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(更新: ORICON NEWS

今話題の“岡山の奇跡”桜井日奈子の素顔とは?!

 “岡山の奇跡”として注目を集めている桜井日奈子が出演する大東建託『いい部屋ネット』の新CMが、12月28日からオンエアされる。前作より華やかにバージョンアップした新CMの撮影現場に、潜入取材を敢行した。撮影の裏側から垣間見える彼女の素顔だけでなく、仕事を通して感じたことや夢について桜井が語った。

監督の指示で猛練習――真剣な表情でモニターを覗く桜井

 前作では桜井が「ズンドコ節」の替え歌を歌い、バックの4人娘と一緒に踊っていたが、今回は誰でも聴き覚えのある楽曲(吉本新喜劇のテーマソングでも使用)で踊る。舞台は駅前、この日はまず、桜井と4人娘が駅から出てくるシーンの撮影から始まった。

 <日当たりよろしく、コンビニ近し、探していますマイルーム〜>と歌が流れ、桜井を先頭に5人が縦一列になって、前後にステップを踏みながら前へ。駅前に出ると、後ろの4人が横に広がって顔を出す。桜井は“マイルーム”の“ム”の唇を大げさに尖らせた顔でキメる。ステップや4人が顔を出すタイミングを何度も確認しながら撮影。ニット帽の桜井は、合間のメイク直し中は唇を結んで堅さも見えたが、音楽が流れてカメラが回ると一気に弾けた表情に。監督から「目をクリクリさせて」「華やかな笑顔で」などと指示が出ると「はい」とうなずき、口を動かす練習に励む。時折り共演者の4人娘と仲良く話して、リラックスした笑顔も見せた。
 前へ出るステップを間違えて「ごめんなさい!」と謝罪するも、監督が「今のはメイキングで使ってください」と笑わせるひと幕もありつつ、だんだん5人の息が合ってくる。桜井が深呼吸して何度目かのテイクに臨み、真剣な表情でモニターを覗く。監督が「OK!」と言うと、うれしそうに自ら拍手していた。

休憩中もみんなで振りを合わせたり、和気あいあいの撮影現場

 次はメインのダンスシーン。駅前で5人が桜井を頂点にしたV字型に。<いい部屋いい部屋いい部屋ネットでいい部屋見つけたい〜>という歌は、夏の「ズンドコ節」よりテンポが速い。両手で頭上に屋根の形を作りながら、腰を振って片足を跳ね上げたり、コミカルだが全身を使うダンスになっている。立ち位置を綿密に決めて踊り、ダンスの先生から肘や膝の曲げ方など動きの変更が入る。セットには強いライトが当てられ、冬衣裳の桜井が思わず「暑〜い!」と叫ぶ場面も。
 ダンスの先生が「屋根を作るときに手を強くキメて」、監督が「(“見つけたい”の)“い〜”の後の表情も最後まで頑張って」などと指示が相次ぐ。出だしの場面以上のテイクを撮り、40分ほどかけた後、監督が「はい、OK!」と言うと、桜井は振り向いて4人娘の1人ひとりと笑顔でハイタッチを交わした。続いて、近づいてきた警察官、後ろを歩いていたOLや女子高生たち、立っていたポストも一緒に踊るシーン。手と脚を横に広げてガニ股になる振りがあって、見ていると楽しげで、登場する人も増え、画面はにぎやかに。監督にも「表情がすごくいい」と絶賛されるほど、撮影はスムーズに進んだ。
 桜井と4人娘たちは前回以上に打ち解けた様子で、休憩中も振りを合わせたり、にこやかに話していた。桜井の印象は「おとなしい子かと思っていたら、みんなに話し掛けてくれて」(福田メイコ)、「画面では天使ですけど、しゃべると普通の高校生」(三村ことみ)、「岡山の名物の話とかをしています」(阿蘇小百合)とのこと。「お昼ごはんになると、すごく喜びます」(佐倉星)との声に、桜井は「気づかれてた? 恥ずかしい……」とテレていた。

高校卒業後、ひとり暮らしは楽しみのひとつ

 桜井は今回のダンスを振り返り、「パワーアップして難しくなりました」という。「脚をバタバタさせたり、腰を入れて上下したり。練習中から、みんなで『キツいね』と言っていて、ふくらはぎや太ももが筋肉痛でパンパン。でも、監督が100%で満足せず120%を求めてくれるので、私たちも妥協は一切せず頑張りました」。幼稚園から高校までバスケットをやっていた桜井はスポーツは得意だが、「ダンスはちょっと違って、しなやかさやノリを重視しています」とのこと。歌に関しては「得意じゃなくて、カラオケでも友だちの歌を聴いていることが多い」とか。今回の曲は「おちゃらけた雰囲気ですね。前回から監督には、歌を録るときも『目をこぼれ落ちるぐらい開いて』と言われてました(笑)」と話していた。
 現在高校3年で受験生の桜井は、東京の大学への進学を目指している。「お仕事をさせてもらえるなら、大学に行かなくても……と考えたこともあります。でも、大学でいろいろな人と接するなかで、間接的に女優さんになるための幅が広がったり、磨けるものがあると思って」。そう語る通り、彼女の夢は女優。「CMのお仕事のなかで興味を持ちました。たとえば目を見開くのも、自分でやっているつもりでも画面を通すと伝わってなくて、自分で“やりすぎた”と引くぐらいでちょうどいいとか、表現の難しさや面白さをちょっと知ったので」。
 上京したら生活も変わりそうだが、「ひとり暮らしは楽しみのひとつ」という。「大変だと思いますけど、解放感がありそう。料理とか全然しないので、これを機にできるようになって女子力も高めたいです(笑)」と笑顔を見せる。「渋谷とかキラキラした街を歩きたいし。でも、住みたいところはセキュリティ第一で、スーパーが近くて、欲をいえば駅も近いといいですね。ただ、岡山と違って、東京はコンビニで何でも揃うじゃないですか。野菜とか売っていてビックリしました。スーパーがなくても、コンビニが近かったらいいのかな」とひとり暮らしへの憧れを語った。そして、東京で住む家は……。「もちろん『いい部屋ネット』で探します(笑)」とCMにかけて語っていた。

(文:斉藤貴志/写真:田中達晃)

「いい部屋新喜劇 オーロラ」篇のCM&メイキング映像

桜井日奈子(さくらい ひなこ) プロフィール

1997年4月2日生まれ。岡山県岡山市在住。
2014年に『岡山美少女・美人コンテスト』で美少女グランプリを受賞。それをきっかけに、地元の地域活性の活動を始める。大東建託『いい部屋ネット』など全国オンエアのCMに出演し、“岡山の奇跡”と呼ばれ、注目されている。

桜井日奈子 オフィシャルサイト(外部サイト)

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