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ローラや榮倉、中村アンなど、アスリート並みの“腹筋女子”なぜ増加?

  • イベントで美ボディを披露した榮倉奈々 (C)ORICON NewS inc.

    イベントで美ボディを披露した榮倉奈々 (C)ORICON NewS inc.

 近年、モデルでタレントのローラや紗栄子、中村アン、女優の榮倉奈々、松岡茉優、秋元才加など、メディアやインスタグラムなどのSNSで、見事に鍛え上げた腹筋を披露する機会が増えている。それに伴い最近は、一般女性たちの間でも「私も腹筋を割りたい!」とトレーニングへの意欲が高まっているという。ひと昔前まで、バキバキに腹筋を割ることは男性のステータスだったはずだが、なぜいま女性たちも腹筋を割ることにこだわっているのだろうか? “腹筋女子”たちの現状や増加の背景に迫る。

程よく鍛え上げられた腹筋が“魅惑ボディ”の象徴に

 美しいボディを手に入れることは、女性たちにとって永遠のテーマ。以前はそのスリムさや体重の軽さが重要視されてきたが、時代と共に憧れの対象が、さらに鍛えられた健康的なセクシーボディへとシフト。海外セレブやモデルたちを発信源にボディメイクへの関心が高まり、世界各地で“割れた腹筋=美ボディ”という風潮が広がっている。腹筋といえば、長らく6つに割れた「シックスパック」が憧れの対象となってきたが、最近はおなかの真ん中に縦線が入ったように見える「アブクラックス」も話題。ろっ骨まわりも意識すると、縦に3本線が入ったようにも見え、程よい筋肉とセクシーさを兼ね備えた魅惑的なボディとして人気を集めている。
  • 週1回のペースを目指しクロスフィットに通っているという中村アン (C)ORICON NewS inc.

    週1回のペースを目指しクロスフィットに通っているという中村アン (C)ORICON NewS inc.

 日本でもローラや中村アンなどの人気モデルやタレント、女優たちが自身のSNSにウエストが際立つスポーツウエア姿でトレーニングの様子を投稿したり、ファッション誌の表紙やテレビ番組、イベント等で、アスリート顔負けの腹筋を披露したりと、ボディメイクを極めた“腹筋女子”が増加。その驚きの美ボディがお披露目される度、「健康的で美しい!」、「私もこんな風に腹筋を鍛えたい!」などと、ネットが賑わっていることをご存知の方もいることだろう。
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SNSがトレーニングの継続やモチベーションUPにひと役? 「いいね!」欲しさにさらなる極みへ

 “腹筋女子”増加の背景には、女性たちの美意識の変化に加えSNSの普及やグローバル化も大きく影響しているという。「多くの女性がダイエットに関心を持ち、理想のボディを描いていると思います。以前はダイエットの成果というと体重だけで、結果が出なかったら自分の中で完結し諦めてしまう女性も多かったのではないかと感じます。しかし、SNSが発展したことで、自身のスタイルの変化(特にウエスト)をSNS上にアップすれば、賞賛の声がもらえたり、励ましの声が貰えたりする環境ですので、女性の心境としては『嬉しい』、『応援してくれる人がいるから頑張れる』というように、継続に繋がっているのではないかと感じます」と語るのは、東急スポーツオアシス・コンテンツ企画の横浜達也さん。

 近年、変顔アプリやビジュアル重視のフード、スイーツが人気を集めているように、SNSにおいてフォロワー数やいいね!数を増やすことは一種のステータスとなっている。著名人の美ボディを投稿で見て、SNSがトレーニングをはじめるきっかけになっているだけでなく、「私もあの芸能人みたいに、とことん鍛えてキレッキレの腹筋を投稿したい!」、「SNSで宣言しちゃえばやらざるを得ないし、いいね!も増えて一石二鳥」というように、SNSを活用することである種、さらに高いハードルを課しているようだ。

成果が出るからやめられない、美への追求に潜む中毒性

 割れた腹筋が女性たちにとって美ボディの新基準として浸透する一方で、過度に鍛えるのはいかがなものか?という声もある。女性の体は男性に比べて脂肪率が高く、ふんわりとした見た目の優しい印象や肌の柔らかさは、まさに女性ならではの魅力。特に男性の中には、「細すぎるよりも少しムチッとした感じが好き」、「色気がある」と感じている人が多いはず。“美の価値観”は人それぞれだが、そういう人たちの目には、アスリート顔負けのバキバキの腹筋ボディを目指す女性たちの行動は、少々“やりすぎ”に映ってしまうのだ。先ごろ写真集を発売し、久方ぶりに水着姿を披露した、女優・深田恭子への男性からの賛辞はその表れと言えるかもしれない。
  • 近年アスリートと化しているオードリー・春日俊彰(C)ORICON NewS inc.

    近年アスリートと化しているオードリー・春日俊彰(C)ORICON NewS inc.

 少なからずそういった意見がある中で、それでもトレーニングに夢中になってしまうのには、美への追求には“中毒性が潜んでいる”ことが理由として考えられる。日々コツコツとお肌や髪のケアを行ったり、エステに通ったりして、その成果に一喜一憂するのと同じように、徐々に鍛え上げられていく腹筋は美しさのバロメーターに。性別は異なるがそれは、ダウンタウンの松本人志やオードリーの春日俊彰がキレッキレのボディを追い求め、日々トレーニングに励むその心理と似ている。特に腹筋のトレーニングは頑張った結果が形として目に見えやすく、男性だけでなく女性もハマる人が多いのだ。実際にスポーツクラブでは、数年前と比べ腹筋を意識してトレーニングする女性が多く見られるようになっているという。

 夏は水着やノースリーブなど、肌を露出することが多く、改めて自身のボディラインについて見つめ直している、という女性は少なくないはず。美しいボディメイクを目指した“腹筋女子”は、この夏以降も絶えず増えていくかもしれない。

◆東急スポーツオアシス:http://www.sportsoasis.co.jp/(外部サイト)
 公式サイト「WEBGYM」では、“ながら”で行える腹筋トレーニングも紹介
 【その1】(外部サイト)【その2】(外部サイト)【その3】(外部サイト)

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