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ORICON NEWS
大学公認のリアルな「テラスハウス」があるってホント? 外国人留学生と住む国際セミナーハウスに潜入!!
まずはハウスの日常生活に密着!
ハウス内をのぞいてみると、共同施設として食堂やシャワー・洗面・洗濯の各ルームのほか、ラウンジやコンピュータルーム、ドリンクの自動販売機と充実した設備が揃っています。ハウス内のあちこちでは、英語が飛び交っていて、まるで海外へ来たような感覚。
部屋は、男女それぞれ別のフロアに設置。各部屋は、基本的に寮生が2人1室でシェアしていて、外国人留学生同士のほか、大学の「ルームメートプログラム」として日本人学生が外国人留学生と4ヶ月間、共同生活をしているところも…。さっそく、共同生活中の上場美幸さんと、オーポン・ボンサラさんに生活の感想を聞いてみました。
ただ、充実した生活も、周囲のサポートがあってこそ。聞けば、ハウス内には一般寮生のほかに、あるミッションを担った学生も住んでいるそう。早速、直撃してみました!!
留学生のサポーター・RAとは?
ということで、RAのみんなはどんな生活をしているのか、聞いてみました。
「スウェーデンでの留学後も、日常的に英語を使いたかったことと、留学生のお世話をしたいという気持ちからです」と田中さん。大崎さんも、「英語を話せる環境に身を置きたかったからです」とのこと。冨村さんも「昨年ルームメートプログラムを体験したときに、外国人留学生から信頼されていた先輩RAの姿を見て、自分もそうなりたいと思いました」とのこと。みんな、語学や幅広い体験をしたいという気持ちで始めたようです。
大崎さん「外国人は個人主義という先入観があるかもしれないけれど、みんなすごく気遣いをしてくれます」。田中さん「協力的な学生が多いよね。でも、外国人留学生といっても、子どもを見ているみたい。私なんて、『お母さん』って呼ばれていますから(笑)」。細かい部分での違いは感じていても、基本的には生活を共にする仲間や家族という存在のようです!
「毎日英語に触れるので、語学力がつきます」(大崎さん)。「沖縄出身なので、RAの期間は無料で住めるところ。RAは一人部屋ですし(笑)」(冨村さん)。「国内外のたくさんの人々との出会いがあって、深く知り合えるところです」(田中さん)。実際に、RAやルームメートたちの多くが、帰国した外国人留学生とも長く連絡を取り合っているとか。
最後に、語学のほかに、学べることや成長したことを聞いてみました。そもそも、RAは日々の生活での寮生サポートのほか、80名を超える学生の前でイベントの司会をしたり、発表をすることもあるんだそう。その経験から、「留学生の見本となる立場なので、人間性や社会性、人と人とのコミュニケーション能力も養われたと思います」と田中さん。同じく大崎さんは、「行動力や企画力、リーダーシップも育まれると思います」、冨村さんは、「僕は海外へ留学して、現地で働きたいという目標があります。おかげで、海外でもやっていけるという自信がつきました」と話してくれました。“関西外大版テラハ”には、刺激も成長も盛りだくさんのようです。
学生たちそれぞれにとって、大きな経験となっているグローバルな共同生活。続いて、ルームメートやRAのみんなに、”セミナーハウスあるある”も聞いてみました!
学生たちに聞きました! 「グローバルあるある」Q&A!!
「今は、アメリカ人の留学生が大半です。でも、国籍は幅広くて、ほかにも、ドイツ、フランス、デンマーク、アルゼンチン、オーストラリア、韓国、ベトナム、ケニアほか、世界各国の学生がいます」(田中さん)。
「ハウス内では自炊するので、いろんな国の料理が並びます」(冨村さん)。
「名前は分からないけれど、アメリカ人留学生がつくったポテト料理が絶品でした」(田中さん)。
「見たこともない食べ物に出会うことも。オーストラリアの留学生が、食パンに黒いものをぬって食べていて。勧められて食べると、しょっぱくて変な味。結局、何かわからないままでした(笑)」(上場さん)。
「国にもよりますが、食事した後の食器を日本人のように丁寧に洗わない人も結構います(笑)」(田中さん)。
「アメリカの学校では、週末はパーティーばかり。その感覚がなくて勉強しやすいです」(ボンサラさん)。
「ルームメート時代に、オーストラリア人留学生と共同生活をしたときのことです。冬に暖房をつけていると、相手は半そでで『暑い』と消してしまう。しばらく暖房の主導権争いをしました(笑)」(冨村さん)。
「外国人留学生に日本語を教えることが多いのですが、あらためて日本語の難しさを実感しました。いちから学ぶと考えると、もともと日本人でよかったと思います」(冨村さん)。
「部屋が和室なので、床で寝るのは初めて。海外から見た意見ですが、日本の布団は少し固いかも(笑)」(ボンサラさん)。
「私はまだまだですが、語学が伸びることです」(上場さん)。
「留学生と日本人学生の国際交流の場として、セミナーハウス内でのパーティーや、大学でのイベントも行えることです」(田中さん)。
Q:私だけの「あるある話」を教えて?
「学生なので、外国人留学生もできるだけ節約しています。衣服も、ハウスの近くにある『しまむら』という衣料品店が人気です」(上場さん)。
「ゲーム好きの留学生が多い。ハウスに入ってすぐに、中古のゲームを買った留学生もいます」(大崎さん)。
「『ポケモン』や『バクマン』など、アニメ好きも多いです。留学生に部屋へ呼ばれて、熱心に『セーラームーン』3話分を観せられたことも…」(冨村さん)。
異文化同士だからこそ、新鮮な見方があったり、未知の発見があるもの。
しかも、ひとつ屋根の下でのリアルな共同生活だからこそ、外国人留学生だけでなく日本人学生たちにとっても、大学での授業に勝るとも劣らない大きな糧になっているのだ。
関西外国語大学
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