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松坂桃李インタビュー『ドラマ、CMのスーツ姿が新鮮!! セクシーな大人の顔が垣間見えた!?』

謎が謎を呼ぶストーリーと、クールでスタイリッシュなアクションが好評。回を追うごとに話題がふくらむドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)に主演する俳優・松坂桃李。これまでのイメージと少し異なるスーツ姿の刑事役で新鮮なインパクトを残している松坂だが、タイミングを同じくしてスーツブランド「ORIHICA(オリヒカ)」のCMキャラクターとしてもカジュアル&フォーマルのスーツ姿でスタイリッシュな大人の顔をのぞかせている。そんな松坂にふだんのファッションへのこだわりやプライベートでの身だしなみについて思うことを聞いた。

人間的な厚みと深みがにじみ出るスーツ姿への憧れ

――『サイレーン』では、ストーリーもさることながら、女装にオタクファッション、ときにはシャワーシーンまで。松坂さんの七変化っぷりに、毎回ハラハラドキドキしています。撮影はいまどんな感じですか?
松坂どんどん、おもしろくなっている感じがあります。ちょうどいま7話目を撮っているのですが、すごいことになっていて! 後半になるにつれて、アクションもより本格的になりますので、ぜひ楽しみにしていてください。

――最初はとても新鮮でしたが、回が進むにつれてすっかり板についている感がある松坂さんのスーツ姿ですが、主人公・里見偲刑事のスーツのポイントは何ですか?
松坂(里見は)警視庁機動捜査隊に所属しているので、犯人ともみあいになったときに、ネクタイを武器にされて首を絞められるようなことがあってはいけないんです。なので、里見はネクタイをしないことにしています。あとは、けっこう走ったりするので、動きやすい素材のものですね。

――仕事のよき相棒であり、恋人でもある猪熊夕貴(木村文乃)とは、なんとなく洋服のトーンも似ていて、仲良しの感じがしますね。
松坂腕時計は色違いのものをつけていますが、スーツについてはとくに打ち合わせてはいないんですけどね。おのおのの主張が自然とかぶって、ああいう組み合わせになった感じです(笑)。

――ちなみに猪熊のような、パンツスーツ姿の女性にはどんな印象をお持ちですか?
松坂バリバリ、キビキビ仕事をしている感じがある、できる女性ですかね。自分の意見をしっかり持っていて、ちょっと気が強かったり……。勝手なイメージですが(笑)。でも、カッコいいですよね。

――カッコいいといえば、里見の上司・安藤課長(船越英一郎)は、いつもバシッと決まっていますね。同じスーツと言えども、里見とはまた違った大人の雰囲気で!
松坂船越さんは身長もありますし、人間的な厚みと深みとでもいいますか、そういうものがにじみ出ていますので、スーツの似合い具合が僕らとは全然違います。だってスリーピースですよ! そういう姿にも人間性にも憧れます。

自由にどこにでも行けるという雰囲気が出せれば

――スーツ姿の刑事役も新鮮なのですが、松坂さんがイメージキャラクターを務めるファッションブランド「ORIHICA」のCMがカッコいいと、ツイッターなどで評判になっていますね!
松坂そうなんですか? いや〜ありがたいんですけど、すごいですね、ツイッターって(笑)。

――「NAVY&BLACK」のスーツの美しさが際立つ近未来的なCMに仕上がっていますが、撮影にはどのように臨まれたのですか?
松坂“ビジネス 二 自由ヲ”というテーマで撮影をしました。世界中に自分ひとりしかいなくなっても、着たいものを着て、行きたい方向へ行く。そんな、自由にどこにでも行けるという雰囲気が映像に出ればいいなと思いながら、撮影に臨みました。車を止めて無人の状態を作るために、早朝のわずかな瞬間を狙って、朝3時に起きて撮影しました。

――だから映像に透明感があるんですね。役を離れたお仕事でも、舞台挨拶などスーツを着る機会があるかと思います。スーツの着こなしの素敵な俳優さんといえば、どなたが思い浮かびますか?
松坂映画『日本のいちばん長い日』の舞台挨拶で、本木雅弘さんが本当にカッコよかったんですよ! セクシーで、ダンディで、着せられている感が微塵もなくて。どこかハリウッドの俳優さんたちにも似た、着こなし方をされているなと。僕も、本木さんのようなスーツの似合う男になりたいと思いました。年を重ねていって、ああいう似合い方ができたらと思います。

――いまでもとってもお似合いだと思うのですが、どうすればスーツの似合う男になれると思いますか?
松坂どうしましょうかねぇ(笑)。そのひとが積み重ねてきた経験というか、センスというか、さらに人間的な中身に加えて、体格もあるでしょうしね。胸板が厚いと、シャツの襟がピッと立ったり、タイも少し立体的になって。それだけで全然(見え方が)違うと思うんですよね。とはいえ、役によって体重を増えたり減らしたりしなければいけないので、常に大胸筋を鍛えるわけにもいかないのですが(苦笑)。

ポイントはシルエットと素材感、目に優しい色味

――プライベートシーンで松坂さんは、どんなときにスーツを着ますか?
松坂スーツを着て出かけるとなると、オフィシャルな場というか、ちょっと襟を正して行かないといけないような、スイッチをオンにする感じのイメージがあります。結婚式やパーティ、作品を撮り終えた後の打ち上げとか……。

――そういうときは自前のスーツで?
松坂はい、自分で用意します。そんなに持っていないですけど(苦笑)。

――初めて自分で買ったスーツは、覚えていますか?
松坂僕の事務所の社長は、すごくドレッシーな方で、たまにパーティに連れて行ってくれるんです。生まれて初めて自分で買ったスーツも、社長にパーティに同行させてもらうことになって、スーツを持っていないと言ったら「すぐに買いなさい」って。お店とかも全然知らなかったので、スタイリストさんに教えてもらって、慌てて買いに行きました(苦笑)。採寸して、オーダーメイドのスーツを作ったんですが、まぁ緊張しました(笑)。

――オーダーメイドのスーツって、グンと大人になった感じがしますね。ではスーツの思い出といえば?
松坂成人式のとき、ちょうどこの仕事を始めたばかりのころで、式には参加できなかったんですが、二次会にスーツを着て行きました。成人のお祝いで両親がプレゼントしてくれたスーツだったんですけど、ちょっとサイズが大きくて、いかにも着せられているような。そんな、かなり初々しい感じの思い出がありますね(笑)。

――ちなみに松坂さんのスーツ選びのポイントは?
松坂シルエットと素材感。あとは目に優しい色味ですね。黒とかネイビーとか、グレーとか。「ORIHICA」のスーツは基本、落ち着いた色味が多くて、ちょっと上品さもあって、個人的にも好きです。

――この冬、トライしてみたいスーツの着方があれば、教えてください。
松坂今日みたいに、キュッと細めのタイや、ちょっと小さめの襟だとオシャレに見えますね。あとスーツにスニーカーをカジュアルに合わせるのも、おもしろいと思います。
(文:石村加奈)

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