(更新:)
ORICON NEWS
「少女のマッチが売れなかったのはなぜ?」“光と闇のギャグ漫画”作者に聞くこだわり
根底にあるのは“笑わせるのが好き”「コマ数が決まっているのはむしろ楽」
【ぺろ川】年齢は20代で普段は会社員として生活をしています。趣味は4コマ漫画とゲームです。
――漫画を描き始めたきっかけは何でしたか?
【ぺろ川】2年位前、ふざけて描いた漫画を友人に見せたところ、それで笑ってくれたのが嬉しくて。そこから漫画を描くようになりました。その当時から作風は今とあまり変わらず、闇深めな内容だったと思います。
――どうしてギャグ漫画を描こうと思ったんですか?
【ぺろ川】自分自身、おもしろいことが大好きで、尚且つ人を笑わせるのも好きだからです。Twitterで上げている作品は、“光と闇のギャグ漫画”と言われています(笑)。
【ぺろ川】私はコマ割りができないから4コマを描いているところがあるので、むしろ楽なだと感じています。それに、いつも自分が描きたいように描いているので、あまり大変さは感じてないですね。
――創作表現をするうえで気を付けていることがあれば教えてください。
【ぺろ川】伝わりやすい表現を心がけています。あと、画面を見やすくしようということと、目に優しい色を選ぶようにしています。
――毎日のように漫画をアップされていますが、更新頻度は決めていますか?
【ぺろ川】自分の思いつくままにマイペースに描くのを続けていた結果そうなっただけで、アップする頻度は決めていないんです。ただ、更新しない日が続くと、気になることはありますね。
――漫画を描く上で影響を受けた作家や作品はありますか?
【ぺろ川】実は漫画はあまり読まなくて。どちらかと言うと過去にテレビで観たお笑い番組から影響を受けている気がします。
――ネタはどこから仕入れるんですか?
【ぺろ川】仕入れ先はとくになくて、ふとネタが思いつく感じです。それと自分自身の過去の経験が合わさって、結果作品として表現できているのかなと思います。
無職時代に生活の足しにしようとLINEスタンプを制作「漫画作るよりもキツイ(笑)」
【ぺろ川】『読み込み中…』と『マッチ売りの少女』はたくさん読んでいただいたと記憶しています。『読み込み中…』はTwitterならではの仕掛けがあったこと、『マッチ売りの少女』は言葉遊びのチョイスが良かったのかなと分析しています。
――SNSで作品を公開するようになった経緯を教えてください。
【ぺろ川】はじまりはスタンプからなんです。当時は無職で、生活の足しになればいいなという理由からLINEスタンプを作り始めました(笑)。その後会社員になったあともスタンプ制作は続けていて。『ざらし』というアザラシをモチーフにしたキャラクターのLINEスタンプを作ったときに、できるだけ多くの人に『ざらし』に愛着を持ってもらいたくて漫画を作って、SNSで作品の公開を始めたんです。
――LINEスタンプも『ざらし』を中心にたくさん販売されていますが、反響のほうはいかがですか?
【ぺろ川】正直言うと、あまり売れてないですね。ただ漫画の影響なのか、『ざらし』のスタンプは買った方から「使い勝手が良い」という話を聞くので、嬉しいことですね。
――LINEスタンプの制作と4コマ漫画の制作経験から両者に共通する部分は感じますか?
【ぺろ川】個人的にはないと感じています。LINEスタンプはひたすらイラストをたくさん描かなくてはいけないので、漫画作るよりもキツイです(笑)。
【ぺろ川】メリットはすぐに見てもらえて、反応もいただけるところ。デメリットに関してはとくに感じたことはないです。
――フォロワーからの声は気にしますか?
【ぺろ川】気にしますね。第三者に見てもらうことによって、自分では気付けなかった部分をコメント等から知れるので、フォロワーの声は参考にさせてもらっています。
――フォロワーからの反応で印象に残っているものはありますか?
【ぺろ川】それまで私は4コマ漫画って1回読んで終わりというものだと認識していたんですが、あるフォロワーから「おもしろくて何回も読み返しています!」と言ってもらったことがあって。その言葉は今でも心に残っていますね。
――最後にこれからの目標を教えてください。
【ぺろ川】これからも自分らしく、自分の色を見失わずにマイペースにやっていきたいです。それと、手を描けるようになりたいです。