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福原遥、“女優”としての新たな決意語る「お芝居で認められる力をつけたい」

 昨年、所属していた子役事務所から研音に移籍し、女優の道を歩み始めた福原遥。テレビ東京系ドラマ『MARS〜ただ、君を愛してる〜』出演や来年公開の映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』など、女優としての話題が続く中、白石隼也とともにW主演を務めたドラマ『グッドモーニング・コール』(フジテレビオンデマンド/Netflix)の映像作品がいよいよ発売される。原作は1997年から2002年まで集英社『りぼん』で連載された同居ラブコメの金字塔。福原自身、主人公・菜緒との共通点がたくさんあったという。

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今回は原作をいかに忠実に再現するかを意識しました

──初主演ドラマ『グッドモーニング・コール』の映像作品がいよいよ発売されますね。主演することが決まった時はいかがでしたか。
福原遥 すごく嬉しかったです! こんなに早く主演作をいただけるとは思ってなかったし、何より学園ものに出演することがひとつの夢だったので。

──ドラマ『MARS〜ただ、君を愛してる』もある意味、学園ものでしたが、テイストがぜんぜん違いますもんね。
福原遥 そうですね。『MARS』に出られたこともすごく嬉しかったのですが、普段の自分とは全然違うキャラクターだったので、悩むこともたくさんあったんですよ。でも、『グッドモーニング〜』の菜緒ちゃんは自分に似ている部分が多かったので、最初から演じやすかったし、ラブコメということで笑えるシーンもいっぱいあって、現場はずっと楽しかったという思い出ばかりです。

──ひょんなことから同級生で、しかも学園一の人気者と同棲することになる、というストーリーについて、現在高校3年生の福原さんとしてはどう思いましたか?
福原遥 実際にはあり得ないからこそキュンキュンする、少女漫画好きにはたまらないシチュエーションですよね。でも“同棲”というシチュエーションはファンタジーだけど、学園で起こるいろんな出来事とかは「わかる、わかる」っていうふうに共感できるところがいっぱいありました。何よりストーリー全体があったかくてほのぼのした空気感に包まれていたので、とても幸せな気持ちになるお話だなと思いました。

──明るくて何事にも一生懸命で、だけどけっこうドジで天然な菜緒役がとてもハマっていましたが、役作りはどんなふうにしていったんですか。
福原遥 まずは、とにかく原作を読み込みましたね。クランクイン前には(上原久志を演じる)白石隼也さんも一緒にリハーサルを重ねたんですが、その時も原作を横において臨みました。監督からも「こういう時、菜緒だったらもっと大きなリアクションをするよね」などとアドバイスや指摘をいただきながら、役作りをしていきました。最初は「ドラマでこんなにオーバーにお芝居しちゃっていいの?」って思ったんですが、そのほうがラブコメの楽しさも出るし、だんだんハジけていきました(笑)。おかげでプライベートでも身振り手振りが大きくなっちゃいましたね。

──菜緒のコロコロ変わる表情も、原作そのままで楽しかったです。
福原遥 表情も原作通りにやってみようと、いろいろ研究しましたね。とにかく今回は原作をいかに忠実に再現するかを、出演者、スタッフみんなでチャレンジした作品だったと思います。特にキュンキュンなシーンは、原作そのまんまのところが多いんですよ。たとえばエレベーターでのシーンは、ボタンを押す指の位置から、光の加減から、絵の角度から、本当に原作そのままなので、漫画と見比べてドラマを見ていただくと、きっと2倍楽しめると思います。

抜けているところは菜緒に似ているかもしれない(笑)

──ところで、先ほど菜緒とご自身は近いとおっしゃってましたが、どんなところが似ていると思いましたか?
福原遥 抜けてるところですね。菜緒ちゃんの制服のスカートのファスナーが開いてしまってていて、上原くんに指摘されるシーンがあるんですが、私もけっこうこれやっちゃうので(笑)。あとは口を開けて寝ていたり、気づくと足を開いちゃってたりというガサツなところも似てるかな。家族や親戚にも、ドラマを見て「遥そのまんまじゃん」って言われました(笑)。

──性格的にはどうですか? 
福原遥 どうかなあ? 菜緒ちゃんって喜怒哀楽が激しくておっちょこちょいで、けっこうガサツで、だけど素直で正直でぜんぜん飾らない。だからこそみんなに愛されるんだろうなって思うんですよ。女の子から見ても応援したくなる、まさに少女漫画のヒロインって感じの女の子ですよね。

──しかも学園一の人気者の彼女になったり、他にもいろんなイケメンに告白されたりと、けっこうモテてるんですよね。
福原遥 そう! 最後のほうとか、こんなにモテていいの〜!? って思いました(笑)。でも原作を読んでいると、菜緒ちゃんって周りをハッピーにするオーラみたいなものを持っているんですよね。だからごく普通の女の子だけど、あんなにモテるんだろうなって思うんです。そういった部分をうまく表現できてたらいいなと思って演じていました。

──福原さんの持ち前の明るい雰囲気は、菜緒そのものでしたよ。ちなみに数々のイケメンキャラクターが登場しますが、誰が一番タイプですか?
福原遥 そうですねぇ、私だったら大ちゃん(桜田通演じる篠崎大地)かな。やっぱり幼なじみの関係って憧れますよね。小さい頃からずっと見ていてくれて、いろんな面を知った上で好きになってくれて、しかも1歳年上なので、ちょっとだけお兄さんの目線で見守ってくれてるという。結婚するなら大ちゃんみたいな人のほうが幸せになれる気がします。だから、大ちゃんの登場シーンって切なすぎるんです。特にクリスマスの回、ケーキを持って帰る上原くんの後ろ姿を見つめる大ちゃんの表情は本当に印象的でした。私もいち視聴者の気持ちで観ていたら、泣いちゃったんですよ。

──なのに菜緒はぜんぜん大ちゃんの気持ちに気づいてないという。
福原遥 本当ですね。菜緒ちゃんは本当にそういうところが鈍感というか。もう、こんなに大ちゃん優しいのに! って思いました。そういうヤキモキ感もラブコメの醍醐味ですよね。

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