ORICON NEWS

トップローカルアイドルNegiccoが明かす15年間の苦労と野望「おばあちゃんになっても続けたい」

Negiccoはアイドルじゃない?「親戚の子」「音楽家」という“説”も

――2018年は“15周年イヤー”となります。改めてどんな15年でしたか?つらかったこと、幸せだったことをお聞かせください。
Nao☆ Negiccoは、“ジェットコースターアイドル”って言われることもあるみたいで。日本一のローカルアイドルに選ばれた時もそうですが、“ようやく売れると思ったら売れない”みたいなことが続いてきたんですよね。イベント出演では更衣室がなくて、床に段ボールを敷いて衣装に着替えたりすることなんてこともよくありました。でも、だからこそ1つ1つを大事にできたんだと思います。めげずにがんばり続けて、気づいたら自分の人生の大半がNegiccoになっていました。

Kaede 始めた当時は、私たち自身も含めて15年続くなんて誰もが思っていなかったと思います。ライブやイベントでブーイングをもらうこともあって、悔しい想いばかりでした。でも、少しずつ“Negiccoって何なの?”というのが、そうじゃなくなってきているのを実感しています。嬉しかったことは、“地元”に認めてもらえるようになったこと。新潟の企業のサトウ食品さんのCMに起用していただいて、全国にそれが流れて…ようやく地元に認められたのかなって思えました。

Megu 新潟に住みながら活動していることが続けられてきた大きな理由ですね。家族・友人、地元ファンの方に近い場所から応援いただいていたから頑張ってこれたと思います。あと、今はいろいろなアーティストの方とライブ・楽曲でコラボをさせていただいて、昨年はKIRINJIさんとも。今はいろいろなアーティストの方たちと仕事ができているのが嬉しいです。

――“アーティスト”という言葉がでましたが、Negiccoのことを“アイドル”と思っていない人も多いですよね。自分達ではどういう立ち位置にいると思っていますか?
Meguよく言われてるのが「新潟の親戚の子」です(笑)
Kaede ウィキペディアで調べると「音楽家」って書かれています(笑)。自分達ではあまり気にしていないかも。どっちでもいいです!

――Negiccoの素晴らしいところは、知名度が全国区になった今も常に上位観念に「新潟」「ネギ」とある点です。…が、今やもうそこに義理立てしなくてもいいと思ったりもするのですが?
Nao☆ 私たちは芸能のお仕事をしたくて、地元のスクールに通っていたんですよ。でも、そのスクールがなくなって、事務所も転々として。こんな状態でNegiccoが大きくなれるわけがない、っていう意見もありました。でも、新潟で大きくなれなかったら全国でやっていけるわけがない。新潟で大きくなることこそが大事と思ってやってきてここまで来られました。新潟が育ててくれたから、これからも地元に生きて、地元で素敵なライブをしていきたいと思っています。
Kaedeもちろん、ネギにも感謝しています!
Megu一生、ネギを背負っていきます(笑)

おばあちゃんになってもNegiccoでいたい!アーティストと共演の“野望”も!

――そんな紆余曲折を経て今があるわけですが、このお仕事の魅力は? 15年間、3人の背中を押してきたのは何でしょうか?

Kaede アイドルであることに悩んでいた時期があって、その時に、アイドルをやめた子から「こんなに幸せな仕事なんてない」って助言をもらって気づきました。本当に、こんなに他者からの“愛”や“応援”をもらえる仕事って確かにないですよね。
Megu やっぱり“刺激”ですね。私は家でもじっとしていられない性格で。手相を占ってもらった時も、この仕事が天職だって言われました(笑) いろいろな人と出会えて、いろいろな場所に行けて、日々の活動自体がパワーになっています。
Nao☆ 夢を諦めないことで、憧れの人にも少しずつ近づけていることかな。私の憧れの坂本真綾さんともお仕事させてもらえました。connieさんも憧れのアーティストとコラボできましたしね。Negiccoとしてというよりも、関係者みんなで夢をかなえていっている感覚があります。個人的には大好きな豊崎愛生さんやAimer(エメ)さんとお仕事をしたい!
Megu じゃ、私は「ももクロ」さん!
Kaede 私は堺雅人さんとお仕事したいな〜(笑)

――では、これからの話をお聞きします。先ほど、年齢の話がでましたが、何歳までNegiccoを続けるのか、ファンの方も気になっていると思います。

Nao☆ おかげさまで今は忙しくさせてもらっています。私たちも15年間で大人になって、お仕事の内容も自分達の考え方も変わって、今があります。これから先、どういう形になるのかは私たちもわかりませんが…例えば、ソロの活動が増えていったとしても、Negiccoはずっと残していきたいと思っています。
Megu 卒業、解散、引退は特に考えていません(笑)
Kaede7月20日で結成15周年になるんです。まだ言えないんですが、15周年イヤーとして特別な企画も予定しています。ずっと先のことよりも、今はそれに全力を注ぎたいですね。

――おばあちゃんになってもNegiccoは続けていきたいと
全員 そうですね!
Nao☆ 15年間、長く続けていく事が大事だと思って活動してきましたが、それは今も変わりません。考え方も変わっていくと思いますが、私たちらしく、無理せずに続けていきたいと思います。

■Negiccoニューシングル 「カリプソ娘に花束を」

(左から)初回限定盤、通常版、完全生産限定版

(左から)初回限定盤、通常版、完全生産限定版

作詞・作曲connie編曲・演奏YOUR SONG IS GOOD

2018年7月20日に結成15周年を迎える新潟在住3 人組アイドル・ユニットNegicco が、前作「愛、かましたいの」以来約1年1ヶ月振りとなるニューシングル「カリプソ娘に花束を」を2月6日にリリース。タイトル曲「カリプソ娘に花束を」の編曲・演奏はNegiccoとの初コラボとなるYOUR SONG IS GOODが担当。作詞・作曲はNegiccoプロデューサーのconnieが「光のシュプール」(2014年)以来となるシングル曲を担当。カップリング曲は作詞・作曲・編曲connieによる「本日がスペシャル!」を収録。

■初回限定盤 税抜2000円
CD+「Road of Negiiiiii 〜Three Never Give Up Girls!!!〜2017 Autumn at 新潟県民会館」フォトブックレット付+期間限定特典「カリプソ娘に花束を」MV DLカード)
■通常盤(CDのみ) 税抜1000円
■完全生産限定盤(7inchシングルレコード) 税抜1500円

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索