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「定時あがり」「焼肉」、ハンドレタリングで日常綴る大学生の”タイポ日記”が秀逸すぎた
「デザインをじっくりみたい」と反響続々、その日に感じたことを一言日記に
N1さん元々タイポグラフィやハンドレタリングに興味はあったのですが、日記を始めたのは、あるノートに出合ったのがきっかけです。ロイヒトトゥルムというブランドのノートなんですが、「罫線じゃなくて方眼のノートでこんなにかわいいのがあるのか!」と発見した時は嬉しかったのを覚えています。カタチから入るタイプなので、オシャレなノートでタイポグラフィ日記つけたい!と思い、ペンとともに購入し、その日のうちに日記をスタートさせました。そこから無理せず続けています。
ーー日記のページをパラパラめくる動画投稿か?話題に。「このまま本にしてほしいレベルで好き」「プロセス教えてほしい」「楽しく続けてくた?さいね」などのコメントも。様々な反響がありましたが、あらためていかがですか?
N1さん正直、ここまで評価されるとは微塵も思っていなかったので驚いているというのが1番です。でもせっかく丁寧に描いて50日も続いたんだし、形に残したいなーとは元々考えていたので「本にしてほしい」というコメントが1番ウキウキしました。
ーータイポグラフィなど、デザインの知識はと?のように勉強されていったんて?すか?
N1さんここまで反響があるとは思ってなかった理由の1つに、一切勉強してないからというのもあります。SNS上でタイポグラフィを日々投稿してる人を見たりいいねを飛ばしたりはしていました。
魅力は「同じ言葉でもデザインするだけで、伝えられる情報が増えること」
ーー日記を仕上げるうえで、どのくらいの時間をかけていますか?またどのようなプロセスを経て完成させるのでしょうか?
N1さん早いもので30分長くて1時間半くらいでしょうか。バイト前にカフェで急いで描いたりyoutubeみながらダラダラ描いたり色々なので、あくまで目安です。プロセスはシャーペンで下書き、ペンで清書。これしかありません。「今日は日記に書けることがあったな」と気が向いたら描くようにしています。無理をしたら続かないので。その日のなかで印象的だったキーワードを決めて、そのワードに合う字体を考えたり、考えずに直感で描いたり…比較的ゆるく、適当です。
ーータイポグラフィをやっていておもしろいと感じる部分は?
N1さんタイポグラフィっていわゆる字を用いたデザインだと思っているんですけど、ただ文字を書くより意味やニュアンスがより詳しく深くなっていくところが面白いなと思っています。 最近寒くなってきていますが、その「寒い」を表すにも文字のデザインによっては風がしみるのか、震えるくらい寒いのか...同じ言葉でもデザインするだけでもっと伝えられることが増えますよね。そこが魅力的です。
ーー普段はどのようなことをされているのですか?
N1さん普段は芸術系の大学で染織を専攻しています。その中でも着物を織ったり、タぺストリーを織ったりなど織物を勉強しています。
ーー今後はどのような活動をしていきたいですか?
N1さん今はイラストを描いたりタイポグラフィをやったり服に関わる仕事をしたり色々なんですけど、どれも取りこぼさずに、ものづくりを続けられたらなぁと思っています。仕事もお待ちしています!