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岩井俊二監督の90年代ドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』、劇場アニメ化

 岩井俊二監督が演出・原作・脚本を手がけ、1993年に放送されると各方面から高い評価を受けたテレビドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が、劇場アニメーション映画として2017年8月18日に公開される。
 90年代のドラマから、現代的な要素を加え長編ならではの壮大な物語として新たに脚本化するのは、『モテキ』(テレビ東京系、2010年)『まほろ駅前番外地』(テレビ東京系、2013年)などドラマ演出・脚本の名手として評価の高い大根仁監督。テレビアニメから劇場映画化された『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』などを手がけた新房昭之氏が総監督を務める。

 岩井俊二監督は今回の劇場アニメ化について「自分の過去作品を下敷きに、新たなアニメーション作品を創り上げるという、これは僕にとってかつてない体験です。原作者という立場からこうして欲しいという注文のようなことはありません。自分の好きな作家さん、表現者さんたちに委ねました。自由で独創的な作品が誕生することを期待しています」と歓迎している。

<劇場アニメ版 STORY>
夏休み、とある海辺の町。花火大会をまえに、ざわつく中学校の登校日。
典道と祐介は校内のプールで、2人が密かに想いを寄せるクラスのアイドル的存在・なずなに遭遇する。なずなの前で、50メートルの競泳対決をすることになる2人。典道は水中ターンに失敗し祐介に敗れるが、泳いでいる最中に水中で不思議な玉を拾う。一方、先にゴールした祐介はなずなから花火大会に誘われる。

放課後、クラスメイトが「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか?平べったいのか?」で盛り上がるなか、典道はなずなから「プールで勝ったほうを花火大会に誘うつもりだった」ことを知らされる。

だが、なずなの本当の目的は、再婚する母親から逃れるために「かけおち」して家出をすることだった。典道の目の前で、抵抗しながらも母親に連れ戻されそうになるなずな。
そして、それを見ているだけで助けられない典道。

「もしも、あのとき俺がプールで勝ってたら……」
もどかしさから、プールで拾った玉を典道が投げると……

気が付くと、典道は祐介と共にプールで再び水泳対決の真っ最中だった。

何度も繰り返されるおなじ一日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は?
そして、打ち上げ花火は、果たして横から見たら、丸いのか、平べったいのか?
花火があがるとき、恋の奇跡が起きる――。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
声の出演:広瀬すず 菅田将暉 宮野真守
原作:岩井俊二
脚本:大根仁
総監督:新房昭之
監督:武内宣之 音楽:神前暁
アニメーション制作:シャフト
2017年8月18日(金)全国公開
(C)2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会

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