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(更新: ORICON NEWS

石原さとみ、「あざとさ」を凌駕する“かわいさの破壊力”

  • 石原さとみ 撮影/田中達晃 (C)oricon ME inc.

    石原さとみ 撮影/田中達晃 (C)oricon ME inc.

 結婚か破局か――連日報道が取り沙汰されている、女優・石原さとみ。「もはやそれもどうでもいい」と思えるほどの“破壊力”を持つ、石原のかわいさが放たれた番組が話題となっている。1月3日に放送された『石原さとみのすっぴん旅inスペイン〜世界一おいしい街で見せた女優の素顔〜』(フジテレビ系)である。石原が見せた「かわいさ溢れる素の表情」に、SNSでは放送が終わった今でも「辛いときに見直そう…」、「録画は一生手元に残しておこう」、「同行している若手女性スタッフがうらやましい」等々、反響が続いている。“男性人気No.1”と言ってもいい女優であり、女性からの支持も厚い石原。改めて今、彼女が視聴者を魅了し続ける理由を考えてみる。

「かわいすぎてしんどい」「ファッションもネイルも髪型も見ていて楽しい」男女の共感を集めた同番組

 先の『石原さとみのすっぴん旅inスペイン〜』は、スペイン・バスク地方の空港に到着した石原の、「おはようございまーす! 石原さとみです!」という若手女性スタッフへの挨拶からはじまった。たいてい女優が登場する旅番組と言えば、その女優の所属事務所の後輩(もしくは先輩)タレントや中堅芸人が“同行”するのがパターンだが、若手女性スタッフとの旅のせいか、石原も始終リラックスした様子で会話。地元の人気料理店で「何これ、楽しいんだけど〜」、「かわいい〜」、「おいしい〜」と舌鼓を打ったり、カヤックに乗ったり、若手女性スタッフとのディナーでワインを開けてホロ酔いになるなど、初日から旅を満喫していた。

 印象的なのは、旅の2日目。石原はベレー帽店に入ると、カラーバリエーションの豊富さに悩んだ末、「全部、かわいいんだよ。でも、ここまでは絞れた…いや、あんまり絞れてない!」と6、7点買おうとし、店員に「こんなに買うなんて、お土産用かい?」と問われると「自分用です!」とはにかんで見せ、店から出ると「買ったぁ〜」と袋を持った両手を高く上げる姿なども、あざといと言えばあざといし(結局11点購入)、SNSでは(絶対、自分だけはだまされないぞ…)と思っていても、いつの間にか色眼鏡をあっさり外して「かわいい」とつぶやいてしまう男性や、「32歳って信じられない」「ネイルも1日と2日目で変えてない? ホントかわいい…」と感心する女性たちから称賛の声が溢れたのである。

「将来を考えるとき、目的、目標、経験の3つで考える」論理的思考明かす

 一方、同番組では、「女優&人間・石原さとみ」の一面も覗かせる一幕も。若手女性スタッフと夕食を共にし、10年後の自身の姿を問われると、「42歳か、すごいね…」と悩みながらも、「仕事はしていたいかな。今(の女優業)とは違っていてもいいと思う」と明かす。さらに、人生は「目的、目標、経験・過程の3つで考える」と自身の考えも披露。意外なほどに論理的かつ知性あふれる言葉に、あらためて石原に共感した視聴者も多いのではないだろうか。

 昨年7月、ORICON NEWSのインタビューで石原は、その論理的な考え方が如実に伺えるコメントを残している。

 30代に突入したときの自身について、「“次の作品で頑張らないと後悔するな、30代のいいスタートをきれないな”と感じて、自分発信でやりたいことを考えていた時期ですね。『24時間テレビ』(日本テレビ系)の企画や、久しぶりに舞台に出させていただいたり、“原作のない作品をやりたい”と希望して、それが『アンナチュラル』(TBS系)で実現したり…」と振り返りながら、

 「受け身だった20代中盤のころまでは、他力本願だったぶん人のせいにもできていたけど、それじゃダメだと気づいて。“こういうのがやりたい”と自分からも希望を伝えるようにシフトしてからは、それに沿ったお仕事がいただけるようになったんです。今、振り返ると、20代のころはどうにか爪痕を残そうとして、キラキラ輝きたいということに必死でしたね。30代は自分発信で、0から何かをスタートさせようと決めていたんです」と語り、「あざとい」「かわいい」の一言では表しきれない“冷静な自己分析”と“目標を実現するための行動力”を見せていたのだ。

アンチや批判の声を凌駕する“人間性”にこそ人々は惹かれる

 今まさに人気絶頂であることが、その有言実行ぶりを証明しているが、若手女優の“若手”を取らなければならない時期を迎えていることも事実。昨年、夏放送の『高嶺の花』(日本テレビ系)では視聴率が振るわず、打ち上げでは「勝てなかった」、「悔しい」、「全責任は私です」、「ご迷惑をおかけしました」等々、悔し涙を流したと伝えられたことや、『さんまのまんま』(フジテレビ系)では20代で挫折があったことを告白するなど、主演女優として、さらに女性としての覚悟がうかがえる発言も増えている。

 トップレベルの人気ゆえにアンチも多いだろうが、石原には批判や挫折をも受け止めて自分の糧とする“芯の強さ”があるようだ。実際、先のインタビューでも、「30代は自分で行きたい所を決めて、それに沿って歩んでいるイメージ。誰かに敷かれたレールの上で賞をもらうよりも、自分が頑張って、それで褒めてもらえるほうがずっとうれしい。年齢という括りは関係なく、結局は自分自身がどうあるのかで決まっていくのかなって」と語っいる。

 こうしてみると、石原のかわいさもさることながら、女優としての意識の高さや、「見ているだけで元気になれる」など同世代の女性からも親近感を持たれる“等身大”の人間性にこそ、その魅力の最大の秘密がありそうだ。今後、彼女が歩むことになる「石原さとみの30代」を見守っていきたい。

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