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ORICON NEWS
美容インフルエンサーとしても活躍する元医療事務美女「レイヤー向けスキンケアのプロデュースも夢」
美容の仕事も兼務する美肌レイヤー「肌は無加工でアップできる…というのも私の強み」
【花宮いのり】コスプレイヤーとしては、企業の公式レイヤーや、撮影会モデルのお仕事をさせていただいています。Instagramを始めてからは美容系インフルエンサーとしてのお仕事も多くいただいています。これらの仕事と並行して、平日はイタリアンレストランでも働いています。
――飲食のお仕事もされているんですね。
【花宮いのり】ありがたいことに、今はコスプレやインフルエンサーとしてのお仕事で生活が成り立っていますが、それしかない暮らしを続けていると、生活のリズムが崩れてしまう…と不安になって。平日の昼間は外に出て働いたほうが、世の中の流れも分かるし、社会人としての感覚も身に着くと思ったので、時間の融通が利きやすい職場を見つけて、そちらでも働かせてもらっています。
――コスプレとインフルエンサーのお仕事は、どちらを先に始められたのでしょう?
【花宮いのり】2017年の秋くらいから、趣味としてコスプレ活動を初めました。そこで仲良くなった友だちから、「TwitterだけじゃなくInstagramも始めたら?」と勧められて、もともと興味のあった美容に関する投稿をしていたら、美容関係のクライアントからお仕事の相談をいただけるようになったんです。
【花宮いのり】専門学校を出てすぐ、医療事務の仕事をしていたときですね。最初は軽い気持ちで始めたんですけど、イベントに参加したとたん、一気にハマってしまって。それからはほぼ毎週末、都内でやっているコスプレイベントに遊びに行くようになりました。撮影会やインフルエンサーとしてのお仕事の話をいただくようになったのも、ちょうどその頃です。
――医療事務のお仕事と両立していたのですね。
【花宮いのり】はい。ただ、だんだんと副業の方が忙しくなり、時間の調整も難しくなってきて…。いろいろ悩みましたが、「今しかできない仕事だし、悔いのないようにしたい」と覚悟を決めて、コスプレや美容のお仕事の比重を重くして取り組むようになりました。
――もともと、スタイルや美肌には自信があったんですか?
【花宮いのり】いえいえ、そんなことはなくて(笑)。とはいえ、もともと美容には気を使っていて、特に肌の手入れにはこだわっていたので、そこを評価していただけたのは嬉しかったですね。最近だと、韓国の美容法をいろいろと試していて、つい先日も顔中に針を刺す施術を受けてきました。
――お肌、とてもきれいですもんね。ご自身のコスプレイヤーとしての強みや特徴はやはりお肌ですか?
【花宮いのり】ふだんから美容には気をつけているので、肌は無加工でアップできる…というのも強みかもしれないですね。ほかには、友だちやカメラマンさんからは、よく「大人っぽいキャラクターが似合うね」と言われます。『オーバーロード』のアルベドのコスプレをしたときは評判も良かったですね。
第一の目標“公式コスプレイヤー”は達成済み「新たな目標を見つけるために活動を続ける」
【花宮いのり】生まれも育ちも日本なので、中国語はほとんどしゃべれないんですけど、アジア圏の大型イベントに、ゲストとして招待していただいたことがあります。
――その際、日本のコスプレイベントと違いを感じたところはありましたか?
【花宮いのり】ショッピングモール内でのイベントだったんですけど、いたるところでコスプレイヤーが食事や買い物をしていたのにびっくりしました。ホテルでコスプレ衣装に着替えて、そのままの格好で会場までやってくる人も大勢いて。一般のお客さんも見慣れた光景なのか、ぜんぜん気にすることなく普通に接していて、その“生活の中にコスプレが溶け込んでいる”感じがすごく印象に残っています。
――日本人のコスプレイヤーということで、注目される場面もあったのでは?
【花宮いのり】そうですね。Instagramで私をフォローしてくれていた女の子が会いに来てくれたんです。ぜんぜん違う文化圏の方にも存在を知ってもらえて、いっしょに写真撮影をしたら、すごく喜んでもらえて。「私、いま国際交流しているな」って実感できました(笑)。
【花宮いのり】コスプレを始めた当初は「企業の公式コスプレイヤーをしたい」という目標に向かって頑張っていましたが、今は新しい目標を模索しているところです。新たな目標を見つけるために活動を続けているとも言えるかもしれないです(笑)。
――“新たな目標を見つけるために活動を続ける”という発想は独特ですね。いまコスプレイヤーとして、とくに頑張っていることはどんなことですか?
【花宮いのり】もちろんいただいたお仕事はすべて頑張っているのですが、月1くらいのペースで開いている撮影会が一番かな。毎回、予約の受付を開始してから1分も経たないうちに、全枠が埋まっているんです。なかには新幹線や飛行機を乗り継いで、遠方からわざわざ来てくださる方もいて。そこまでして会いに来てくれる皆さんには、少しでも楽しい時間を過ごしてもらいたいと思っているので、そのための演出や空間づくりには、毎回かなりこだわっていますね。
――趣向を凝らした撮影会を行うことが、新たな目標になりつつあるわけですね。
【花宮いのり】それまで一度もカメラに触れたことがないのに、「撮影会に参加したいから」という理由で、機材一式を買い揃えて、遊びに来てくれる方もいて。そうして、人の生活や趣味に多少なりとも影響を与えられる存在になれた…ということに、今はすごくやり甲斐を感じています。「撮影会に参加することを楽しみに、毎日の仕事を頑張っているよ」と言ってくださる方もいて、本当にありがたいですね。
――貴重なお話、ありがとうございます。ちなみにインフルエンサーとしても、今後挑戦してみたいことはありますか?
【花宮いのり】どこまでの規模の活動ができるかは分からないですけど、将来的にはコスプレイヤー向けのスキンケア製品のプロデュースなどもやってみたいですね。コスプレがきっかけで始めたお仕事でもあるので、そこで得た知識や経験は、コスプレ業界にも還元したい…という思いはあります。実現できるのは、まだまだ先になると思いますが、それも活動を続けていくうえでの目標のひとつですね。
花宮いのりTwitter:@inori_0118