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あの『地味ハロウィン』が地方進出 インスタ映えに逆行?地方に根を張りだした“地味映え”
5年前に誕生、日本で浸透している対面型イベント、“地味ハロウィン”
翌15年、林さんの主催で、誰でも参加可能なイベントとしてパーティーを開始。参加者の仮装の様子がTwitterなどで反響を呼び、16年以降は300人が参加する注目イベントとなった。17年には場所を渋谷に固定し、デイリーポータルZの一大行事として開催。18年には、のべ800人の来場者を集めている。
コンセプトをおすそ分けしたら“地域特有の地味さ”が顔を出した
2018年、地味ハロを地方開催したいとの声を受け、林さんは地方開催を許可。「(1)地味ハロウィンは、わざわざ東京に出てきてまで参加するような内容ではない。(2)職場、地元、学校といった狭いコミュニティでやったほうが『地味』(※地味=誉め言葉である)。(3)地方色が出るのも面白い。」との理由から開催が実現した。
「2018年は鹿児島、岡山など2、3か所で開催されました。鹿児島は私の知り合い、岡山は知り合いの知り合いが開催しました。地方開催の具体的な地域名や参加人数は把握していません」と林さん。デイリーポータルZ主催の地味ハロに関しては、編集部発信でイベントレポートを出しているが、地方の地味ハロは管轄外。その地方ごとに“お任せ”で開催されていて、林さんから主催者に何かを指示することはないが、「どんな感じだったか教えて」くらいは頼んでいるという。
2019年は10か所以上で地味ハロの地方開催が決定(すでに開催済のイベントもある)。地味ハロが持つ「地味さ」を保持しつつ、その地方ならではのエッセンスも取り入れ、着実に拡散しているようだ。