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板金塗装にモデル…職を転々としたアラサー美女が美ボディ大会に出場したワケ
(撮影/臼田洋一郎)
「何かで1番になりたかった。人に誇れるものが欲しかった」
【藤原さん】 家族や友達にやっと認めてもらえました(笑)。大会前は「コンテスト出場を目指している」といっても、みんな半信半疑で。東京大会で優勝してからは、みんなの見る目が明らかに変わりました!
――もともとボディラインに自信があったんですか。
【藤原さん】 全然です。コンテスト出場を決めたのは、何かで1番になりたかったから。これまでの人生で1番になったことがなくて「何かで1番になりたい!」と思っていた時期に、ちょうどフィットネスのコンテストが話題になり始めて。勉強はできないけど、運動系だったら私でも努力次第でどうにかなるかも!と(笑)。とにかく、「こんな結果を残してますよ」と人に誇れる何かがほしかったんです。そこで2018年の1月から本格的なトレーニングを開始して、半年後に『SSA東京大会』に出場しました。
【藤原さん】 ありがとうございます。当時は仕事もしてなくて、大会のために生きていたので、毎日2〜3時間、週7でトレーナーのいるジムに通ってました。でも、実は、それでも納得のいくボディラインにはなれなくて、トレーニングを始めて1年半たった今やっと、納得のいく身体になってきましたね。コンプレックスだった平たいお尻が丸く上向きになってきたんです。
――現在はキックボクシングのトレーナーをされているそうですが、これまでもボディメイク関連のお仕事を?
【藤原さん】 トレーナーとして働きだしたのは最近です。通っていたキックボクシングジムのオーナーが支店を出すことになって、声をかけていただきました。筋トレに目覚める1年半前まではやりたいことが見つからなくて、板金塗装会社で5年、モデルを1年半、あとは飲食店でバイトしたり…いろんな事してました(笑)!
――モデルもボディラインに気を遣うお仕事ですね。
【藤原さん】 そうですね。でも、当時と今では理想とするボディラインが全然違いますね。モデルをしていた時期は「細ければ細いほどいい」と思っていて、食事もちゃんと摂っていなかったんです。身長162cmで40kgぐらい。今は当時に比べると体重はびっくりするくらい増えてますが、「筋肉は重いから大丈夫」って思ってますし(笑)、細すぎる人を見ると「セクシーじゃないな」って思うようになりました。メリハリのあるボディが素敵だなって。
今後も「最強の自分」を目指し、筋トレ道をまい進
【藤原さん】 身体が変わることで、いろんな未来が見えて、新しい世界が開けること!なりたい自分になるために自分を高めていると、それが自信になって、いろんな事に積極的になれる気がします。その結果、新しい出会いや世界が開けるんだと思います。それと、ボディメイク自体も楽しいんですが、私には「コンテスト」も魅力でした。
大人になると打ち込めるものが少なくなるけど、「コンテスト」はゴールに向かってひたすら努力を重ねる日々。とにかく熱中できることが楽しかったですね。
【藤原さん】 私はそう信じています。「もとの骨格があるから無理」と思っている方もいるかもしれませんが、努力次第でお尻は丸く上向きになるし、くびれもできます。変化が目に見えるまではツラく苦しいけれど、それを乗り越えた先に新しい世界があります!
――今後の目標を教えてください
【藤原さん】 キックボクシングのトレーナーとして生徒たちを指導しながら、自分の納得できる身体づくりを続けていきたいですね。理想は欧米人のようなボリュームのある上向きヒップと、引き締まったウエスト。「最強の自分」を追求し続けます!