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炎上にも動じない西野未姫、愚直なまでの“全力”キャラと その賞味期限は?
アイドル時代から、何においても“全力”だった
また、西野の“全力”はライブパフォーマンスにおいても同様であり、激しいダンスで頑張る姿が注目され、大人数のメンバーがいっせいにダンスをするAKBのライブでも、遠目から“西野だ”と確認できるほど。当時放送されていた『AKB48 SHOW!』(NHK総合)では、「西野未姫全力ダンス教室」というコーナーができるほど、ファンの間でも名物化されていた。
つまり、西野はその“全力さ”をもってファンに認識され、またそれゆえにファンからも支えられてきたのである。
嫌われすぎてトレンド入り、バラエティ番組で見せる“ヒールぶり”
どちらの番組にしても、多数の出演者がいる中、西野があえてヒールを演じて“見せ場”を提供していると言えなくもないが、SNSでは「何でもかんでも噛みつけばいいもんじゃない」、「毒舌と悪口の違いがわかっていない」といった声が上がっているのも事実。
業界内では、そんな西野のキャラクターを危惧する声も上がっている。『※AKB調べ』(テレビ朝日系)でMCとして西野と共演経験のある土田晃之は、自身のラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)で、「無理しないとしても、あのやり口は飽きられるし、出てくれば出てくるだけ叩かれるやり口だから」と発言。
同ラジオにゲスト出演していた指原莉乃も「この間、銀座で(西野に)偶然会って、原宿まで一緒にタクシー乗ったんですよ。その20分間ぐらいずっと説教しましたね。未姫ちゃんが初めて」とバラエティ番組に出演する後輩を“初めて”忠告したことを告白。「あれじゃ、自分が苦しいだけ」と心配したが、西野が「でも、本当に無理してない」と返したことを受けて、指原も「(もう)いいやってなったんですけど…」とやりとりをしたことが語られた。
先輩からも心配の声、“全力”キャラの寿命はどれほど長く続くのか?
しかし、それでも西野が披露する愚直なまでの姿勢は、バラエティにおいて重要な精神でもある。西野への批判ばかりが目立つが、番組の見せ場を作り出し、しっかりと痕跡を残していることも事実である。
キャラを貫くことによるメンタル面も心配されているが、本人が「本当に無理していない」、「楽しく今、やっている」とコメントしているのであればそうなのだろうし、ひょっとしたら西野は“鋼のハート”の持ち主なのかもしれない。
果たして、西野は炎上キャラに疲弊してフェイドアウトしていくのか、それとも「稀代のナチュラルボーン・ヒール」としてバラエティ界に新風を巻き起こすのか。AKB時代、総選挙で評価をされなくても、選抜メンバーに選ばれなくても、常に“全力投球”を惜しまなかった西野未姫だけに、彼女の“今後”に注目したい。