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ORICON NEWS
中島裕翔インタビュー『新たな一面を見せることで自分の可能性を見出したい』
ウケないことも多々…バラエティでムチャ振りされても全力でやる
中島裕翔『HOPE』のときにご一緒した遠藤憲一さんとお話させていただくなかで、刺激的でもありながら気づかされる部分がたくさんあったんです。それで自分はまだまだ経験が足りないと感じたので、もう少し人生の酸いも甘いも知っていたほうが良いのかなと……。ただ、自分でイメージしながら役作りをしていくのが楽しかったりするので、経験しすぎてもそれはそれでつまらなくなるのかなとも思うんですけどね。
――今までの人生経験のなかで不安や迷いが生じたときはどうやって打破してきましたか?
中島裕翔仕事現場に行ったら不安でもとにかくやるしかないんです。お芝居はもちろん、バラエティ番組でムチャ振りされても全力でやる。もちろんウケないことも多々ありますけど(笑)。怖くて不安な気持ちがあっても、結果がどうであれやりきることはできるので、“やるしかない!”の精神で乗り切っています。
中島裕翔そう思います。例えば役者としてシリアスな作品の現場に入っている期間中にコンサートがあったら、アイドルとしてキラキラの笑顔でかわいく踊ったり歌ったりできちゃう自分がいるんですよね。そうやって無理なく自然と切り替えることができてしまうので、仕事への対応能力は着実に身に付いていっていると思います。
アイドルとしての自分に慣れないようにしなければ
中島裕翔かなりギャップはありますね。でもそのギャップを楽しむようにしています。なにかひとこと言うたびに“ワーッ”と盛り上がってくれることなんて、なかなか普通の生活では体験できないですから。ただ、アイドルとしての自分に慣れないようにしなければとも思うんです。それが当たり前じゃないんだと肝に銘じながら俳優業と両立させていきたいですし、踊ったり歌ったりすることでみなさんが喜んでくださるのなら僕自身もアイドルであることを楽しみたいと思っています。
――役者をする際にご自身のなかで気をつけていることはありますか?
中島裕翔心がけているのは自我が出ないようにすること。髪型や身につけるものは必ず演じる役のキャラクターに合わせるようにしていて、たとえ髪型がダサかったとしても自分の見た目より役に合っているかが重要なのでそこは気をつけるようにしています。アイドルとしての自分をお芝居に持ち込まないようにしたいですし、あくまでも役者として勝負したいんですよね。見た目を役に近づけることは最低限の役作りだと思っています。
中島裕翔脇でおもしろいお芝居をされる方や、オールマイティな役柄で活躍されている役者さんへの憧れが強いんですよ。僕も新たな一面を見せることで自分のなかの可能性を見いだせたらと思っているので、いろいろな役に挑戦してマルチな役者になっていきたいです。今まではどちらかというと普通の好青年の役が多かったので、チャンスがあれば殺人鬼役を演じてイメージを壊してみるのもいいかもしれませんね(笑)。
(文:奥村百恵)
僕らのごはんは明日で待ってる
監督・脚本:市井昌秀
出演:中島裕翔、新木優子、美山加恋、岡山天音、片桐はいり、松原智恵子
2017年1月7日(土)TOHOシネマズ新宿ほか
(C)2017「僕らのごはんは明日で待ってる」製作委員会
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