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「#勉強垢」がSNSで活発化…文具に熱視線で、うんち入り “お守り消しゴム”まで登場
SNSでは、勉強用のアカウントが人気、映り込み需要で文具に熱視線
「『学習系』、『手書きイラスト系』、『外出先での使用』など好影響を受けています。」とサンスター文具の担当者も“勉強垢”からの需要も感じているようだ。
“おもしろ消しゴム”需要も健在、キンケシやお寿司型も
そんな中、受験シーズンを前に、合格祈願を込めた消しゴムが登場した。その名も『お守り消しゴム』。外側のケースを下にずらすと、大胆にもくり抜かれた空白がある。その中には金色に輝くフィギュアがひとつ置かれている。「さくら」、「絵馬」、さらに「カツ」、「うんち」と4種類の合格お守りが隠されているという設定だ。「さくら」は“さくら咲く”。「絵馬」は“合格祈願”という意味合いが込められており、残りの2点は、“試験に勝つ”という「カツ」と、“運がつく”「うんち」のフィギュアがある。その名の通りゲン担ぎの意味合いが込められている。
商品を開発したサンスター文具株式会社の担当者は、「当初は、“縁起物”をモチーフにした消しゴムと“お守りデザイン”の消しゴムという別々の案だったのですが、このふたつを合わせてみよう!」とひらめき、縁起物を消しゴムの中に“隠す”発想が生まれたのだそうだ。
こだわりは、フィギュアのモチーフ。「受験生が家族や友人からプチギフトとして、もらって嬉しくなるものや、クスっと笑えるものを選びました」と語るように、勉強に疲れてしまったときに、気持ちを和ませ、より集中力を発揮できるようにしたい、そんな想いが『お守り消しゴム』に込められているようだ。指先サイズのフィギュアがホッコリ気分を味合わせてくれる。そして、ケースでフィギュアが見えないという点では「簡単に取り出せてしまうとご利益が減ってしまいそうな気持ちになるので、滅多に御開帳されないように“秘仏”のような感覚です」(担当者)と“遊び心”も忘れていないようだ。
「常に角で消したい」「マークシート需要」、消しゴムのトレンドとは?
筆箱の中に、こんなグッズが入っていると、実用的な商品では無駄に文字を消したくなったり、変わり種の消しゴムでは友達に見せびらかしたりした経験も学生時代の“あるある”なはずだ。勉強用のアイテムでありながらも、友だちや気になる異性にコミュニケーションも図れるというのが文房具の魅力とも言えるだろう。