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(更新: ORICON NEWS

「月曜断食」いいね!3000件のレポも、SNSでシェアされるワケを考案者に直撃

 ダイエットしようと一人意気込んでも、気づいたら元の食生活に戻っている…そんな経験を繰り返してきた人も多いはず。その中で現在SNSのトレンドになっているのは、仲間同士で励まし合いながら取り組む”SNSダイエット”である。その事例の一つが、東京・銀座、六本木にある関口鍼灸治療院の総院長である鍼灸師・関口賢氏が提唱する「月曜断食」だ。イラストレーターが仲間内で取り組むダイエットの経過を描いたマンガレポがSNSに投稿されて話題となり、指導する関口氏もSNSで実践者と積極的なコミュニケーションを図っている。今回は関口氏に、SNSでシェアするメリットや実際のダイエット時の注意点などを聞いた。 

イラストレーターの“レポマンガ”にいいね3000件で話題

 関口氏の著書『月曜断食 「究極の健康法」でみるみる痩せる!』(文藝春秋)によると、月曜断食とは言葉通り“月曜だけ断食をする”ダイエット法だ。毎週1日だけ何も食べずに水のみで過ごす「不食」の日を作り、火曜〜金曜の平日は「良食」という体に取り入れると喜ばれる健康食(糖質制限食、晩酌はOK)をとり、土日は「美食」といって好きなものを食べて過ごしていい日とする。ダイエット中の食事制限で辛くなることは多々あるが、月曜断食においては“土日になれば好きなものを食べてもいい”というルールが、ダイエットを継続できるモチベーションにもなっている。

 これを仲間内で実践し、ダイエットのレポートマンガをTwitterへ投稿して話題となっているのが、イラストレーターのおぐらなおみ氏、タテノカズヒロ氏、なとみみわ氏、カツヤマケイコ氏の4人。実践方法からダイエット中のぼやきまでリアルに描かれたレポートマンガには、累計で約3000件を超えるいいねが集まっている。おぐら氏は「4人で励まし合いながら月曜断食に取り組み、3カ月目となりました。衝撃的な効果に驚き、思わずイラストレポートを発表してしまいましたが、たくさんの方に見ていただきうれしく思います」とコメント。レポートマンガ以外にも、Twitterで「#月曜断食」と検索するとさまざまな実践者のダイエット経過報告がツイートされており、関口氏自身がSNSを通じて月曜断食の実践者と積極的に交流を図かり、盛り上がりを見せている。

――関口さんはこのSNSでの盛り上がりをどのように感じていますか?
関口氏とてもうれしく思います。またSNSでシェアして頂くことでこちらもフォローやアドバイスができるので。

――SNSでダイエットの経過を報告して指導者と実践者が交流するケースも多く見られます。SNSでそれらを共有することで、どのような効果があるとお考えですか?
関口氏ダイエットとなるとついつい孤独になりがちで、私たちは皆メンタルが強いわけではありません。SNSで共有することで、仲間意識が芽生えます。互いに励ましあうことができ、中途半端にやったり言い訳したりできない環境が作れ、相乗効果が生まれるのだと思います。

ダイエットがうまくいかないのは、自己流ルールを作ってしまうから

――では関口先生ご自身がダイエットにおいてNGなことをあげるとすれば、どのようなことがあげられますか?
関口氏一番大切なのは、自己流に解釈しないことです。言われたことはそのまま守りましょう。今までダイエットがうまくいかなかった人は、自己流のルールを実践してしまっているからです。(笑)自分の生活に合うようカスタマイズするのはOKですが、逆に達成するのが難しくなり、間違った方向に行ってしまいがちです。でもそれは本人がなかなか気づけないところでもあるんですよね。人に言われて初めて気づくというか。

――関口先生の提唱する月曜断食をルールに則って行うことで、精神的・肉体的にどのような変化があると考えられていますか?
関口氏Twitterなどで#月曜断食と検索してもらうとわかるのですが、月曜断食はポジティブな発言が多いです。これは断食によりセロトニンが分泌されている証拠です。セロトニンは別名“幸せホルモン”とも呼ばれ、イライラするノルアドレナリンを抑制してリラックスしやすくなります。肉体においても、断食により成長ホルモンの分泌が増えます。成長ホルモンはアンチエイジングに欠かせないホルモンで、細胞の修復がされやすくなり、体の疲れや筋肉の修復、肌の細胞なども修復されやすくなるんです。

今年の夏に断食をするなら「水分をしっかりとることを心掛けて」

――火曜〜金曜の良食日には糖質制限された“良食”をとるルールとなっていますが、そもそも糖質制限ダイエットとの違いはどのような部分にありますか。
関口氏糖質制限も月曜断食も一部似ている部分はありますが、月曜断食では週に一回断食することにより、体の糖を枯渇させて体に蓄えた脂肪をより燃やしやすくします。あともっとも異なるのは、曜日単位でルーティン化できることです。食生活を見直し、どんなものを食べるかルーティン化することで、習慣に変わり再現性が高まります。糖質制限などは一時的にうまくいっても一過性で、習慣にしづらく再現性が低いのかなと思います。

――断食の日には“水分以外はとらない”と著書にありましたが、なぜ方とらないほうがよいのでしょうか?
関口氏水分以外の飲み物は原則胃の粘膜を刺激します。そうすることで胃酸が過剰に分泌されそれが脳に伝わり『胃酸がいっぱい出てるから食べ物を早く入れてくれー』という指令を脳から出します。余計な刺激を与えないことが断食日のポイントです。


――これから夏の時期、月曜断食をするにあたって気を付けるべきことは?
関口氏今年もすでに暑い日が続いています。月曜断食をする際は、水分を1.5L〜2Lとってほしいと書籍には書いているのですが、その水分量のさらに2倍はしっかり摂取してほしいですね。ついつい冷たいものばかり口に入れがちになりますが、胃腸の冷えは様々な不調の原因にもなりますので気をつけましょう!

 食べることが時にはストレス解消にもなるが、やみくもに暴飲暴食するのではなく、本当においしいと心から味わうためには、まずは身体の調子を整えることが大切。月曜断食はその手段のひとつとして有効なのかもしれない。

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