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お茶っ葉が食卓の「おかず」になる? 伊藤園健康フォーラムで気づいたお茶の新たな魅力

 日本に「お茶」が持ち込まれたのは平安時代初期とされる。当時のお茶は滋養強壮や体調不良の回復のために飲まれており、現代でいう「エナジードリンク」のようなものだったとか。古くから「健康に良いもの」とされてきたお茶だが、近年の研究で私たちの体に与える影響が明らかになっている。その成果を伝えるため、伊藤園中央研究所が「伊藤園健康フォーラム〜お茶で人生100年時代を生きる知恵〜」と題したフォーラムを開催。フォーラムのテーマは「学びと体験」。お茶の効能を伝える講演を主軸に、学んだ内容を家庭でできるお茶の楽しみ方として体験できるコーナーも設置された。その模様をレポートする。

「お茶は毎食1杯」最新の研究で明らかになったお茶の効能

 まず、お茶の効能を伝える講演の部では5名の専門家が登壇。最新の研究結果をもとに、お茶と健康の関係性について語った。登壇者のひとり、東京大学名誉教授の阿部啓子さんは講演のなかで、お茶に含まれるポリフェノールの効果について紹介。「ポリフェノールの持つ抗酸化作用や血圧低下作用が、健康や未病(病気になる前の状態)状態の維持・改善に役立つ」と話す。あわせて「ポリフェノールの効果は数時間しか続かないので、毎食お茶を飲むと良い」とアドバイス。
 続く理化学研究所の片岡洋祐さんは、抹茶の持つ効能について解説。片岡さんはお茶に多量に含まれるテアニンには、動脈硬化の予防、脳の神経細胞死の抑制や再生促進の効果がある可能性を述べる。また、テアニンを多く含む緑茶末2gを1年間、毎日摂取した結果、脳機能の改善が認められたことを解説した。

 また、その後に登壇した奈良女子大学の鷹股亮教授は、昨今のニュースに触れ「緑茶はカフェインが入っているため利尿作用から脱水症につながるという報道がされていましたが、実はカフェインは大量にとらないと利尿効果がありません」と見解を語る。すなわち、脱水時には、お茶の摂取は水分補給として有効だということだ。特に食事の際には積極的に摂取するのが望ましいとのことだが、普段お茶を飲む習慣がない人が、手軽に毎日摂取するにはどうすれば良いのか? そのヒントが会場に設置されている「体験コーナー」に隠されていた。

残ったお茶っ葉が食卓の「おかず」に変身?

 体験コーナーでは、以下のブースで五感を使ったお茶の体験ができた。
・視る:氷と水で抽出する冷茶が味わえる「氷水出し緑茶コーナー」
・味わう:参加者がお茶を点てられる「抹茶コーナー」
・香る:フライパンを使ったほうじ茶作りが体験できる「ほうじ茶コーナー」
・触る:茶揉みが体験できる「茶葉の手揉みコーナー」
・聴く:緑茶を使ったリラクゼーションが体験できる「マインドフルネスコーナー」
 いずれのコーナーも人気だったが、中でも注目を集めていたのが「氷水出し緑茶コーナー」「抹茶コーナー」だ。ここでは毎日お茶を摂るためのヒントを学ぶことができる。
 「氷水出し緑茶コーナー」では低温で抽出した冷茶が味わえる。緑茶は低温で抽出することで、苦味や渋みを抑え、甘みを強くすることが可能。家庭での作り方も簡単で、ポットにお茶のパックを入れ、氷と水を注いで冷蔵庫に入れておくだけ。低温で抽出したお茶はスッキリとした味わいなので、暑い時期にもゴクゴク飲めそう。講演では「毎日摂取することが大切」と紹介されましたが、これなら毎日無理なく飲めるはず。
 また、同コーナーでは茶殻を「おかず」として再利用する方法が紹介されていた(写真左側)。飲み終わったお茶の葉(20g)の水気を切り、ポン酢(ティースプーン1杯)と和え、かつお節(1g)をかけると、おひたしのような食感の通称「お茶ポン」に変身。実は茶殻には食物繊維やβ-カロテン、カテキンなどの栄養素が残っており、「お茶ポン」は、これらの栄養素を無駄なく摂取する知恵というわけだ。使用する茶葉は食感が良くなるよう、茶柱が少ないものを選ぶと良いとか。完成したお茶ポンはクリームチーズと和えたり、鮭のムニエルに乗せて、「調味料」としても使えるそうだ。

お茶のことをもっと知りたい方はこちら

「ティースプーン1杯」の抹茶を毎日摂るためには

 続く「抹茶コーナー」ではお茶を点てる体験ができた。抹茶を碗に盛り、お湯をかけて、茶せんで泡立てると完成。体験するまでは難しいものだと思っていたが、やってみると意外と簡単。自分で点てたお茶はクリーミーで濃厚で、強い苦味に眠気も覚めそうだ。
 このコーナーでは毎日お茶を摂る知恵として、抹茶ヨーグルトや抹茶フレークを紹介していた。作り方はティースプーン1杯分(2g)の抹茶を、ヨーグルトやコーンフレークにかけるだけで風味が引き立つ。
 振り返ると、講演の部に登壇した理化学研究所の片岡さんは「緑茶粉末を入れたカプセルを毎日2g摂ることで、脳機能の改善が認められた」と話していた。この方法であれば、無理なく習慣にできそうだ。抹茶はスーパーなどで売っているので、毎日の食事に取り入れてみてはいかがだろうか。「医食同源」という言葉があるように、食事は私たちの活力となり、健康維持に役立つもの。お茶や食材の効能に着目し、日々の糧にしていきたいところだ。

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