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『家売る』ダメ上司役も話題、仲村トオル“コメディ俳優”としても光る存在感
仲村と言えば、クールな“大人の男”というイメージが強いが、時折2枚目なルックスに似合わずおバカな役を自然体で演じてみせ、本作でも見事なまでにサラリと3枚目役を好演している。そんな仲村ももう50歳と聞けば、「あの『ビー・バップ・ハイスクール』のトオルも五十路かぁ…」と感慨深い人も多いだろうが、ますます円熟味を増す仲村の演技と“コメディ俳優”としての資質を、30年に及ぶ俳優歴を追いながら検証してみたい。
『ビー・バップ』や『あぶ刑事』、初期からほのかに感じるコメディの才気
「この作品は医療サスペンスドラマで、仲村さんの役どころは厚生労働省の役人。医療の裏に隠れた不正や疑惑を暴くシリアスな作品ですが、相棒の伊藤淳史さん(医師役)とのやり取りに、今回のようなコミカルな仲村さんに通じる“思わずクスっとなる”場面もありました。ドラマ『週末婚』(TBS系)や『海猿』(フジテレビ系)などの作品で“大人の男”というイメージが強かった人にとっては、少し意外な感じがしたのではないでしょうか」(ドラマ制作会社スタッフ)