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ミリオタも高齢化 戦争の悲惨な歴史を次世代に伝える役割も

ミリオタも高齢化 戦争の悲惨な歴史を次世代に伝える役割も

 国内最大級のフィギュアの祭典『ワンダーフェスティバル2019[冬](ワンフェス)』が10日、千葉・幕張メッセで開幕された。ワンフェスはフィギュアメーカーのみならず、一般のディーラーが自慢のフィギュアを展示・販売出来る場所とあって、フィギュアファンにはたまらないイベントとなっている。
  • 「リエナクターズギア」の代表・小原達也氏

    「リエナクターズギア」の代表・小原達也氏

  • すべてが手作りという1/1の戦車の制作者、「わくわくメイカー」の紺野徹也さん(左)とはにぽちさん(右)

    すべてが手作りという1/1の戦車の制作者、「わくわくメイカー」の紺野徹也さん(左)とはにぽちさん(右)

 そんな中、フィギュアとは一線を画した形で、1/1スケールの自作戦車や第二次世界大戦当時の軍用車両の展示、ミリタリーグッズの販売などを行っている「リエナクターズギア&ショウエイ」ブース。その責任者である小原達也氏に、ミリタリー業界の“今”を聞いた。

 同ブースでは、軍服に身を包んだミリオタが集結、ミリタリーグッズを購入したり、実物大の自作戦車の前で記念撮影を行うなどして賑わっていた。小原氏は、ミリタリー系グッズの販売を主に行っている、株式会社リエナクターズギアの代表。ワンフェスへの参加は今回で4〜5回目とのことで、「それぞれが個人商店レベルの小さな団体だったりするので、そういうところとタッグを組んで出展しています」(小原氏)。

 サバイバルゲームや歴史、映画、ゲームなどミリタリーに興味を持つ入り口は様々あり、業界全体として盛り上がっている様子が伺えるが、課題もあると小原氏は語る。「ミリタリーファンが高齢化しているという実感があります。若い方を取り込みたいという思いで『ワンフェス』などで、こういった啓蒙活動をしています」
  • おもてなし隊

    おもてなし隊

  • ブースの様子

    ブースの様子

 他にも新規ファン層を取り込む活動もしているようで、「本栖湖の近くの『本栖ハイランド』という富士山も見える場所で、年に2〜3回、ミリタリーキャンプ、いわゆる『ミリキャン』を開催しています。実物の車両が集まったりする他、当時のテントを使って宿営したり、当時と同じような食材を使って料理をしたりしています。もちろんミリタリーファン以外でも参加可能なイベントです」(小原氏)と、イベントも定期的に開催しているようだ。

 また、ミリタリーと切り離せないものとして“戦争”がある。外野から心無い声もやはりあるようで、「こういう活動をやっている以上、それはもうしょうがないと思っています。『そんなに戦争をしたいんだったら自衛隊に入れば?』という声も実際にあります。しかし、裏を返せば、平和だから出来るんですよ。平和じゃなきゃこんなこと出来ない。あくまでフィクションの中で楽しんでいるんです」と、戦争には反対で平和的に楽しむという根本的な考えを小原氏は明確に示す。

 小原氏は、もちろんミリオタじゃ無くても戦争の悲惨な歴史に詳しい人はいると思うが、と前置きをし、「逆に何もしらない人よりは、我々のような人間の方が、いつ、どこで、どういう悲惨なことがあった、ということに関しては詳しいと思っています。ドキュメンタリー作品などを真剣に見て学んで来ているので、そういう悲惨さは我々の方が一般の方よりも知っていると思います」と、ミリオタの方が戦争の悲惨な歴史に詳しいのではないかと語る。

 非平和的で戦争肯定派な趣味と勘違いされがちなミリオタ。高齢化という課題を抱えながらも、戦争という悲惨な歴史を次世代に伝える役割を果たしているのかもしれない。

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