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(更新: ORICON NEWS

【Trend Research】あなたが好きな『ドラクエ』シリーズの呪文は?

 今年5月に生誕30周年を迎えた、ロールプレイングゲームのパイオニア『ドラゴンクエスト』シリーズ。この夏は、企画展や全国5会場を巡るアリーナショーが開催されるなど、とりわけ大きな話題を集めた。ファンたちの間ではさぞドラクエ談義に花が咲いたことと思うが、作品を語る上で欠かせない要素といえばやはり“呪文”だろう。この春には、社内会議をドラクエの呪文だけで展開していくという、山田孝之出演のCMも大きな話題を呼んだ。そこで今回のTrend Researchでは、「シリーズの中で好きな呪文」について調査。愛好家たちお気に入りの“魔法の言葉”とは?

世代を超えて愛されるコンテンツ力

  • この夏には、『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』 と題した全国5会場を巡るアリーナショーも開催された (左から)トルネコ役の芋洗坂係長、主人公・勇者役の松浦司、アリーナ役の中川翔子 (C)ORICON NewS inc.

    この夏には、『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』 と題した全国5会場を巡るアリーナショーも開催された (左から)トルネコ役の芋洗坂係長、主人公・勇者役の松浦司、アリーナ役の中川翔子 (C)ORICON NewS inc.

 家庭用ゲーム機では初ともいえる本格ロールプレイングゲームとして、1986年5月27日に第1作が発売。当時、『ドラゴンボール』(集英社)で人気を博していた漫画家・鳥山明氏がキャラクターデザインを、ザ・ピーナッツやザ・タイガース等、人気グループへの楽曲提供などで知られるすぎやまこういち氏が作曲を担当するなど、最強の布陣で制作されたこともあって瞬く間に子どもたちを虜に。その人気を受けてシリーズ化。タイトルを重ねるたびに、子どもから大人、男性から女性というようにファンを増やし、発売前日の店舗前の大行列はいつしかお馴染みの風景となった。

 ゲーム本来の面白さはもちろんだが、豊富なキャラクターや呪文、ストーリー設定など、コンテンツがそれぞれ魅力的で、ゲーム以外にもさまざまな展開を見せているのも面白いところ。コンビニで“スライム”をデザインした肉まんが発売されたり、ゲームに登場する“ルイーダの酒場”をコンセプトにしたオフィシャルバーが誕生したり。コラボレーションしたリアル脱出ゲームや、ドラクエ風のドラマまで誕生し10月からスタートする『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(テレビ東京)は、シリーズ3作目となる人気ドラマとなっている。

日常でも効果が!? 何だか元気が出る&安心する呪文たち

 ドラクエの魅力のひとつである呪文は、大きく分けて「回復」「移動」「攻撃」「攻撃補助」「防御補助」「その他」の6系統。同じ効果でも、呼び方の段階によって呪文の威力が増していくという点が特徴のひとつだ。“さまざまな視点”から、ドラクエファンたちに好きな呪文について回答してもらった結果、1位には【ルーラ】が選ばれた。

 【ルーラ】は唱えた者とその仲間たちを、一度訪れた街などに瞬間的に運んでくれる呪文。ドラえもんのひみつ道具でいう“どこでもドア”みたいな魔法で、「あっという間に戻れて便利」(神奈川/20代・女性)、「この呪文が使えるのと使えないのでは進み具合がまったく違う」(滋賀/30代・男性)との回答がズラリ。シリーズの中で最もお世話になった言葉だという人も多い。また、ゲームの中だけでなく“実際に使いたい呪文No.1”との呼声も高く、「この呪文を覚えて運送屋を開業したい!」(新潟/40代・男性)などとユニークなコメントも見られた。

 2位は回復呪文の【ホイミ】。味方ひとりのヒットポイント(HP)を30程度取り戻すことができる。こちらもよく使用した、「一番初めに覚えた」(奈良/30代・男性)などと思い入れがある人が多かったほか、ゲームで多用していたことから、「体力を回復するという概念を植えつけられていて、言うと疲れが取れそうな気になる(笑)」(東京/20代・男性)、「ちょっと落ちつきたい時とかに心の中で言いたくなる」(東京/30代・女性)というように、実際に私生活でも呪文を使っているという人も。回復呪文では、上級の【ベホイミ】(5位)、【ベホマズン】(7位)もTOP10にランクインしている。

 続く3位の【パルプンテ】は、唱えてみるまで何が起こるか分からない呪文。時には闘っている際、相手に大ダメージを与えたり、時には体力が回復したり…時には使っても何も起きないなんて事態もあり、そんな遊び心が支持されている。一票投じた人の中からは、「初めてこの呪文を使った時、興奮してコントローラーを大きく動かしながら呪文を唱えるボタンを押したら、ファミコン本体がフリーズ。それまでのデータが失われる…という出来事がありました(笑)。友だちと『やっぱりパルプンテだね』と妙に納得してしまいました」(北海道/40代・男性)と思いもよらない珍エピソードも飛び出した。

 寄せられたコメントから、ゲームの呪文ながらどこかで日常とリンクさせている人が多いことが分かった今回の調査。冒頭で解説した山田孝之出演の『PlayStation4』のCMでは、社内会議で山田が「みなさん、日本経済のホイミ(回復)は期待できず、一寸先はパルプンテ(何が起こるか分からない)。今こそアジア市場へルーラ(瞬間移動)です!」と社員たちを奮起させるひと幕があったが、このように呪文だけで日常会話が成立してしまうその汎用性の高さも、ドラクエの呪文の魅力といえそうだ。あなたも生活の中で唱えてみると…面白い効果があるかもしれない!?
【調査概要】
調査時期:2016年7月25日(月)〜7月27日(水)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女の中から、『ドラゴンクエスト』シリーズで遊んだことがある人の回答を抽出)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

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