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“イケメン推し”男性タレントが急増、女性ファンとも共存できる純度100%の熱量
“イケメン推し”に拍車をかける男性側の美意識向上
今年9月期の『めざましテレビ』(フジテレビ系)の水曜マンスリーエンタメプレゼンターに就任した、ゴールデンボンバーのベーシスト・歌広場淳。番組のなかで、「歌広場淳のイケメン手帳」なるコーナー企画を担当し、独自目線でピックアップしたイケメン俳優を紹介し、放送後のネットで話題を集めた。
歌広場は、2015年放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で“女子な男”として、お笑いコンビNON STYLE・井上裕介、こんどうようぢらと出演。その中でこんどうと「イケメン好き」や「女子と話すのが苦手」という点で意気投合する一幕も。「僕自身女性的感性を少し持っていて」と公言し、“おネエ疑惑”が浮上するほどの女子力全開のトークでスタジオを盛り上げた。
男性の美意識向上とともに、乙女力ともいえる“マインドも女性的な心”が高まっているのも、“イケメン推し”が増えている傾向といえそうだ。
本人や女性ファンも公認、本気のファン度が嫌悪感を抱かせない
青木アナの筋金入りの熱量は、女性ファンから「詳しすぎてヤバイ」と認められるほど。それもあってか、2017年度『好きな男性アナウンサーランキング』では、女性ファンを取り込み前年の9位から3位にランクアップ。
公式ツイッターは現在約30万人フォロワーにものぼり、「TLに青木アナがいるだけで幸せ」、「私たちの代弁者」などの声が寄せられている。ジャニーズファンであり、かつ“青木アナファン”でもあるという女性が増えているという現れでと言えるだろう。
ファンの共有化が援護射撃に…自身のファン拡大も視野?
女性芸能人が同性から支持されることで、タレントの人気が本物になるように、男性芸能人においても同じことが当てはまる。実際、ジャニーズ系タレントやイケメン俳優にしても、定番の女性人気に加えて男性芸能人からの“推し”が得られればうれしさに加え、人気を裏付ける心強さも出てくるだろう。
また、“推す”側の男性芸能人にとっても、その女性ファンたちからの共感が得られるので自分の好感度も上がり、ある種ファンを“共有”することにもなる。つまり、推される側も推す側もウインウイン関係になるのだ。
しかし、そこにビジネス的な意味合いはほとんどなく、“純粋なファン”であることが大前提。少しでも利害関係を匂わせれば、それまで抱えていた自分のファンが離れていってしまうリスクもあるかもしれない。
これまで芸能界ではライバル同士が人気を競い合うことは当たり前だったが、今や芸能人が他の芸能人であったり、それも異性だけではなく同性をも推す(ファンだと公言する)ようなってきている。芸能界は世の中の流れをいち早く映す鏡のような部分もあり、今後このトレンドは一般層にもより広がっていくのかもしれない。