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中条あやみ、映画『覆面系ノイズ』でボーカル役挑戦も「本当はカラオケも苦手」
「バンドって青春だな」と思った瞬間、涙が自然に出てきちゃいました
中条あやみ 監督に「衣裳は自分で決めてください」と言われたので、「ニノちゃんはこういう服を着るよね」ってスタイリストさんと話し合いました。マンガでニノはドットや星の柄ものが多かったので、そういうのを選んだり、原作の福山(リョウコ)先生の服が私の思うニノちゃんのファッションに近かったので、先生を見てアイテムを追加したりもしました。私自身は無地のシンプルな服が多いんですけど。
――他に、撮影のなかで特に覚えていることはありますか?
中条あやみ ユズたちがイノハリ(劇中バンド「in NO hurry to shout;」)のメンバーだと知ったシーンで、初めて「カナリア」という曲を全員で合わせたんですけど、何か感動して「バンドって青春だな」と思った瞬間、泣く場面ではなかったのに涙が自然に出てきちゃいました。そのせいで撮り直しになったんですけど、バンドは楽しかったですね。
――ギターケースを背負って走るシーンは疲れました?
中条あやみ 何本も走って、リアルにしんどかったです(笑)。並走して撮っている車にだんだん追いつけなくなって、「もっと速く!」と言われても、「もう無理です……」みたいな(笑)。でもボイストレーニングを受けていたとき、「歌いながら走るといい」と言われたので、家の周りの道で声を出しながら走ることはしていました。
――ニノとユズみたいな海辺での素敵な思い出は、あやみさんにはありますか?
中条あやみ 小さい頃、両親とワンちゃんで海に行って、溺れかけたことはあります(笑)。急に深い場所に行っちゃって溺れそうになって、犬が助けにきたんですけど、泳げないから私の上に乗ってくるという、ありがた迷惑な事件でした(笑)。
目標は山口百恵?シンガーとしての活動にも意欲
中条あやみ できればいろいろやってみたいと思っています。一番苦手だと思っていたのが歌と踊りなんですけど、踊りは『チア☆ダン』、歌は今回で乗り越えたので、「次は何ができるかな?」って感じです。
――今後、“シンガー・中条あやみ”としての活動もありそうですか?
中条あやみ 歌うことが楽しくなったので、「またいつか歌えたらいいかな」と思ったりはしました。今回「高音が強みだね」と言われたので活かしたいですけど、山口百恵さんとか声の低い方の歌も好きなので。そういうのもやってみたい欲張りな気持ちもあります。
――本当にあやみさんはビジュアルは完璧だし、いろいろな才能があるようですが、逆に今も苦手なことはあります?
中条あやみ 苦手なことしかないです(笑)。まず人見知りだし、演技もまだまだ。しいたけも苦手です(笑)。
――人見知りは仕事の現場でも出ます?
中条あやみ 最初はすごいです。目も全然見られません。でも慣れてくると、結構いたずらっ子なので、ちょっかいを出したりします(笑)。『覆面系ノイズ』でも、自分では覚えてないんですけど、志尊(淳)くんに壁ドンをしたみたいです。急に“バン!”って。「えーっ! そんなことしてたんだ……」と思いました(笑)。
(取材・文/斉藤貴志)
映画 『覆面系ノイズ』予告編
監督:三木康一郎 脚本:横田理恵 三木康一郎
出演:中条あやみ 志尊淳 小関裕太 真野恵里菜 磯村勇斗 杉野遥亮
11月25日公開
【公式サイト】(外部サイト)
(C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会