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もはや既定路線の“プロ野球×女子アナ”婚、決して華やかだけでない結婚後の悲喜こもごも

 元・モーニング娘。のメンバーで現テレビ東京・アナウンサーの紺野あさ美と東京ヤクルトスワローズの杉浦稔大投手が入籍した。ちまたでは、またしても「プロ野球選手×女子アナ」婚かと話題になっている。それほど“定番化”している同婚は、「プロ野球選手は知的なイメージの女子アナが好き」「女子アナにとって高収入のプロ野球選手は狙い目」等々、“相思相愛”の理由が多く語られてきたものの、その後の生活を追っていくと必ずしも順風満帆の生活を送っているカップルだけではない。“プロ野球選手×女子アナ”カップルが果たして本当に理想の夫婦像なのか? その実情に迫ってみたい。

◆“プロ野球×女子アナ”婚ブームのさきがけは古田敦也×中井美穂

 “プロ野球×女子アナ”婚の現役選手組で言っても、松坂大輔(ソフトバンク)×柴田倫世(元日本テレビ)やイチロー(米マリーンズ)×福島弓子(元TBS)、最近だと前田健太(米ドジャース)×成嶋早穂(元東海テレビ)、菊池雄星(西武ライオンズ)×深津瑠美(元岡山放送、フリー)、長野久義(巨人)×下平さやか(テレビ朝日)など枚挙に暇がない。
 引退組でも古田敦也(元ヤクルト)×中井美穂(元フジテレビ)、石井一久(元ヤクルト、西武ライオンズ)×木佐彩子(元フジテレビ)、高橋由伸(現巨人監督)×小野寺麻衣(元日本テレビ)、松中信彦(元ソフトバンク)×林恵子(元静岡放送、フリー)などが有名どころとしては挙げられるだろうか。

 そんなプロ野球選手×女子アナ婚ブームのさきがけとなったのは、やはり1995年に結婚した古田×中井カップルだろう。それまでプロ野球選手の結婚で目立っていたのは、江川卓や原辰徳(ともに元巨人)のように相手が客室乗務員で、当時の言葉で“スッチー婚”といったあたりであり、基本的に妻は表には出ず、陰でスターの夫を支えるという内助の功パターンが多かった。
 そうしたなか、結婚当時の古田は人気も実力も好感度も絶頂期で、一方の中井もフジテレビのアイドル的な看板女子アナだった。そして、結婚後の中井はフリーアナとして活動を続け、今でもお互いに多方面で活躍している。このふたりの結婚を機に、一気にプロ野球選手と女子アナ婚が増えていったように思える。1999年には先のイチロー×福島、2000年には松中×林、石井×木佐、元木大介(元巨人)×大神いずみ(元日本テレビ)夫婦などが誕生していくことになる。

プロ野球選手との結婚=幸せの方程式は、誰にでも成立するわけではない

 ただ、プロ野球は厳しい実力の世界。ひとくくりにプロ野球選手といっても、スター選手として活躍することなく去る選手もいれば、山あり谷ありの生活のなかで離婚に至る夫婦がいるのもまた事実。最近では、誰もがうらやむ憧れの職種同士の華々しい結婚のあとの苦労や苦悩など、仕事や私生活の悲喜こもごもがテレビで紹介されることも多くなった。

 例えば女子アナではないが、タレントの新山千春は2004年に黒田哲史選手(元西武、巨人)と結婚したが、2007年に黒田が引退、2014年に離婚に至るが、新山は“苦労系”のプロ野球選手妻として、その間の厳しい生活を赤裸々にテレビで告白した。

 女子アナでも、巨人の現リリーフエースである澤村拓一投手は2011年、日本テレビの女子アナだった森麻季と結婚したが、2013年末に離婚。理由は定かではないが、澤村選手の“筋肉マニア”の側面や難しい性格がその一因だったとも取沙汰された。また、元ヤクルトの城石憲之選手とテレビ東京の大橋未歩アナも2007年に結婚、その後2015年に離婚している。

 プロ野球選手と女子アナのカップルは、ヒーローとヒロインのベストマッチングのイメージがあるが、選手として大成し、引退後も野球界や芸能界で生き残っていける選手はごくひと握り。プロ野球選手との結婚=幸せという方程式は、誰にでも成立するわけではないのだ。

最大の注目は“二刀流”大谷翔平 規定路線の女子アナか? それとも…

 ましてや両者とも華やかな世界に属し、一流の人間と触れ合う場所で身を処してきただけに、お互いに自分なりの価値観もあるだろうし、意思が相容れないこともある。また、その後の夫の活躍しだいでは“格差婚”になってしまう可能性もあり、場合によっては、夫の成績不振によって妻が批判を受けることだってあるのだ。そして、現役時代より引退後の人生のほうがずっと長いことも難しいところだろう。

 それでも、元巨人のセットアッパーとして活躍した林昌範投手のように、2007年にテレビ東京の亀井京子アナと結婚後、日本ハムで戦力外通告を受けるも今もDeNAで活躍している選手もいる。亀井アナも2010年からフリーアナとしてよくテレビで見かけるようになり、両者ともに幸せな結婚生活を送っているようだ。
 ただ、たとえ成功と呼ばれる道を歩んでいなかったとしても、どんな人生を歩もうとも、結婚とはふたりが幸せであればそれだけでいいもの。他人がとやかく言うことではないのは誰もが分かってはいるが、そこはプロ野球選手と女子アナ。ともに憧れの職業だけに、これからも世間の興味関心が向けられるのは避けられないだろう。

 そして現在、“女子アナ最強の標的”と目されているのはもちろん、日本ハムの“二刀流”大谷翔平選手。同球団の選手に対する規律の厳しさは有名なだけに、さまざまなゴシップが飛び交うということはないだろうが、そのぶんより熱愛情報は注目を集めていきそうだ。子どもたちに夢を与えるプロ野球選手。スターであるほど世間の好奇の目にさらされるのはいつの時代も同じ。その私生活は、大人たちへも常に話題を与えている。

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