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野村周平インタビュー『自分が変わった2015年の転機―いい意味で適当になった(笑)』

自分自身が変わる転機になった2015年

――公開が待ち遠しいですね。野村さんにとって2015年は、どんな1年でしたか?
野村盛りだくさんでしたね。最初から最後まで怒濤の1年でした! いま何をやっているんだろう? って思うくらい仕事をしたから、逆に嬉しいくらい。いろいろな作品に出させていただきましたし、月9では嫌われ役でしたし(苦笑)。

――主人公の恋敵・蒼井翔太役を好演した月9『恋仲』の反響は大きかったですか?
野村中高生を中心にティーンズがすごく気づいてくれるようになりました。男性からも街で声をかけられるようになって。

――第一印象の悪さから一転、後半、不器用な翔太の男気が明らかになっていくと、翔太派に回るファンが急増して、ドラマを盛り上げましたね。
野村とことん嫌われましたけど、最後だけいいヤツになってよかったです。

――野村さんにとっても、愛着のある役だったんですね! 昨年とくに印象に残った作品はありますか?
野村全部の作品がいい思い出です。すべてが楽しかったし。自分自身も変わった1年だったと思います。

――どんなところが変わったのですか?
野村自分の心がオープンになって、現場のみんなとオープンな関係で話せるようになったというのが、いちばん変わったところです。いままではプライベートの友だちの方ばっかりだったけど、俳優の仕事もプライベートと同じくらい楽しめるようになったので。それが転機ですかね。

――どの作品がきっかけになったんですか?
野村『ちはやふる』ですね。みんなでワイワイやっていたら、もういいや! ってなって。いい意味で適当になりました(笑)。

自分の芝居に対する自信が欲しい

――2016年は1月からさっそく連続ドラマ『フラジャイル』がスタートします。今年はどんなことに挑戦したいですか?
野村もっといろいろな仕事をしたいです。ヒューマンヒストリー的な重い話もやってみたいとも思うし、キレイでオシャレな映像作品にも出たいです。光とかがきれいな世界観の作品に。例えばウォン・カーウァイとか。

――俳優として、いま手に入れたいものはありますか?
野村自信かな。自分の芝居に対する。今より明確に、完璧に、いつでもいい顔をしていられるような自信がもっと欲しいなって思います。

――どうすれば、いい顔になれる、と?
野村僕の考え方ですよ! やっぱり、自分がイケてる! 自分の芝居はうまい!! 自分はカッコいい!!! って思わないと、自信って出てこない(笑)。そのためには、それに見合った芝居をして“よし、いまイケてた!”って思えると、自信も出てくる。だから、いまいい芝居をしていたなという瞬間を、もっともっと増やしてくってことですね。芝居に対しての意気込みを増やしていった方がいいのかなと思っています。そういう感じでやっていって自信をつけたら、パーン! と弾ける感じになれるかなって(笑)。なかなか難しいんですけど。

――お忙しいなか、趣味のBMXは続けていますか?
野村もちろん(笑)。やらないと! 体作りも含めてやっているので、仕事にもつながっていますし。BMXでストレスフリーにして、って意味でも、これからもずっと続けていきたいと思っています。

――大会などに参加する予定は?
野村出たいんですけど、なかなか日程が合わないんですよね。でも、今年は出たいと思っています。2016年は海外に行って、プライベートも仕事も含めて、新たなコミュニティを作りたいんです。自転車で回ったら、必ず友だちもできるし。やっぱりBMXを含めて自分のプライベートがあったから、いまの仕事もできていると思うから、そこは同じルートをたどって、2016年もマイペースでやれたらと思います。
(文:石村加奈/撮り下ろし写真:逢坂 聡)

ライチ☆光クラブ

 黒い煙と油にまみれた町・螢光町で、廃工場の秘密基地に集う「光クラブ」を結成した中学生のタミヤ(野村周平)たち。転校してきたカリスマ性があるゼラ(古川雄輝)が途中から加わり、メンバーたちは“ライチ”と名づけられた人造人間を作る。そして、ライチに美しいものを連れてくるように命令し、美少女のカノン(中条あやみ)と数人の少女を連れてくるが……。

監督:内藤瑛亮
出演:野村周平 古川雄輝 中条あやみ 間宮祥太朗 池田純矢 松田凌 戸塚純貴 柾木玲弥 藤原季節 岡山天音
2016年2月13日(土)新宿バルト9ほか全国公開
(C)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
【公式サイト】(外部サイト)

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