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GLAY、“神対応”の裏側を語る! 危機や葛藤を超えて「有言実行であり続けたい」

解散の危機はあったけど、それは周りの環境に違和感を持っていただけ

――お二人はGLAYのこれからをどうイメージしていますか?
TERU 俺は “周年お祭り男”なので、23周年でも祝いたいぐらい(笑)。そうやっていくつかのお祭りを経て思うのは、「有言実行であり続けたい」ってことなんです。永遠はないにせよ、10年後も20年後もやっていこうよと言葉を発したら、僕はそこに目標を持っていく。去年、ファンクラブ記念ライブのMCで「30周年に、ヴェネツィアでライブをやらせてくれ!」と言ったからには、そこに向かっていきたいですね。
JIRO グループの中では、TERUが一番夢を語って、TAKUROが具体的なビジョンを明確にする役割なんですよ。僕とHISASHIは、夢はあまり掲げない。僕は、先々のことはあまり考えていないです。ファンの人たちも、熱心に全国追いかけてくれる人もいれば、自分なりのペースで楽しんでくれる人もいます。ただ、お互いに新鮮味がなくなることほどつまらないことはない。俺たちまだまだやるので、熱狂的なファンの人たちも、無理しない程度に付き合っていてほしいし、ヴェネツィアにまで付き合ってもらうためには、みんなも体とも相談して…とファンの皆さんにはアドバイスしたいです(笑)。
TERU 以前、僕が亀田さんの番組(NHK Eテレ『亀田音楽専門学校』)に出演した時、ファルセットと地声の間の“ミックスボイス”を披露したら、なんかボーカリストの裏ネタ暴露みたいになっちゃって(笑)。「HOWEVER」をライブで歌うたびに、JIROが「今、ミックス使ったろ!」って僕をチラっと見るんです(笑)。それはさておき、ボーカリスト的なトピックスとしては、70代になっても、キーを下げずに歌うのが今の僕の目標ですね。ポール・マッカートニーみたいに。特に、今の若い人たちには負けたくないな!
JIRO 何サンドロスに???
TERU アハハ! 負けたくないは冗談として、若手のバンドからは刺激受けまくってますよ。今回のツアーでも、戯れで、星野源さんの「恋」とか、[Alexandros]の「ワタリドリ」とかを歌ったんですけど、「ワタリドリ」があまりに高くて、一音だけキーを下げちゃって。どこかでリベンジしたいなと(笑)。

――(笑)何はともあれ、4人が4人とも、スターとして並び立っているバンドであることが、GLAYのオリジナリティの根幹にあると思います。全員仲が良くて、全員個性的。全員曲が書けて、地元が一緒。
TERU ライブでも、一人一人というより、GLAYという何かを感じに来てるんでしょうね。GLAYという生命体というか。
JIRO それぞれ他のバンドやソロをやったりもしてますが、 GLAYに何かを持ち帰りたいという気持ちが強いですからね。

――今までに喧嘩したことは一度も?
JIRO ないですね。
TERU 何回か、解散の危機はありましたよ。でもそれは、周りの環境に違和感を持っていただけだった。「4人はずっと仲がいいのに、どうして解散しなきゃならないんだ」と考えた時、違和感を覚えた環境から離れて、自分たちだけでやればいいという結論に達して、今がある。

――メンバーの誰かを羨ましく思ったりすることもないんですね。
JIRO みんな自分のことが好きなんですよ。TERUは特に(笑)。
TERU 個性はバラバラだけど、4人のバランスは取れているんです。打ち上げでも、大勢スタッフがいるのに、知らないうちに4人で固まって話していたりしますから(笑)。
(写真:草刈雅之 文:菊地陽子)

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【ツアー情報】
『GLAY ARENA TOUR 2017 “SUMMERDELICS”』
9/23(土・祝)24(日)朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
9/30(土)10/1(日)大阪城ホール
10/7(土)8(日)宮城 / セキスイハイムスーパーアリーナ
10/21(土)22(日)広島グリーンアリーナ
10/25(水)27(金)28(土)東京/日本武道館
11/3(金・祝)4(土)北海道立総合体育センター 北海きたえーる
11/11(土)12(日)神奈川/横浜アリーナ
11/15(水)16(木)大阪城ホール
11/25(土)26(日)マリンメッセ福岡
12/9(土)10(日)さいたまスーパーアリーナ
12/16(土)17(日)愛知/日本ガイシホール
2018年3月 台湾・台北アリーナ
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