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ORICON NEWS
1本で理想の女性に近づく“魔法” 夏焼雅が一生愛する神リップ3選
撮影:田中達晃/Pash 取材・文:若松正子
「女の子でよかった」手元にあるだけでハッピー
夏焼雅小さい頃からなぜかリップがすごく大好きでした。唇って女性らしい部分ですし、ずっとリップに憧れのようなものを抱いていたんです。大人になって、いろんな種類を見比べながら自分で買えるようになったときは本当にうれしくて、「女の子でよかった!」って感動して。そこからリップを集めるようになりました。
夏焼雅何歳かは覚えていないですが、最初は多分、マクドナルドのハッピーセットについていたおまけだったと思います。あとは母のリップを勝手に使ったりもして。初めて自分用に買ってもらったのはハロー!プロジェクト・キッズオーディションに合格した10歳のとき。透明のリップを買ってもらったんですけど、ひと塗りで唇が“キラッ”“つるん”とするのがすごくうれしくて。「ママと同じだ」ってちょっと大人になった気がして、お出かけするときは絶対持ち歩いていたのを覚えています。
夏焼雅ハロプロでライブやイベントをやっていた頃は10本以上持ち歩いていて、「なんでこんなに持ってんの? 1日で使うとしても1本か2本じゃん?」って、よく言われていたんです。自分でも「こんなに持ってきてどうするんだろ?」みたいな(笑)。
最近は3本くらいに減らしたんですけど、ただ手元にリップがたくさんあるだけでハッピーだし、満足するんですよね。気分によってすぐに色を変えられるから、それだけでハッピーになっちゃう。ライブのときはステージの袖に何本も置いて、衣装チェンジのたびに変えたりもしていました。
夏焼雅少ないときで5本くらい、だいたい10本ぐらいかな。「今日は洋服買いに行こう」と思って出かけても、絶対にコスメを見て帰るんですよ。「今日は買わない」と思っても、結局何かしら買ってしまう。コスメの中でもリップ率が高くて、日々見て試して買っています。私は肌が弱くて、合わないものをつけると唇が荒れたりかゆくなったりしてしまうので、試して大丈夫だったものはつい買ってしまうんですよね。
夏焼雅今日もそうですが、最近はオレンジブラウン系の色にハマっています。自分ではもっと赤いのもつけたいと思うんですけど、落ち着いた色のほうが似合うと言われたので、人の意見はちゃんと聞いておこうかなと。それにメイクは他の部分に色をいっぱい入れているので、バランスを考えて口元は派手になりすぎないようにしています。
夏焼雅かぶります(笑)。でも、それぞれちょっとずつ違うから、つい買ってしまうんですよね。他のコスメアイテムはそこまでひんぱんに変えないけど、リップだけは新しいコスメブランドや新色を見つけると「これは試すしかない」って衝動的に。自分に似合わないかもと思っても、とりあえずチャレンジしたくなってしまうんですよね。
夏焼雅くるくる回転するケースに入れています。お店みたいにしたくてネットで探して買ったんです。そこに収納できないものはクリアの引き出しに入れていますが、買ったものの使っていないリップもたくさんあって、入りきらない分は実家に送ったり、PINK CRES.のメンバーにあげたりしています。
――愛用しているリップをつけることによって、肌の弱さやコンプレックスなどを克服できたりするものですか?
夏焼雅私は上唇が薄いんですけど、リップでぷっくり見せることができてコンプレックスを克服できました。撮影でも少し幅広にしたりして唇の形を変えられるのも楽しいですし、助けられていますね。
夏焼雅が一生愛する「ベストリップ3選」
Samantha Thavasa(サマンサタバサ)
リップケアジャム #05
私は唇がすごく荒れやすくて、一時期は表面がウロコみたいにめくれてきてしまってショックを受けていたんですね。でも、そんなときに唯一、色がきれいについてしっとり潤ったのがこのリップでした。
夏焼雅まさに救世主リップです。最近はずっと使っていて、今日もこれをつけているんですよ。出会ったのは最近ですが、ヘビロテリップの仲間入り。ずっと使っていきたいと思っています。
3CE(スリーシーイー)
ムードレシピ マット リップカラー #909
何よりいいのはパサパサしないところ。マットリップは重ね塗りするとクレヨンみたいになりがちですけど、これはきれいに色が出ますしすごく使いやすいです。しかもつける量によって、かわいくなれたり、大人っぽくなれたり、重ね塗りするとクールな印象になったりと、1本で変身できちゃうんです。
CHANEL(シャネル)
ルージュアリュール ヴェルヴェット #58ルージュ ヴィ
夏焼雅ひいおばあちゃんが使っていたシャネルのリップを小さい頃にもらって、そのとき私は「このブランドを使い続けたい」って思ったんです。しばらくそれを使っていたら母が「それは色が地味だから、こっちを使っていいよ」と言って、赤のリップ(#58 ルージュ ヴィ)を使わせてくれたんですね。
これがまさに私が思い描いていた理想の女性が使っているリップだったんです。中学生のときに誕生日プレゼントで自分用に買ってもらって、それ以来ずっと使っています。
夏焼雅ちょっとくすんだ色合いが絶妙ですよね。使い始めた頃は普段使いをしちゃいけないと思っていて、気合いを入れたいとき、例えばライブでめちゃくちゃ緊張している日や絶対きれいに撮ってほしい撮影のときなど、大切な日だけ使っていたんです。つけるとちょっと自分がレベルアップしたみたいな感覚になって、「今日は大丈夫!」という気分にさせてくれるんです。
夏焼雅ちょっとくすんだ色合いが絶妙ですよね。使い始めた頃は普段使いをしちゃいけないと思っていて、気合いを入れたいとき、例えばライブでめちゃくちゃ緊張している日や絶対きれいに撮ってほしい撮影のときなど、大切な日だけ使っていたんです。つけるとちょっと自分がレベルアップしたみたいな感覚になって、「今日は大丈夫!」という気分にさせてくれるんです。
――“格上げの1本”ですね。
夏焼雅「お守りの1本」でもあります。最近ではお仕事でもプライベートでも普通につけているんですけど、すっぴんにこれだけ塗っても華やかな感じになって自信を持てるんです。シャネルのリップってバッグに1本入っているだけで気分がアガるじゃないですか。その特別感がほしくて、学生の頃はお小遣いを貯めて頑張って買ってきました。今もなくなるたびに買いに行っていますが、これからも日々持ち歩いて、一生大切に使いたいと思っています。
PINK CRES.ではリーダー兼マネージャー!?
夏焼雅こういうレトロっぽいものも好きなので、また新しいジャンルに挑戦できて楽しかったです。ミュージックビデオは昔の女優さんが出ている映画のような雰囲気で、ずっと憧れていた世界観を表現できてうれしかったです。
ただ、とにかくアップテンポな曲なのでレコーディングは噛み噛みで大変でした(笑)。キーも自分が歌いやすい音より高めなので、歌う前から不安になってしまって。ディレクターさんに「夏焼は自信がないと声が小さくなる」ってすぐにバレて、何テイクも録り直したんです。
すぐ(声が)シュンとなっちゃうんですよね(笑)。これまでやってこなかったヒールダンスにも苦戦しました。女性らしい動きが多いダンスで、立ち方ひとつにしても体重をどこに乗せるか、ふっと後ろを振り向く瞬間は目線を残して肩を上げるといった細かい部分の調整がものすごく難しいんです。歌もダンスもトータルで苦戦したイメージがあるんですけど、その分、やり切った達成感と充実感もありますね。
夏焼雅この歳でメジャーデビューというのが自分ではめちゃくちゃ不思議な感覚というか。改めて気持ちが引き締まる部分もあるし、いろんな想いが湧いてくるんですよね。私はこれまでやってきた歴も長いので、ここでまた新しい自分を見せられるかなというプレッシャーも感じています。
夏焼雅ハロプロにいるときは、女の子しかいない中でバチバチとライバル意識を燃やしながら同じステージに立って、何十人の中で誰よりも目立ちたいという気持ちでした。それに、以前は苦労や努力している姿も見せたくなかったし、見せる必要もないと思っていたけれど、今はリハーサルとかで汗を流している姿も、素の私として出していいのかなと思うようになってきました。
自分が目立ちたいという気持ちも今ではあまりなくて、むしろPINK CRES.のメンバー2人(小林ひかると二瓶有加)が今後どうなっていくんだろうという楽しみのほうが大きいです。私が2人を支えてあげられたらいいなという気持ちも強くて、スタッフには「夏焼が2人のマネージャーみたい」ってよく言われるんです(笑)。2人にはPINK CRES.以外のお仕事にもチャンレジしてもらいたいし、いろんなフィールドで活躍してほしいなって思っています。
夏焼雅「魔法」です。大人っぽくなれたり、かわいくなれたり、セクシーになれたり、コンプレックスを解消してくれたり……。私を輝かせてくれる本当に大切なアイテムです。
プロフィール
夏焼雅(なつやき・みやび)
1992年8月25日生まれ、埼玉県出身。2002年6月、ハロー!プロジェクト・キッズ オーディションに合格。04年3月にBerryz工房として、07年10月には嗣永桃子、鈴木愛理とともに結成されたユニット・Buono!でもデビュー。15年3月にBerryz工房が無期限活動停止したことに伴い、ハロー!プロジェクトを卒業した。同年7月に「夏焼雅新グループオーディション」を行い、16年8月、合格者の小林ひかる、二瓶有加とPINK CRES.を結成。アルバム2枚、シングル1枚のリリースを経て、今年2月26日、2ndシングル『ルーレット』でメジャーデビューした。アパレルブランド「PIMMY」をプロデュースし、女性ファッション誌『ViVi』の公認インフルエンサー「ViVigirl」としても活動中。
夏焼雅(なつやき・みやび)
1992年8月25日生まれ、埼玉県出身。2002年6月、ハロー!プロジェクト・キッズ オーディションに合格。04年3月にBerryz工房として、07年10月には嗣永桃子、鈴木愛理とともに結成されたユニット・Buono!でもデビュー。15年3月にBerryz工房が無期限活動停止したことに伴い、ハロー!プロジェクトを卒業した。同年7月に「夏焼雅新グループオーディション」を行い、16年8月、合格者の小林ひかる、二瓶有加とPINK CRES.を結成。アルバム2枚、シングル1枚のリリースを経て、今年2月26日、2ndシングル『ルーレット』でメジャーデビューした。アパレルブランド「PIMMY」をプロデュースし、女性ファッション誌『ViVi』の公認インフルエンサー「ViVigirl」としても活動中。
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。(3月13日掲載)
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。