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岡田圭右が娘・結実との“共演NG”を貫く姿勢 二世タレントと親子関係のあり方とは?
共演はもちろん“愛娘トーク”も厳禁! ここまで徹底した“断絶”は非常に稀
「超大御所・明石家さんまさんと娘のIMALUさんも“共演NG”ですが、お互いのことはメディアで話題にしています。先日放送された『しくじり先生〜俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)でも、IMALUさんは幼くして別れた父・さんまさんとのエピソードや、二世であることにうぬぼれた自分を赤裸々に告白して、大きな話題を呼びました。さんまさんにしても、IMALUさんが誕生して以来、たびたび“ウチの娘が…”と発言しています。親と子の活動現場や仕事のジャンルが違う場合は(Dragon Ashの降谷建志&俳優・古谷一行、OKAMOTO’Sのハマ・オカモト&芸人・浜田雅功など)、“デビュー当初は隠していたが後に告白、でも父親をリスペクト”的な流れもありますが、お笑い界で考えれば、岡田さんの姿勢は異例ですね。ふたりともそれぞれスキルもあるし、共演があっても全然おかしくありません。もちろん視聴者からの反発もないはずですが…」(バラエティ番組制作会社スタッフ)
徹底した“手を差し伸べない”スタンスは、二世タレントとしての将来への展望を開く?
「二世タレントさんたちの不安定さと言いますか、危うい状況を考えると、『岡田家の家訓で親子共演はNG。子どもに関してはいっさい発言しない』という岡田さんのスタンスは、非常に賢明だとも言えます。子どもが二世であることに甘えてしまうということもありますが、それ以上に視聴者は敏感で、少しでも親や周囲が二世タレントを甘やかしているとわかると興ざめしてしまい、“やっぱり二世は…”とさらにバイアスをかけて見てしまう。本来の実力の評価すら損なってしまう可能性があるんです。そんな厳しい視聴者の目から見ても、結実さんは“しっかりした娘”と見られているし、ひとりの自立したタレントとしてまっとうな評価を受けている。そもそも親が甘やかしてないので、娘も増長しないし、当然好感度も高い。結実さんに徹底して“手を差し伸べない”という岡田さんの態度こそ、本当の“親心”と言えるかもしれませんね」(バラエティ番組制作会社スタッフ)
高畑淳子は、自らが出演する大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)で高畑裕太との“母子共演”を希望しており、しかも実現直前だったと一部では報道されているが、結局それも夢に終わったようだ。メディアでは明るいキャラクターで知られている岡田圭右だが、「家では厳格な父」と結実が言うように、芸能人としてではなく、ひとりの人間として娘を育ててきているのだろう。父親が芸能人だからといって、タレントとして独立した存在として岡田結実を視聴者は観ているため、好感度が高いまま、変に二世タレントとしてカテゴライズされない。むしろ“親子共演”を徹底して避けてきた岡田圭右のようなスタンスが、二世タレントとしての将来への展望を開くのかもしれない。