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「おでんウエストポーチ」Twitterで反響 ユニーク商品生む少数精鋭チーム
「ビックリしています」SNSの反響で在庫がすぐに完売
「反響がありすぎてビックリしています。Webの在庫はすぐに完売してしまい、その後店舗の在庫分も全てWebに集めましたが、これもすぐ完売してしまいました。正直なところ、ご来店された方に実店舗で発見してもらって、触って、笑って、感動していただきたかったところですが、思わぬ形で広まってSNSの面白さを感じています」
――こちらの商品が誕生した経緯をお聞かせください。
「go slow caravanのデザインチームは『おでん』が好きで、キャンプに行った際、必ずと言っていいほど『おでん』を作っていました。いまや『おでん』のことを『ODN』と愛称で呼ぶほどです。キャンプで焚き火を囲みながら考えられたアイテムです」
――「おでんウエポ」の使用イメージなどはありますか?
「使用用途はユーザーの楽しみの1つだと思うので、こちらでは特に決めていませんが、go slow caravanスタッフの使用例はユニークです。こんにゃくバッグはバーナー、大根バッグはシェラカップ、ちくわバッグは折りたたみ箸やガストーチ、巾着はアウトドア用ガス缶(110サイズor250サイズ)など多彩な使い方をしています。その他、こんにゃくバッグに『おにぎり』を入れたり、大根バッグに『大判焼き』を入れたりと、自由に楽しんで使って欲しいです」
ユニークアイテムは少数精鋭のアイデアから生まれている
「ホットドッグポーチは懐かしいですね(笑)。オムライスやフランスパン、アスパラガス、とうもろこし、ニジマスなどもあり、人気を集めていました。洋服で言うと、恐竜のトサカがついたコートもヒットしましたね。最近でいうと去年の夏から販売を開始した、ビールやブランデーの形をした『サコッシュ』です。商品名もお酒にちなんで『サケッシュ』という名前にしました。今期も黒ビールバージョンを追加して販売しているので、ぜひチェックしていただきたいです」
――こうしたアイテムは普段どのようにして生まれているのでしょうか。商品企画部数名のみがアイデアを出し合っている、もしくは他の社員もネタ出しをしているなど……。
「go slow caravanの商品企画部は4人で構成されていて、キャンプやサーフィン、フェスや釣り、旅行などの遊びや体験の中で生まれたアイデアを持ちよる形で生まれています」
――go slow caravanは“旅行・野フェス・キャンプ・サーフィン・ サイクリング等々 外遊び好きの仲間が集まって初めたブランド”とありますが、商品には「機能性が必要」などなにか譲れないポイントがあるのでしょうか?
「『外遊び』をテーマにするブランドである以上、見た目が突出しただけのアイテムだけではなく『見た目以上に役に立つ物作り』を心がけています。もちろん、機能性を求めると生産コストも高くなりますが、それ以上に商品を買った人の喜びや楽しさ、満足感、商品から始まるコミュニケーションなどを大切に考えながら物作りをしています」
完売が相次いでいる「おでんウエポ」だが、追加生産が決定。予約注文しておけば6月末には順次届くとのことだ。まさにその時期はフェスやキャンプがはじまる頃。身につけておけば周りの注目を一斉に集めるに違いない。