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嵐・二宮和也が料理の腕を生披露!映画『ラストレシピ』晩餐会で戦々恐々!?
応募倍率はなんと約280倍!「今年の運は使い果たしましたね」
このイベントは、これらの料理に、コックコート姿の二宮が最後の仕上げを施すという趣向。衣装に身を包んだ二宮が登場するや、会場からは大きな歓声が上がるが、フォーマルドレスの客たちの注目を一身に浴びた二宮は、少々照れ気味に苦笑い。それがまた招待客に大うけとなった。イベントには、抽選で選ばれた21組42名のみが参加。応募期間わずか3日間だったにも関わらず、応募倍率はなんと約280倍ということで、登壇した二宮は「これで皆さん、今年の運は使い果たしましたね」と語り、笑いを誘った。
西島によるフランベのアドバイスに二宮も戦々恐々
続いて、石に包まれたホロホロ鳥を蒸し焼きした「黒と白のラビリンス」は、仕上げに洋酒をフランベ(酒に火をつけて回しかける)する工程を任された。じつはこのメニューは、劇中では西島演じる直太朗が華麗にフランベを披露しているのだが、その西島が「“大日本帝国食菜全席”でどの料理を選ぶかといえば、これ。じつはこれだけ、現場で食べさせてもらえなかったんですよ」と告白。しかも、西島は二宮に「本当に気をつけて。撮影中、リハーサルを何回かやったけど、全部失敗して、手に火がついちゃったんだ」と、驚きのアドバイスを送った。その注意を受けてか、二宮は少々緊張の面持ちでフランベの準備に。照明が落とされ、フランベの炎がよく見えるように演出された中…、こちらも大成功! 二宮自身も「お〜!」と歓声を上げ、会場からは大きな拍手が起きた。
また、このイベントの前には、「幻のレシピ再現披露会」がマスコミ向けに行われ、その際に二宮らは帝国ホテルの“リアル・ラストレシピ”こと「吉川レシピ」の「牛舌肉煮込」、「露国風洋梨乳酪冷菓」の皿を試食していた。その感想を求められると、口々に「本当においしかった!」と絶賛。だが、二宮と西島は、「でも、僕たちは晩餐会には参加できないんですよね…。劇中の再現料理も食べられると思っていたのに」と、残念そうな表情を浮かべ、またまた招待客の笑いを誘った。
フレンチとは一線を画すこっくりした味わい
当時の味を再現するために、帝国ホテルの厨房は何日も前からこれらの料理のために動いていたのだという。というのも、これらは100年前の製法を守って作られた、非常に手間のかかった料理。現代の厨器で手間を省くのではなく、当時と同じだけの手間暇をかけて作られていた。味わった招待客からは、一口運ぶごとにため息が聞こえてくるほど。二宮も、「普段は料理場で向かい合っているだけだけど、今日はお客さんの前で披露することができて、達成感があるな。料理って楽しい」と語った、まさにプレミアムの名にふさわしい晩さん会となった。
(文:よしひろまさみち)