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なぜ長い?ミサンガを編む強者も……全長40cmの『なが〜いさけるグミ』開発担当に聞く

 UHA味覚糖から発売されている、『さけるグミ』のロングバージョン、『なが〜いさけるグミ』がSNSで話題だ。商品名の通り“さく”だけではなく、全長40cmの長さを活かし、「三つ編み」や「ミサンガ」を作ったりと、“編んで楽しむ”人があらわれている。また特設サイトでは、『なが〜いさけるグミ』を好む小澤征悦が一人の女性をめぐりバトルするという恋愛ドラマが展開されており、その長さ同様、思い切ったコンセプト。開発の背景を聞くべく、UHA味覚糖のマーケティングセクションリーダー・下村守道さんに話を聞いた。

「どこまで長くさけるか?」ネットの声で商品化

 3月12日より販売されている『なが〜いさけるグミ』だが、“もちっと食感”と濃厚な果物の味が特徴。40cmという類を見ない長さから、コンビニなどのグミコーナーではひときわ異彩を放っている。

 「グミの特徴として『形状』『食感』を楽しむのが一般的ですが、お客様自身の手で“さく”という楽しみ方を加えればより面白いのではないか、という発想から『さけるグミ』が誕生しました。発売後のSNSを見ていたところ “どこまで長くさけるか”という楽しみ方をしているがいらっしゃったため、通常から約7倍まで長くした『なが〜いさけるグミ』を作りました」(下村さん)

 グミの長さを決める過程では、「こちらでさまざまな楽しみ方を想定し、『ミサンガ』の試作を行うなど、どれだけ長くすれば応用が効くか考えました」とのこと。「ミサンガ」や「三つ編み」については、ある意味“想定内”だったようだが、「その一方で『金魚』など、我々の想像をはるかに超える投稿もいただいています」と、ユーザーの自由な発想力には驚きを隠しきれない様子だ。

 「他にも、ベロのように見せたり、文字をつくったりと、さまざまな楽しみ方をしていただいています。自由な発想で、いろんな楽しみ方を発見しながらお楽しみいただければと思います」と続ける下村さん。『なが〜いさけるグミ』については、「さかずに食べてみる、折りたたんでかぶりついてみる」ことも商品の楽しみ方だと教えてくれた。

恋愛ドラマ仕立てのプロモーションにした理由がかなり強引!?

 UHA味覚糖公式サイトおよびYouTubeチャンネルでは、『さけるグミVSなが〜いさけるグミ』と題された連続ドラマが公開されているが、およそグミのプロモーションとは思えないストーリー。『さけるグミ』を愛する “トオル” とラブラブなお付き合いをしている “ちーちゃん” 。ある日、二人がのどかな公園で『さけるグミ』を食べながらデートしていたところ、ちーちゃんは小澤征悦演じる謎のオトコが『なが〜いさけるグミ』をワイルドに割いて食べているのを目撃する。野獣のように食いちぎるその姿に、一瞬でときめいてしまったちーちゃん。後戻りできない三角関係がはじまる…という恋愛ドラマ仕立ての内容だ。

 なぜそうした作りにしたのか聞いたところ、「『理想の結婚相手の条件が“3高(高学歴・高身長・高収入)から3優(家族に優しい・私だけに優しい・家計に優しい)”に変わってきた今の時代、いっそ3長(長寿命、長時間労働、そして長いさけるグミ)にしてみてはどうか?』との着想から企画しました」と下村さんは語る。「なが〜い」とつく商品名から「3長」の言葉を独自でつくり、強引に恋愛ものに絡めてきたことからも、この商品のユニークさが伺える。

 『なが〜いさけるグミ』意外にも、よく噛んで小腹を満たす“忍者式ダイエット”から着想を得た固いグミ『忍者めし』、果実のプチッとはじける食感をイメージした『コロロ』など、独自性の高いグミを次々と生み出してきたUHA味覚糖。次なる一手も「味」だけではない、斬新な付加価値を付けたものとなるのだろうか。

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