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松本潤、禁断の恋を演じた感想は!?「毒っ気があるからこそ強く惹かれ合う」

 映画『ナラタージュ』(10月7日公開)で、高校教師・葉山を演じる松本潤。有村架純演じる元生徒・泉との禁断の恋が描かれた本作だが、実は「明るくて楽しいシーンが全然ない」とか。松本潤としてのオーラを封印して臨んだ役作り、嵐の活動と並行して行われた撮影の思い出など、おおいに語ってくれた。

高校教師役は「普段の自分の4割くらい」のテンションで!?

――映画『ナラタージュ』で演じた高校教師・葉山という人物に対して、松本さんはどういった印象を持たれましたか?
松本潤 血の通っている、人間味のある人だという印象はありました。観てくれた男性の方からも、「共感する部分がある」と言ってもらえることも多くて、うれしかったです。とはいえ、シーンとして描かれている部分だけだと、自分勝手にも見えるんです。そもそも、原作では元生徒である泉(有村架純)目線で語られていて、葉山が実際にどう思っていたのかという描写はない。ナラタージュというのはモンタージュとナレーションを合わせた造語であり、泉が捉えていた葉山像の“回想”なんです。自分としては納得ができないシーンだったとしても、「それは泉の記憶の中にある葉山なんだ」と考えることで、バランスを取っていた感じです。

――リアリティがあるからこそ、男性からも共感される作品になっていると。
松本潤 リアルというか、ある種の毒っ気というのも、この作品の魅力だと思いました。キレイに描くことも可能だけど、毒っ気があるからこそ、強く惹かれ合ってしまうんじゃないか、と。正直、怖い部分もありましが、たとえ葉山が嫌な人だという印象になったとしても、監督や泉役の有村架純ちゃんたちを信じて、割り切ってやっていました。

――高校教師役ですが、ビジュアル面も含めてどういう意識で臨みましたか?
松本潤 まず監督から、「普段の僕が100だとしたら、40くらいに抑えてくれ」というようなことを言われたんです。「40ってどういうこと? 自分の100ってなんだ!?」というところから始まり(笑)、テンションやトーンが普段の自分の4割くらいなのかなと考えて。「目にブラインドを下ろして」とも言われたかな。普段、目に力を入れているわけでもないし、力を抜いたからいいというわけでもないので、とにかく4割でいるということについて、常に考えていました。

「ちょっと歌ってきます!」、撮影は嵐の活動と並行して

――泉を演じた有村さんとは、(撮影時で)約2年ぶりの共演になりますが、現場でのエピソードについても教えてください。
松本潤 前回共演して以来、「たくさんの現場を経験されてきたんだな」という印象はありました。年下の子たちと一緒に芝居をする場面もあったので、お姉さんっぽく見えたりもしてた。芝居も間違いないですし、「頼りにしてます!」という感じでした。彼女はずっと(ロケ地の)富山にいたから、大変だったと思います。僕はたびたび東京に戻っていたので、架純ちゃんから「また帰るんですか!?」と言われ、「すみません!(笑)、ちょっと歌ってきます!」なんてやりとりをよくしていました(笑)。と言っても、役としては心が通じ過ぎないほうがいいとも思ったので、いつもしゃべっていたというわけではなかったですね。

――ロケ地と東京と行き来する中で、役のために“4割”のテンションに切り替えるのは大変だったのでは?
松本潤 あまり考えてはいなくて、その場所に行くことで自然に切り替わります。それは普段からそうですね。僕は大体、バラエティや歌番組、ライブなど別の仕事と並行して撮影していることが多いので、現場にいる人たちと顔を合わせることで、意識せずとも切り替われるんです。ただ、「自分のニュートラルはどこにあるか?」ということは考えました。

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