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ガンダムのあのキャラが“異色”文具に!「見せて貰おうか?その性能とやらを!」シャアザクテープカッターを担当者に聞く
誕生の背景 ありそうでなかった「遊べる文房具」を作りたかった
そんな名機が文房具の中でも異質なテープカッターとまさかの融合を果たした。文房具は毎年ヒット商品が出てくるアイデア勝負の業界。刃がカーブになっているテープカッター、芯が自動で回転するシャープペン「クルトガ」、好きな長さにカットして使うカッター付きロールふせん「テープノフセン」などさまざまな商品が人気を飾っている。
そんな中、新たな遊べる文房具として注目の『シャア専用ザクヘッド テープカッター』の誕生の経緯について担当者は「ザクヘッドテープカッターを飾るだけでなく、実用品としてギミックを加えた、楽しい文房具が出来ないか?」という斬新な発想から誕生したという。
中でもこだわりは「“ザクヘッド”の曲線美なフォルムを阻害することなく、テープカッターとしての機能の融合を心掛けました」と頭部のパーツを上に上げて、モノアイを前に倒して、テープをセットするインパクトのあるギミックに徹底的にこだわった様子。
「オフィス等で普段使いされている大巻のテープを収納するスペースの確保に苦労しました。約40年前にテレビ放送で見て衝撃を受けた“シャアザク”のイメージにこだわり、商品化しました」と細部まで配慮して、実用性とエンタテインメント性を融合させたのだ。
「今の時代だからこそ、“モノへのこだわり”を感じられる商品を」
文房具としてオフィス環境での使用も想定されるが、そこに受け入れられるかの不安感について担当者は「モノづくりは『2手3手先を考えて行う』のですが、効率化や無機質といったものとは逆に、“こだわり”の気持ちを大事にしました」とシャアの名台詞を引用しつつ説明。「個人スペースがなくなっている反面、“モノへのこだわり”を重視する方々にも使用していただきたいです」と明かした。
今後の展開は?世代間コミュニケーションツールになる可能性も
購入層は「今回は『シャアザク』なので、ファースト世代の方々のご購入が多いようです」と30、40代以上の購入者が多い様子。
インパクトのある商品だけにコミュニケーションツールにもなりそうだが、「存在感がありますので、周囲の方々に『あっ!』と驚いて欲しいです。もちろんテープカッターとして日々、使用して欲しいです」と生活の中に驚きをもたらすアイテムとしても重宝しそう。
『シャア専用ザクヘッド テープカッター』が人気を呼べば今後もさまざまな展開が考えられそうだ。21世紀のスタンダードガンダムを目指して作られた『機動戦士ガンダムSEED』の「ジン」はザクを踏襲したデザインとして知られる。ジンでも商品化されれば、ファースト世代のおじさま層と、SEEDファン層の20〜30代とのコミュニケーションが生まれそうだ。
現在放送中のアニメ『ガンダムビルドダイバーズ』にも登場しているモモカプルはカプルをベースとしたペンギンモチーフのカスタム機で、何らか文房具となれば、子どもにも受け入れられそうだ。
キャラクター文具の枠に収まらない斬新な商品である『シャア専用ザクヘッド テープカッター』。もしヒットとなれば、今後も職場を楽しくしてくれそうな新たな商品が発売されるかもしれない。