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元アイドルにして社長、異色シンガー・ソングライター里咲りさの「自分を成長させる」方法

里咲りさ

 元アイドルで、シンガー・ソングライター兼“社長”という異色の経歴を持つ里咲りさ。1月29日にはニューアルバム『スパーク』を発売するが、そのジャケットデザインにも関わり、自身の思いを詰め込んだ作品が出来上がった。そんなバイタリティーあふれる彼女が、「自分を成長させてくれる」と“相棒”に選んだものとは? アルバムやジャケットデザイン、そしてクリエイターとしての矜持を語ってくれた。

アーティストであり社長、異色の経歴が活動に役立つ

里咲りさ

 21歳のとき、自らアイドルグループ『少女閣下のインターナショナル』を立ち上げ、運営兼メンバーとして活動。グループ休止後はシンガー・ソングライターとしてソロ活動を行う一方、音楽レーベルと事務所の経営も行う里咲りさ。異色の経歴を持ったクリエイターだ。

 「肩書も、シンガー・ソングライターはもちろんなのですが、“社長”もすごくしっくりきます。関係者の方も、ファンの方も、私のことを「しゃちょー」って呼んでくださるんです。新橋を歩いていて“社長”という言葉が聞こえてくると、私かな? と思って返事してしまうくらい(笑)」

 幼少の頃からアートや音楽などに関心があり、「中学生のとき、自分で脚本を書いて小山薫堂さん(放送作家・脚本家)の事務所に持ち込んだことがある」というように、放送作家を目指していたこともあるという彼女。裏方の仕事に興味があり、“半分社長、半分アーティスト”というダブルワークは彼女にとって、もっとも最適なバランスなのだという。最大のメリットは、社長として吸収したことをアーティスト活動に生かせることだ。

 「地味な社長仕事もたくさんあって、『そんな時間あるなら曲書きなよ』、となるかもしれないのですが、そういった経験がすべて自分の音楽制作にも生きています。アーティストとしての自分の状況を客観的に把握して、『配信が好調だから力を入れよう』などの判断も早くできるし、次に打つべき施策がわかる。流行の移り変わりはすごく早いので、活動の大枠を持ちながら、常に修正を続けています」

発売延期したアルバム、「100%私が納得したものを届けたい」

里咲りさ

 そんな里咲りさが、4月から3ヵ月連続で新曲を配信リリース。9月25日にはバースデーライブを行うなど2019年も順調な活動を継続してきた彼女は、1月29日にアルバム『スパーク』を発売する。「アルバムを手にしてくれた方に100%私が納得したものを届けたい」という思いから、リリースを1ヵ月半延期した本作のテーマは、“聴いた人にフラットで穏やかな気持になってほしい”。このテーマが生まれたきっかけは、2017年に行われた大規模ライブハウス(2000人キャパのZepp DiverCity TOKYO)での単独公演だった。

 「ライブをやりたくて会場を押さえようとしたら、『イベンターか制作会社を通さないと貸せない』と言われて。どうしても諦められず、住民票や預金通帳のコピーを持って直接頼みに行ったら、『個人でそこまでやる人はいない』と、特例で貸してもらえたんです。ただ、満員にすることが条件だったから、1年かけてがむしゃらにプロモーションしました。ファンの方に協力してもらったり、“会議イベント”を開催して『損益分岐点まで、あと〇席!』と煽ったり(笑)。どうにかライブは成功したんですけど、だいぶ消耗してしまったので、次のアルバムはホッとする感じがいいなと思ったんです」

 穏やかなサウンドを奏でるために、クラシックギターを導入。メジャーアーティストのライブにも参加しているミュージシャンをレコ―ディングに呼ぶなど、音にもこだわった本作。『スパーク』というタイトルには、「私の音楽を聴いて、暗い気持ちをパッと明るくしてほしい」という願いが込められている。

 「私もそうですが、仕事で失敗したとか、失恋したときに音楽を聴くと、すごく沁みると思うんです。そういうときに私の曲を聴くことで、少しでも明るい気持ちになってもらえたらと、パッと輝きが灯るようなアルバムになるようにという思いで『スパーク』というタイトルにしました。私のなかには常に『やってやるぞ!』という煮えたぎる感情もあって。その思いも込めています」

 20代にして“社長”と呼ばれ、個性的なクリエイティブを発揮している彼女。以前は「アーティストとして認められたい」という気持ちがあったというが、現在は「すべてが自分の表現」というスタンスになったとか。

 「表現方法は一つじゃないと思うんです。生き方、スタイル、発言なども含めて自分だし、どこから入ってきてもらってもいいかなって。『この子、社長やってるんだ』という興味から、曲を聴いて好きになってくれた方も多いし、いろいろ表現があったほうが面白いと思っています」

★里咲りさ、クリエイターとしてのこだわりを語る! 詳しくはこちら(外部サイト)

ジャケットデザインにも参加、フォトグラファー・クロカワリュート氏とのコラボは?

 多岐に渡る活動によって“里咲りさ”を自らブランディングしている彼女。アルバムのジャケットのデザイン、アーティスト写真なども、基本的に自分でディレクションしている。

 「同じ時期のアートワークには統一感があったほうがいいんですが、協力してくれるデザイナーやカメラマンなどのスケジュールもあるし、難しいこともありますね。気を付けているのは、そのときに自分がやりたいことを明確に示すことです。言葉や絵、音など、いろいろな手段でできる限り伝えるようにしています」

 アルバム『スパーク』のジャケットデザインは、フォトグラファーのクロカワリュート氏が手がけた。背景は穏やかな風合いのイエロー。クラシックギターを抱えた里咲のナチュラルな表情を捉えた写真は、両者の綿密なコミュニケーションによって生まれた。

 「クロカワさんは、ポップなパッケージングが素晴らしくて。いままでの自分にはなかったテイストだし、ぜひ一緒にやってみたいとお願いしました。私のこれまでの活動、今後の方向性を踏まえた上でデザインを提案していただいたのですが、親しみやすい仕上がりになったと思います」

 ジャケットデザインの制作は、マウスコンピューターの『DAIV』を使って行われた。「データの読み込みや、プレビューの表示スピードもすごく速かったんですよ。だから、写真のセレクトもスムーズに出来て、そのぶん色味や質感の相談に時間をかけられました」と語る。

普段から『DAIV』を使用、高スペックのPCが自分を成長させる

 普段から『DAIV』を愛用しているという彼女。使い始めたのは、自身で立ち上げたレーベルを法人化したときだという。「自分がやりたいことを形にするためには、自分用にカスタマイズできて、より高いスペックのパソコンが必要」という基準に合っていたのが『DAIV』。高水準の性能を持ちながら、他の製品より手に入れやすい価格だったことも良かったそうだ。

 「用途としては、楽曲の管理、映像や写真の制作などです。以前“家電量販店アイドル”(家電量販店に勤務する女性で結成したアイドルユニット)をやっていたことがあって、実際に家電量販電に勤務して、パソコン売り場担当でパソコンを売っていました。突き詰めるタイプなので、ものすごく勉強をして。それ以来、パソコンに詳しくなって (笑)。自分のパソコンをどこで買おうかと悩んだ時に、真っ先にマウスコンピューターさんに決めました。サイトで『これを積もう、これは私には要らないな』と選びながらカスタマイズしていけるのが楽しくて。画面も見やすいし、操作性もすごく良くて。いまは映像制作を請け負って、納品もできるようになりました。私は年間3,000枚以上CD-Rを焼くんですが、そのスピードも速いですよ(笑)」

 音楽、映像、写真などプロのクリエイターはもちろん、「趣味として曲や映像を作ってみたい」というニーズにも最適。『DAIV』を使うことでクリエイティブの質を上げてきた彼女は、「自分より高いスペックのPCがあれば、それに追いつこうとして、自然とクオリティが上がる気がします」と語る。

 「モノ作りにとって大切なのは、より良いものを作り最先端に行こうとする気持ち。こんなもんでいいかとスペックの低いPCを使うと、自分の成長も止まってしまうと思うんです。『DAIV』はやりたいことに合わせてカスタマイズできるし、クリエイティブな仕事を目指している方には特にオススメですね」

(写真:田中達晃/Pash 文:森朋之)

里咲りさ『スパーク』ジャケットデザインのメイキングムービー

★里咲りさ&クロカワリュート氏の対談はこちら(外部サイト)

★クロカワリュート使用PC『DAIV-NG5810シリーズ』はこちら(外部サイト)
アルバム『スパーク』
1月29日発売 \2,500(税抜)
<曲目>
1. サードストーリー
2. 深呼吸
3. シンクロニシティ
4. 花火
5. カタルカストロ
6. SUNNY LETTASSsS
7. ユリイカ
8. 中央快速ハミングバード
9. スパーク
10. 大好き
11. ボーンブレイクガール
12. オールライト
13. あいす

里咲りさ公式サイト(外部サイト)
里咲りさ公式ツイッター(外部サイト)
クロカワリュート公式ツイッター(外部サイト)

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