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ウエンツ瑛士、30代は「リセットしてみるのもいい」!? 意外な展望とは

 ウエンツ瑛士が、長編ドキュメンタリー『禅と骨』(9月2日公開)で、約4年ぶりの映画出演! 日本テレビ系『火曜サプライズ』や『スッキリ!!』など、バラエティや情報番組で確かな立ち位置を築いているウエンツだが、「一度リセットしてみるのもいいかな」と、現状からの脱却も視野にあるようで!? 今年で32歳、独身。大きな変化がありそうな、ウエンツの今後の展望とは!?

「これ以上バラエティを増やすと、他のことをする時間はなくなってしまう」

――レギュラーでバラエティ番組に出演していることもあって、役者としての作品がとても新鮮に感じられます。ウエンツさん自身は、それぞれのバランスをどう捉えていますか?
ウエンツ瑛士 今はコンスタントにお仕事をいただけているので、バラエティが多くなっていますが、突然なくなることもあり得ますからね。自分で配分を意識しなくても、その時々の流れで変わっていくものだと思っています。ただ、これ以上バラエティを増やすと、他のことをする時間はなくなってしまうかな、という気もしています。

――余白は残しておきたい?
ウエンツ瑛士 僕は毎日が楽しくないとイヤなので(笑)、そういう意味でも余白は大事なんです。いろんなことをやってみたいのと、例えば『火曜サプライズ』などで様々な方と交流していくうちに、僕自身が変化していくというのが重要といいますか。そういう意味でも余白が大切だというのは、ここ何年かやっていて気づいたことでもあります。

「顔が似ているから」!? 日系アメリカ人の禅僧役に

――そして今回、ドキュメンタリーを軸にした映画『禅と骨』では、俳優として再現ドラマ部分に出演されています。どんな経緯で出演することに?
ウエンツ瑛士 戦争中はアメリカで過ごし、のちに禅僧になったヘンリ・ミトワさんという方のドキュメンタリーなんですが、監督からは、「顔が似ているから」と言われました。ヘンリさんの昔のパスポートを見て、僕と似ていると思ったそうなんです。それで直接、会社に来られて、「似ているので、お願いします!」と(笑)。

――監督の直感と情熱によって決定(笑)。
ウエンツ瑛士 そうですね。細かい説明は特にありませんでした。僕は、ヘンリさんがどういう人かも知らずに、彼の若い頃を演じていたんです。監督いわく、「時代は違えど血筋が似ているから、たとえば他人からの視線に感じることなど、2人に通じるものがあるかもしれない」と。頭で考えずに自然にやってほしい、という感じでしたね。

――映画出演は約4年ぶりになりますが、現場はいかがでしたか?
ウエンツ瑛士 久々に、モノ作りの現場は体感させてもらいました。自分の仕事のサイクルにはない、異物が入ってきた感じで、よくも悪くも歯車がズレた感覚でした。「あれ、上手く回らないな!?」とも思うのですが、逆にその刺激がおもしろかった。自分のサイクルが上手く回っているのも好きだし、ありがたいんですけれど、不思議なもので「これでいいのかな?」という気持ちも出てくる。メンドクサイですよねぇ(笑)。ちなみに、撮影は3年前くらいだったかな? 作品へ向けられた熱量がとにかくすごくて、生活のために働くというよりは「作りたいから作るんだ」という気持ちが伝わってきて、いろいろと刺激になりました。

「将来結婚するのであれば、自分のために働けるのは、今しかない」

――ウエンツさんとしては、現状に満足して楽しんではいるけれど、大胆な冒険もしたい。今はそんな心境ですか?
ウエンツ瑛士 僕は今年32歳になるんですけれど、一度リセットしてみるのもいいかなという気持ちもあります。出来上がったら出来上がったで、壊したくなるんでしょうかね(笑)。これまでは流れに乗って仕事をしてきた部分もあり、自分から「こういうことがやりたい」と意思表示をしてやってきたわけではないんです。それに、地元の友だちはみんな結婚していて、自分というよりは家族のために働く段階に来ている。もし、将来自分も結婚するのであれば、自分のために働けるのは、今しかないんですよね。

――破壊するなら今だと。
ウエンツ瑛士 いや、破壊しなくてもいいのかもしれないですけど(笑)。今後も芸能界でやっていくとして、人と違う視点や感覚を持つために、もう一度やり直すのもありなんじゃないかなと思うんです。タレントは2回売れなきゃいけない、と言われるじゃないですか。まず一度、名前が広く知られて、落ち着いてきたところでもう一回ブレイク…という。自然と落ち着く場合もあると思いますが、自分で落としてみるのも手というか。

――もともと、あまり欲はなかった?
ウエンツ瑛士 今は仕事で何かを達成したいというよりも、自分自身をもっと魅力的にして、輝かせたい気持ちのほうが強いかもしれないです。どうしても、ゴールデンでMCをするとか、大きな作品に主演するとか、そういう目標を掲げがちですけど、そのためには結局、自分を磨くしかない。自分が魅力的な人間になった結果、仕事もついてくればいいなと思います。

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