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最上もがに聞くアイドル業界の問題点「“心を病む”前に握手会を休んでほしい」

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    「でんぱ組.inc」を脱退し、約1年が経過した最上もが

 昨年8月に人気アイドルグループ「でんぱ組.inc」を脱退し、約1年が経過した最上もが。先日行われたKDDIの電子書籍サービス「ブックパス」のイベント『ぺちゃくちゃ書店 渋谷店』で、「でんぱ組を脱退してから、けっこうツラい時期が長かった」「休みができても病院でメンテナンスするという状態でした」などと、自身の胸の内を赤裸々に告白し話題となった。そこで、ORICON NEWSでは最上の独占インタビューを実施。これまでアイドルとしてどんな悩みを抱えていたのか? 握手会を休むアイドルたちをどう思っているのか? 俯瞰で見た“アイドル業界”の問題点を聞いた。

アイドル要素は全て“苦手”だった「アイドルになったのは親がリストラされたから」

――以前、もがさんは「アイドルに向いてない」とブログで赤裸々に告白されていました。どういった面が向いていなかったのでしょうか。

最上もが体力的にツラかったのもありますが、そもそも人前に出ることが苦手で…。写真を撮られるのも、歌を歌うのも踊るのも苦手で、最初はどれもツラかったんです。練習もうまくできないし、(MCで)しゃべることもできない。実は笑うのも苦手だったから、ファンの方をガッカリさせてしまうこともあったと思います。

――アイドルに求められる要素の中で、ほとんどの部分が“苦手”だったんですね。それでも続けた理由というのは?

最上もがそもそもアイドルになろうと思ってはいませんでした。僕がアイドルになったきっかけは、家庭の事情というか“親のリストラ”だったので、「僕が稼がなきゃ」という気持ちが強かったんです。アイドルも1回やったからには逃げ出さないように、一生懸命やろうとずっと思っていました。

――アイドル活動は“生活していくため”だったわけですね。

最上もがその点でいえば(でんぱ組.incの)みんなとの意識の違いもあったかもしれません。アイドル活動は苦手だけど、自分としては「どうにかお仕事としてやらなきゃ」という思いが強かったんです。

――アイドルを卒業して、今後一番力を入れたいことは?

最上もが最近よく聞かれますが、まずは“生きること”にもっと前向きになりたいなと思ってます。ニュースには女優になるために脱退、という風に書かれたこともあるんですが、それ1本でやっていきたいっていう決意でアイドルを辞めたわけじゃなかったんです。もちろん、お芝居は好きでしたが。

アイドルが心を病んでしまう“接触商法”「休める時に休んでほしい」

――アイドルを卒業し、今はアイドル業界を俯瞰で見られる立場だと思います。最近はアイドルたちの“休業”が目立ちますが、疲弊する要因は頑張りすぎ、働きすぎが要因だったりしますか?

最上もが僕が経験したことでしか分からないんですけど、ただ、アイドルが握手会を欠席する気持ちはとても分かります。

――アイドルが握手会を欠席するニュースは最近よく目にしますし、それで叩かれてしまうアイドルも多いですよね。

最上もが僕は人と話すのは得意じゃないので、友達でもファンの方でも距離感を掴むのが難しいです。握手会には常連のファンの方もいて、その中で名前覚えてなかったら悲しんでしまう人とか「あの時の話題忘れちゃったの」とか、自分はそんなつもりがなくてもなんか冷たく思われてしまったり…。プレッシャーもかなり感じてしまいます。「もがちゃん、あの時そっけなかったよね」とか、「私のこと嫌いになったんでしょ」みたいに言われたりもします…。凄いショックなんですよね。

――アイドルが疲弊するひとつの要因として、“接触商法”は常に話題になります。今の時代、握手会での“塩対応”エピソードはすぐにSNSで広まってしまいます。それに気を病むアイドルも多いのでしょうか?

最上もがアイドルって、ファンのみんなに楽しんでもらいたいって思っているけど、“悲しませたい”と思う人はいないと思うんです。だから、「ファンを嫌ってる」とかって感じないでほしいんです。

――本当は“ちゃんと対応したい”と思っていても、人間ですから心と体が結びつかないケースもありますよね。

最上もがだからアイドルが握手会を欠席するというニュースを見ても、僕はその子を責める気持ちには全くならないです。逆に、それをファンが叩いているのを見ると「もう少しその子の気持ちを考えてほしい。思いやりを持ってほしい」って思っちゃいます。アイドルにしても、ツラかったら(握手会を)休んでほしいです。それをワガママっていう人もいるけど、「苦しんでいる人にワガママって何だろう」って思います。心が病んでしまうことがこの業界では一番怖いことなので…。ちゃんと休める時に休んで、元気な時に出来ればいいと思います。

でんぱ組を辞めたのは心身が限界だったから?「まずは前向きになりたい」

――イベントの中で、「将来のことをよく考えてしまう」と言っていました。今後、自身の仕事をステップアップさせていたくために何が必要だと思いますか?

最上もが前向きな気持ちです。僕には目標とか夢とかはあまりなくて。いま精一杯生きて、お仕事をできればいいなと思ってます。

――でんぱ組を辞めたのは、ステップアップのためというよりは、限界だったから?

最上もがそうですね。でんぱ組の時は与えられた仕事をこなすだけで精一杯でした。だからでんぱ組を辞めた後は、実は何もしようと思えない時期がありました。「次はこういうことしてここで輝こう!」とか一切考えられなくて…。芸能活動を辞めるとも、復帰しようとも思えませんでした。だから、これからはそうじゃなくて、“自分のために前向きになれる仕事”を見つけられたらいいなって思います。

――与えられた仕事ではなく、自分で考えた企画をやりたい?

最上もが実は、でんぱ組を脱退してからは“自分で決めた仕事”をやっていました。企画を考えたりではないのですが、頂いたお仕事を受けるかどうかの判断は頼る人もいないので自分でやっていて。ただ、一年間それでやってみて、やっぱり大変な面はたくさんあって。とはいえ、前向きにやらなきゃいけないとすごく感じているので、自分からいろんなことに興味を持つ意欲を出さなきゃいけないなと感じています。

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