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アイドル劣等生だからこその躍進、菊地亜美による逆転の“ウザプロデュース”力
千鳥、オードリーらもイジりまくり!その場にいなくてもネタにされる菊地需要の高さ
さらには、本人が出演せずとも「菊地亜美」の名が挙がり、他の芸能人の笑いのネタにされることも多くなった。昨年10月に放送された『若林ノブ秋山の揃いも揃って言ったコト』(日本テレビ系)では、「すぐLINEを教えてくれそうな芸能人」とのテーマにオードリー・若林正恭が「菊地亜美とか教えてくれますよ」と発言。すると千鳥のノブも「亜美ちゃんの(LINEは)オレ聞いたわ」と証言し、「結婚して大阪でも仕事の幅広げたいので、大阪で力のある作家さん紹介してもらっていいですか」という菊地のリアリティありすぎの発言を暴露。ネットでも「番組に出演してないのに、真っ先に名前を挙げられた菊地亜美に笑った」などと大いに盛り上がったのである。
また、今年の元旦に放送された『笑神様は突然に…』(日本テレビ系)でも、歌手・青山テルマがその場にいない菊地に対して「マジむかつくんすよ」、「クソ興味ねえ」と毒を吐き、3月7日放送の『フジモンが芸能界から干される前にやりたい10のこと』(AbemaTV)では、アイドリング!!!で同僚だった朝日奈央が「(メンバーはみんな可愛くないけど菊地は)一番かわいくないです」と笑顔で答えるなど、菊地が出演していない番組でネタにされることも定番化。ネタにする側にしても、菊地なら許されるといった安心感が伝わるし、なにより、現場にいないにも関わらずトークネタにされる(編集でもカットされない)ということ自体、彼女の需要の高さが伺える。
のろけまくっても嫌われない、“絶妙な塩梅”をコントロールするバランス感覚
また、菊地は以前「最近はテレビに出るようになって周りにちやほやされる機会も多くて、逆にそれが嫌」、「可愛くなりすぎないように気をつけている」と発言し、ウザキャラの障害になる要素を明確に認識しながら、視聴者から嫉妬されないギリギリのラインを保つという絶妙なバランス感覚も持ち合わせていることをうかがわせている。
結婚後のスタンスを見ても、菊地の“ウザさのキープ力”が光る。南海キャンディーズ・山里亮太に「人の幸せという武器ってさ、攻撃力低めだよね」と評されたように、結婚によって菊地の仕事が激減するのではないかとの危惧もあった。しかし、菊地は結婚ネタを控えるどころか、SNSではラブラブ写真を連投し、出演番組ではのろけコメントを連発。毎回、のろけ話の前置きに「本当にのろけとかじゃないんですけど…」といちいち念を押すほか、未婚のタレントに上から目線で恋愛アドバイスまでする始末。しかし、それがまたウザがられることを計算した“のろけネタ” であることは言うまでもない。