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“変わらぬ美貌”斉藤由貴、50歳を前に需要拡大
聖子ちゃんとは真逆? 他と一線画すキャラクターで一躍国民的スターに
そんな斉藤もいくつかのスキャンダルを乗り越え、90年代以降はさらに女優業に本腰が入りドラマ、映画に加えて舞台にも出演。93年のドラマ『同窓会』(日本テレビ系)では、男性同士のキスシーンや絡みがゴールデンタイムにガンガン放送されるという“日本初の同性愛を題材にした連続ドラマ”に主演するなど、着実に本格派女優へと成長していく。また、作詞家としてミュージカルの作詞や、ほかの女性歌手に作品を提供するなど、マルチな才能を発揮する中、自身は94年に結婚。現在は3児の母親でもある。
「06年の宮藤官九郎さん脚本の昼ドラ『吾輩は主婦である』(TBS系)では、“夏目漱石の魂が憑依するビンボーな主婦”役を演じて、大きな話題になりました。以降、お母さん役も普通にこなす一方で、『警視庁・捜査一課長』、『遺留捜査』シリーズといった、テレ朝さんお得意の刑事ものにコンスタントに出演。これらのドラマは確実に数字が取れるし息も長いので、斉藤さんのさらなる知名度アップに大きく貢献したと思います」(前出・スタッフ)
変わらぬ美しさ、歳を重ねて増すミステリアスな“魔性の魅力”
「50代を迎える今でもアイドル時代からの美貌をキープしていますし、公私ともにさまざまな経験を積んできているところも、女優としての振り幅が広く“円熟味”があります。バラエティ番組でも、きっちり話すトーク力があるし、たまに天然な発言をして結構面白いので視聴者にも好印象。反面、デビュー当時から漂わせている“ミステリアス”な雰囲気も健在です。そうした“ギャップ”や“プレミアム感”が、斉藤さんの場合、大いにプラスに働いていますね。制作側にしても、斉藤さんはオファーしたくなる存在なんですよ」(前出・スタッフ)
現在放映中の『真田丸』でも、阿茶局は側室ながら少々気弱な家康を相手に、時には叱り、時には的確なアドバイスを与え、時には敵武将の側室から得た情報を家康に横流しする…といった“策士”ぶりを見せつけ、今後のドラマのキーパーソン的な雰囲気を漂わせており、こちらも終盤に向けて斉藤のさらなる活躍ぶりが期待できそうだ。ミステリアスな魔性の女から、仕事のデキる女刑事、きっぷがいい肝っ玉母ちゃんまで、今後も斉藤由貴の活躍は八面六臂、媒体・役柄を問わず広がっていくことであろう。