォース所属・皆藤愛子アナ(C)oricon ME inc.

――意外と事務所NGは特にないのですね。

杉本悠太そうですね。新井恵理那や岡副はこれまで水着にも挑戦していますしね。ただ、何事においても「清潔感」というのは大事にしています。あとは、「視聴者を不快にしないこと」。アナウンサーやキャスターはニュースを読んだり情報を伝えたりするのが仕事なので、髪型やメイクについてアドバイスしたりすることはあります。ころころ髪型を変えすぎたり、メイクを濃くしたりすると、そちらに目がいってしまって情報が入ってこないので。

――確かに、「セント・フォース=清楚」というイメージがあります。今後、マネージャーとしてやっていきたいことはありますか?

杉本悠太まずは川田の出産が無事に迎えられること。今後は、今までとはまた違うステージにいくと思うので、新たな魅力を伝えられるようにしっかりサポートしていきたいと思っています。この4年、川田の担当になってたくさんの事を経験することができて、彼女には本当に感謝しています。色んな事を教えてもらって、すごく勉強になりました。僕らの仕事はその子の魅力を伝え、その子と全力で向き合うこと。でもそれは当たり前のことで、それ以上の何かを伝えられるマネージャーになりたいですね。伝えるというより「還元」。事務所のためにも、所属している人のためにも、僕が経験したことをどんどん「還元」していきたいと思っています。

 タレントやアナウンサーが所属先を変える際、内内に次の所属先を決めてから退社手続きを進める例は往々にしてあるが、川田はきちんと読売テレビに退社の了承を得て、初めてセント・フォースに連絡をしたという。現在の夫となる男性とお付き合いを始めた際にも、マネージャーにちゃんと報告をしてくれたとのことだ。そういった誠実さが周囲の信用に繋がり、それがテレビ越しにも伝わり、今日の活躍に至っているのだろう。
  • 本の出版やドラマ出演など、年々活躍の場を広げる川田裕美(C)ORICON NewS inc.

    本の出版やドラマ出演など、年々活躍の場を広げる川田裕美(C)ORICON NewS inc.

 セント・フォースだけでも100人以上のフリーアナウンサーがいる中、川田のように地方局から全国区に進出し、フリーアナウンサーとして人気を確立した例は極めて少ない。宮根誠司も、彼女が最初にフリー転向を相談した際には反対したという。それでも「挑戦したい」。その強い意志と丁寧な仕事ぶりで、見事に全国的な人気を得た川田裕美。その活躍が、関西を始め、地方局で働くアナウンサーにとっても、希望の光であり続けてくれることに期待したい。


(取材・文=山本圭介)

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