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ダンス&ボーカルグループFlowBack、飛躍の1年を振り返る「必要なのは才能よりも情熱」

メンバー各々が楽曲制作、振りつけ、衣装スタイリング、グッズデザインなどを担当し、ボーイズグループ戦国時代と言われる昨今でも個性を放つ5人組ダンス&ボーカルグループ・FlowBack。オーディション落選のなかで出会ったメンバー同士で結成し、FlowBack=“逆流”という意味を掲げるグループ名の如く、数々の壁を乗り越えて見事2016年にメジャーデビューを果たした5人。今回はそんな彼らの新曲『BREAKOUT/雪色』と共にメンバーの素顔を迫るインタビューを実施。アーティスティックな彼らの素顔は、今どきなイケメン男子たちだった!?
Profile
FlowBack(フロウバック)
上記写真左からREIJI(グッズデザイン担当)、MASAHARU(作詞・作曲担当)、MARK(衣装スタイリング担当)、JUDAI(ラップ担当)、TATSUKI(振りつけ、構成担当。リーダー)からなる5人組ダンス&ボーカルグループ。2013年結成し、2014年『LINE オーディション』でファイナリスト8組に選出され注目を浴び、2016年メジャーデビュー。ボーイズグループ全盛の昨今において、メンバー全員が歌って踊ることができる稀有な存在。本格的な歌&ダンスを武器に、曲制作・コレオグラフをはじめ高いセルフ・プロデュース能力を備え、メンバー全員がさまざまな役割を担いながら活動の幅を広げる。12月20日に両A面5thシングル『BREAKOUT/雪色』をリリースする。

最初は揉めました(笑)でも…運命的な出会いだった!

――FlowBackはオーディションの落選を繰り返すなかで、メンバーの皆さんが意気投合しグループの結成に至ったということですが、具体的にはどのようなやりとりがあったのでしょうか?
TATSUKI 僕とMASAHARUがオーディション会場の外で話したのが最初のきっかけですね。「今日、このオーディション受けるんですか?」って。そこからちょこちょこ話すようになって、そしたらスタッフさんが「君らと同じ年ぐらいの子がいるよ」と連れてきてくれたのがJUDAI。でも、結局そのオーディション自体がなくなっちゃたんです(笑)。「だったらもう自分たちでグループ作ろうよ」ってことになってそこからスタートしました。で、そこでオーディションにいた人にいろいろ声を掛けて。REIJIとは2次審査で知り合いました。

MASAHARU ちなみにMARKはオーディションを受けてなかったんですけど、この4人でまずFlowBackを作ったんです。でも、「何か足りないよね。もうひとり入れたいね」って感じになって。そしたらREIJIの友達の友達にソロのシンガーでグループを組みたいと言ってる子がいると聞いたんです。それで「じゃあちょっと会ってみよう」という流れになりそこからFlowBackが5人になりました。
――初めて5人で会ったときの印象って覚えてますか?
JUDAI まだMARKがFlowBackに加入すると決まってなかったときに、勝手にREIJIがFlowBackのグループLINEにMARKを入れたんですよ。で、TATSUKIが「なんでもう入れたんだよ!」みたいにやりとりしだして。MARKが超〜気まずそうだった(笑)。

MARK グループLINEにいるからそのやりとり全部見えてるからね(笑)。「あ〜みんな僕のことで揉めてる」って(笑)。

JUDAI しかも、そのやりとりがあった翌日に山手線に乗ってたんですけど、なんかどこかで見たことのある人がいるんですよ。で、その人をよーく見みるとグループLINEにいるMARKで(笑)。「もしかして山手線乗ってます?」ってメッセージ送ったら「乗ってます」って返ってきたので2人で電車を降りたんです。そしたら…。

MARK 実は僕が昔通ってた高校の後輩だったっていう(笑)。JUDAIが僕の1学年下で何度か一緒に登下校したこともある間柄でした。グループLINEにいても全然気づきませんでしたね。で、そのまま2人でファミレスに行ってご飯をおごりました。一応先輩なんで(笑)。
――まさに運命的な再会(笑)! 今となっては結束力も強く、同じ目標に向かって歩んでいる皆さんですが、当時から意気投合されてたんでしょうか?
TATSUKI 意気投合はしてなかったですね。REIJIはLINEを返さないし(笑)、各々がこのグループに対してそこまで気持ちが追いついてなかったんです。でも、あるときMASAHARUがみんなをカラオケに集めて「俺はこのグループに人生賭けてるんだ! 生ぬるい気持ちでやってるならもうやめよう」と言って。しかも、その当時はMASAHARUがリーダーだったんですけど、「俺はリーダーに向いてない! 降りる!」とか言い出し始めて。

MASAHARU 俺めっちゃ身勝手な奴みたいじゃん(笑)! でも、練習するっていったら普通音楽スタジオとかじゃないですか。けどその頃はそのお金すらも払えない状況で。

TATSUKI カラオケとかで練習してたよね。携帯の横にマイクを置いて僕らは壁を向きながら歌うってやり方で。そこを「無理してでも払ってちゃんとやろうよ」と言ってくれたのもMSAHARUでした。

才能なんて関係ない。”必要なのは情熱でしょ”って伝えたい

――その後数々の困難を乗り越え、2016年にメジャーデビューを果たし、今年は新曲『BREAKOUT/雪色』を含むシングルを計3枚、アルバムを1枚リリースしました。FlowBackにとって飛躍の1年だったかと思います。
REIJI いざメジャーデビューするとなったときは正直実感が沸きませんでした。けど、街中で僕らのトラックが走ったりしてるのを見て「俺ら本当にメジャーデビューしたんだな…」って少しずつ感じるようになり、少しずつですがパフォーマンスするステージも大きくなっていって。こうして経験値も上げれたけどその分失敗もしたし、今年は本当に学びの1年だったなと思います。

――12月20日にリリースする新曲『BREAKOUT/雪色』はFlowBack初の両A面シングルですね。
MASAHARU 『BREAKOUT』はB.LEAGUEの公式テーマソング。前作の『WE ARE!』でFlowBackに興味を持っていただき、そこからB.LEAGUEの公式テーマソングの話を頂戴したという経緯があるので、曲も振りつけもバスケの躍動感を意識した作品に仕上げています。

――『BREAKOUT』ではJUDAIさんが作詞に参加されてますが、ご自身の実体験は作品に生きてますか?
JUDAI はい。詞を書く際はメンバーと普段何気なく話してることとか、SNSでツイートしている言葉を自分なりに意識しながら制作してます。なので、僕の書く詞は最もFlowBackの“素”に近い言葉なのかなと思います。

――『BREAKOUT』の歌詞で特にこだわった言葉は?
JUDAI “ハナっからない才能”ですね。これは自分たちのことを指しているんですが、僕自身もともとラップを歌ったことなんてなかったし、FlowBackに入ってから歌やダンスを始めたメンバーもいます。グッズのデザインや衣装のスタイリングだってそうです。だから、僕は才能の有無なんてどうでもいいと思ってるし、今こうやって自分たちが表現していることがリアルな証明でしょ?って。必要なのは才能よりも情熱だってことを伝えたいんです。

TATSUKI おぉ〜! なんかロックなこと言ってる(笑)!
――『雪色』は『BREAKOUT』とは対照的な優しいバラード曲です。
MARK FlowBackのグループとしてのテーマが“挑戦”なので、今まではアグレッシブな曲が多かったんですが、個人的にはずっとバラードをやりたいなと思っていて。だから、そういう意味でも今回こうしてバラードを歌うのもある種の挑戦なのかなと。ダンサブルなナンバーだとわりとノリで歌いきれちゃう部分もあるんですが、バラードだとそうはいかない。息づかいひとつや、語尾の余韻の持たせ方に試行錯誤しました。

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