ORICON NEWS
“タピオカブーム”へカウンター? カエルのお尻を吸うドリンクホルダーに反響
批判覚悟で制作も、意外と多い好意的なコメントに驚き
身内のウケ狙いで作っただけなのですが、意外とフォロワーさんからの賛同を得られて、単純にうれしかったです。
――「タピオカエルドリンクホルダー」を作ろうと思ったきっかけは何ですか?
聞いていたラジオの“昭和あるあるネタ”で、カエルのお尻にストローを突っ込んで膨らませる遊びが、かつて流行っていたというのが流れてきて、ピンときました。あとは、そのままタピオカの見た目からですよね…、「もろオタマジャクシじゃん!」って(笑)。
――実際に「タピオカエルドリンクホルダー」を使ったタピオカドリンクの飲み心地はいかがですか?
意外と飲みやすかったですね。ただ、カップ自体はドリンクホルダーで覆われていて見えないので、残りの残量が分からないのがちょっと残念でした。チアシードドリンクも飲んでみたのですが、その触感も手伝い、本物のカエルの卵をすすっているみたいでゾワゾワしましたね(笑)。
――「タピオカエルドリンクホルダー」を作るのに要した時間はどれくらいですか?
色々なことの合間で作業をしていたので、5時間ぐらいだったと思います。
タピオカドリンクに群がる若者たち… そんな“タピオカブーム”への皮肉も?
自立するように調整することですかね。カエルの顔が下に来るようにしたんですけど、顔が平らじゃないので、上手に立つように作るのが大変でした。また、カップを収納できるようにしてありますが、なるべく出し入れする部分を小さくするように気をつけました。あんまり出し入れ口が大きいと不格好かなと思ったので。
――「タピオカエルドリンクホルダー」を見た人からは、どういった声が多かったですか?
正直、「タピオカ飲みたくなくなるからやめて!」という声が上がると思ったんですけど、意外と「ほしい!」という好意的なコメントが多かったのが印象的でした。
――アイデアも秀逸ですが、リアルな造形にも目を見張るものがあります。どういったところに造形制作の魅力を感じますか?
実際には存在しないフィクション作品とか、自分のイメージでしかないものを、触れることができる形にするというところに魅力がありますね。だって、今回のドリンクホルダーみたいな、くだらないけど面白いものを売ってるところなんて、あまりないですからね(笑)。
――造形作品制作に関してのご自身のポリシーをお聞かせ下さい。
一般的にマイナーで流行りじゃなかったりしても、面白そうだと思ったら、とにかく手を付けることですかね。
――空前のタピオカブームを迎えていますが、「タピオカエルドリンクホルダー」は、そのブームへの皮肉のような想いも込められていますか?
ありましたね! そりゃもう! 若い人たちが列をなしてタピオカドリンク屋に並んでるの見て、「過去にもタピオカブームは何度かあったので、いまさら(タピオカがブーム)なんだ!」って思っていたところに、さっきのきっかけが舞い降りてきたので(笑)。
――見た目がグロい『バイオハザード2』のゲームキャラ“G”などを制作、着用し、造形コスプレイヤーとしても人気ですが、今後挑戦してみたいことはありますか?
けもの系の着ぐるみや、超大型コスプレとかもやってみたいなと思いますね。